「一見便利そうなモノは良く考えて向かわないと痛い目に合う」
OxygenNotIncluded のゲームデザインでもっとも良く出来てるところ
おおむねこういう風に考えておくとよく
「そのまま使えそう、すぐ使えそう、工夫しなくてもよさそう」
と甘く考えてすがるプレーヤーには、嫌というほど
「その時は気づけなくて、後々になってプレーヤーを逃げ場なく徹底的に追い詰める存在」になる
因果の小車なので、問題が表面化した時に原因が特定できない
> 因果の小車 : 原因と結果が永久に繰り返されるさまを、いつまでも止まらない車の輪にたとえていう。
1.このゲームは失敗から学ぶので、ガンガン詰んでやり直す
本稿は何度か詰みを経験して、読んで「あーーーーーー(そういう時期もあったわーー)」となる人を想定。
何度やってもうまくいかない人へのヒントとしても。
「野生動物殺せば肉になるから食糧は困らないか」
この発想で保全を考えず狩猟していると、このゲームで最も強烈なペナルティである”資源の再生不可”を受ける
→石炭が枯渇して石炭発電機がいずれ使えなくなることが確定する
→
肥料と リン鉱石 が枯渇資源になることが確定。惑星によってはリード繊維が入手不可に確定全農作物の栽培コストがそれ以前の倍かかるようになるのが確定
シンブルリードが自生していない惑星では"絶対に詰むのが確定"する
→ ヘドロ、漂白石が枯渇資源になることが確定
→ 最高クラスに生産性の高い食用植物が2つも栽培不可になる
→ 自生植物を二度と植栽できなることが確定
一応
岩石粉砕機で砂自体は生産できるが、表土を砂に変換するチェーンを失う
→ 石灰を他の卵の殻か化石からでしか得られなくなることが確定
→ 遊んでいるパソコンのスペック的な意味でいつか詰むのが確定
→ FPSの低下が絶対に抑えきれなくなるので、どう頑張ってもいつかはプレイ続行不可能になる
→ 全ての野生動物が全滅
→
鋼鉄が作れなくなることが確定。ロケット建造やモニュメント建造が事実上不可能になる→ 詰み
むしろ「絶滅されないように早めに飼育を始め」ないとマジの詰みにつながる
「酸素不足?息止めて我慢してもらうしか」
→ 食堂までの移動経路に二酸化炭素が充満して複製人間が食べ物を運びきれない
→ 食糧が充分にあるにも関わらず餓死
→ トイレで呼吸できない
→ 「トイレあるのに、なんで失禁しまくるんだ?ストレス?」
→ キッチン、農園までたどり着けない
→ 「食料不足!?畑が足りなかったの?」
表面的に見える問題が『食料不足』なので根幹の問題に気づくまでに時間がかかる
「どれもこれも重要だから」「今は緊急事態なので」
→ 発電燃料は充分にあるのに配給よりも人力発電機に向かう
→ 食糧の備蓄はあるのに農作業や調理にかかりっきりで緊急事態が全く収束しない
「食べ物、ミールウッドで充分だよね。早く育つし」
脱ミールウッド論 「贅沢は言わないで不味くてもこれで我慢して」と思ってしまうプレーヤー心理
士気不足によるストレス過多と人手不足の原因になってるのに気づけない
別に居住区は30℃を超えても問題ないのに、自分自身で温暖化対策の必要性を高めてしまう
「ちゃんとベリーも植えた!これでもう充分でしょ」
→ 「あ、もう水が無い」
意外な節水方法 で述べたような「ブリッスルブロッサムだけで食糧はいいか」と依存してしまう心理
「蒸気噴出口!これで水不足は解決した!」
「周囲環境が熱くなるけど、しょうがない」と早々に割り切るプレーヤー心理
→ 「ミールウッドもブロッサムもどんどん枯れてくんだけど、なんで……??」]
「部屋が熱い。冷やさなきゃ」
「冷えるらしい」で飛びついてしまう心理
ウィーズウォートを酸素や二酸化炭素の空間に植えて全然冷えなくて困る
→ 「本数が足りないのかなー?」
本数でなく、吸わせる気体次第で性能が落ちることに気づかない
鉢に植えたウィーズウォートは水素に満たされた空間なら、石炭発電機1.3台分、水素発電機3台分の発熱を相殺できる
が、酸素を吸うとこの能力は半分以下に下がる。二酸化炭素なら1/3に落ちる
「天然ガス!これで電気問題は解決した!」
「石油発電機、1番発電するじゃん」
「作ったのに電気足りない……まだ増やさないといけないかなぁ?」
金属火山攻略 で「製錬しなくてもいいんだ便利」と飛びついて惑星を徹底的に灼熱にさせる罠
高温蒸気間欠泉 に「工夫しなくてもタービンこれで使える」と飛びついてしまうプレーヤー心理
「ググったらこんな仕組みを見つけた!マネすればいいか!」
「あれ、全然役に立たないっていうか動かないな……」
そこに書いてある諸注意事項や設定値の根拠、設備の内部構造の数の根拠をよく確認せずにデッドコピーを作る
→
通電していない ドアポンプ の設定値が各ドア1秒にしてあってドア内部で気体を消失させてる→ タービンの稼働を温度で制御してない
→ 薪ストーブよりも発電量が少なく、期待ハズレの発電機だと誤解する
先に覚えるべきは各物質の熱性能パラメータを見て確認する癖
→
ピップを放した場所の下に既に植物が3つ植えられている→
氷水メーカー が大量の水を冷やすのに向いていない留意事項を読まずに貯水地に組み込む→
意外な節水方法 で「需要に合わせて植える株数を減らして調整する」ことをしないこの場合、「見よう見まねで”モノの組み合わせだけ”マネ」しているとそうなる
設備台数の数、設定値、配管構造はそれなりに原案側に理由がある、と思った方が良い
試しにやるなら、先ずは完コピして、その理由などを肌で実感した後
完コピしたものの動作を見てからアレンジを試したほうが自分なりのスマートなアイデアを創出できる
料理をいきなり自己流アレンジする前にレシピ通りに作るのと一緒