ウィーズウォートや反エントロピー熱無効化装置への過信
TL;TD
そもそも無い星がある
蒸気タービンの熱破壊ポテンシャルはAETNの11倍、ウォート73本分に相当する ウォートやAETNの捜索探査に採掘時間を使うなら
粘土を採掘して
セラミック焼いてた方がマシ
蒸気発電設備の断熱素材にセラミックは大量に要る
AETNを利用した冷却設備を作るのに時間と資材を使うぐらいなら別の方法で冷却設備を人工的に作ったほうがマシ
まずはこれ。しかもそんなに難しくない。
これだけでAETNの7倍速い冷却システムになる
それだけ、その熱を受け付ける側の仕組みが必要にはなるが。
後半で
#超冷却剤 が使えるようになったら、その差はもっと出る。
AETNの15倍も何かの熱を運ぶ力がある
「寒冷バイオームがそもそも無い星がある」
本稿で強めに述べている理由はこれ
あまりに冷却方法をAETNやウィーズウォートに頼っていると、コレ以外の冷却方法を自分で模索しなくなったりする
これもある。
具体的にはこのような「効率を求めて出した”要領の良さそうな”指標」
「反エントロピーで熱い酸素を冷やしてコロニーに送りたい」
「反エントロピーには水素が要るから、
電解装置で作れば確実に近くから送れる」
「そうか!酸素生産施設を寒冷バイオームで作って反エントロピーで冷やして居住区に送ればいいんだ!完璧では!?」
無論、それは別に全くの間違いではない。というか筆者だって始めたてのときに陥った思考(んで失敗した)
問題は自他にソレが”最善”だと思い込ませるような吹聴をすること
一度コレに囚われると「反エントロピー熱無効化装置を見つけるまでコロニーの作りを決められない」みたいな本末転倒が起きる
「状況や環境を利用する」のは要領が良いが「都合のいい状況や環境でないと軽快に進められない」のは要領よくはない
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は10kg/s送水できる。サイクルにして
6000kgリソース源として、95℃の
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から水を得ているとして仮定する
その場合、各熱破壊スキームでどれだけ温度を冷やせるのかを理論値で検証
比較するのは直接的な冷却でなく、それぞれの仕組みが行う熱エネルギーの破壊力について
AETN1基の熱破壊
-80kDTU/s
6トンの水を1サイクルで2℃冷やせる程度の力しかない
蒸気タービン1基の熱破壊
-877.6kDTU/s
6トンの水を1サイクルで21℃冷やせる
蒸気タービンの熱破壊はATEN11倍、ウォート73本分に相当する
マップ生成でもそんな数のAETNは出てこないし、ウォートもそんなに自生されない
素直にセラミックを量産して蒸気発電所を都合の良い立地に建てた方がマシな事がわかる。
水と同じかそれ以上の比熱を持つ液体を液体クーラーで冷やす 消費電力 1.2kW
液体クーラーの熱を蒸気に与えて 200℃以上の時のみ蒸気タービンを稼働するように自動化
電気エンジニアにチューニングさせると 850 \times 1.5 = 1275 で 1.27kW発電
最終的に液体クーラーを使って水を冷やす消費電力は実質350Wほどとなる
石炭発電機を1基増設する程度でクーラーの消費電力はまかなえる
人工的にAETNと同レベルの熱破壊設備を作れる件
もし、プレイするワールドにAETNやウォートがなかったとしても、同レベルに熱破壊する設備やバイオマスは人工的に用意できる
たった1台が1回利用するだけで、AETN1.6倍の熱破壊を25秒間行う
とはいえ2サイクルに1回なので、常時動き続けるAETNで合計ではもちろん負ける
24人コロニーで全員2サイクルに1度サウナを利用していれば拮抗する
それに、サウナは1台でAETNの数百倍も熱破壊する潜在能力さえ持っている
たった一匹でAETN1基よりも熱破壊できる
#がぶ飲みフィッシュ の生存水温は上限25℃だが、液体バルブで流量を
200g/s × 匹数 以下に絞り、25℃の汚染水を処理させた場合でも、4匹〜5匹でAETNと並ぶ熱破壊を起こせる。