HydraElectrolyzer
電解装置 と同じ空間に、水没判定にならない程度の量の液体を閉じ込めて気圧上限を回避する仕様ハック
1タイルに1つの流体しか空間には存在できないため、満たされている方にそれぞれの気体がマージされる
電解装置は理論値では 水素112g/s, 酸素888g/s を出力する。
水素の 'Hydrogen' と Hydra をかけたネーミングなんだと思う
アーリアクセス早期の、自動化アップデートが来る前からあるテクニック
再認識でもされたのか、正式リリースのしばらくあとになんか注目されだしたような
ポイント
要は水没判定にならない程度に、比重の違う液体を2種、装置を覆い被せるようにする
あらかじめ気体の種類が空間ごとにキッチリと分かれているようにする
酸素のみが存在する空間と、水素のみが存在する空間
「上の階を酸素に、下を水素に」といった、通常では見られないガス分離状態を作る事ができる
気流タイルは別にカギ状にしなくてもよい。
電解装置の右上のマスの直上のタイルのみ、絶対に非通気タイルにすること
注意事項
水没判定にならないように、電解装置を沈める液体の量に注意
概ね 水+塩水 水+原油 石油+原油 などの組み合わせ
エタノールは沸点が低いので推奨しない(場合によっては稼働中に蒸発する)
汚染水も汚染酸素を出すので不適
電解装置に浸す液体の量は少なめで。
水の場合、100kg/tile以下ぐらいで良い(つまりポンプ空け1回づつ)
原油や石油の場合であれば50kg/tile以下あたり
ポンプ空けを注視しながら手動で止めるなどのセットアップが要る
稼働前に必ず真空で作業すること
一応生身でも工夫すれば施工はできる。酸素の封入だけ「室外からパイプで少量だけ送る」ようにする等
稼働直前に気体ボトル空けなどで少量の気体を充填する
稼働直前にその気体を少量入れておくことで電解装置の気体拡散に指向性が生まれる
絶対に!! 中に外部の気体を混入させないようにすること
問題はここ。水素のみの空間に酸素が入ったり、酸素のみの空間に別の気体が混入すると一気にシステムが崩壊する
気圧上限の制約がかからない分、水と電力がある限り全て電気分解し尽くしてしまう
酸素を吸う吸気ポンプ数 > (888 * 電解装置台数 / 500) にしないとせっかくの性能を活かせずに超高圧空間にしてしまう
ちなみにちゃんと台数用意してても 500kg/タイル って気圧になったことある
水素が偏って消費された結果、酸素側だけ5000kg/tileを記録した事がある。使い切れない
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でモニタリングして、水素側の気圧2kg/酸素側の気圧10kg/tileを超えたら電解装置を止める仕組みを必ず挟むように心がける。

に繋げて水を止める
などなど
効率的な台数
オススメするのは「電解装置5台」のハーフパケットハイドラか、「電解装置9台」のフルパケットハイドラ。
どちらも消費電力に対して生産と搬送の効率が最大になる
ハーフパケットは水素の吸気ポンプ1台をフル性能発揮できる
フルバケットは気体パイプ1本の最大流量と同じ規模で生産できる(吸気ポンプは2台)
どちらも完成後に余剰分でロケット燃料を十分に確保できる
ロケット3台ぐらいだったらハーフパケットでも十分か
規模ハイドラ | 電解装置の数 | 酸素生産量 | 水素生産量 | 必要電力 | 水消費量 |
マイクロ・ハイドラ | 1 | 複製人間8人分 | 水素発電機1台分 | 840W | -600kg/cyc |
デュアル | 2 | 複製人間16人分 | 水素発電機2台分 | 1440W | -1200kg/cyc |
ハーフパケット | 5 | 複製人間40人分 | 水素発電機5台分 | 3.04kW | -3000kg/cyc |
フルバケット | 9 | 複製人間72人分 | 水素発電機10台分 | 5.72kW | -5400kg/cyc |
もちろん必要な規模に応じて小型を作っても良し
消費電力に対する余剰電力でバランスが良いのは電解装置×2のデュアル
ハーフパケットハイドラ
水素の生産量を、吸気ポンプ1台の最大量に合わせた構成
1kg/sのフルバケットの酸素のラインが4本できる
うち2本をコロニーの居住区用、のこり2本をEXOスーツドックに割り当て、
ロードバランサ を仕込むと殆どの酸素需要を満たせるはず
1サイクルフル稼働して40人分の酸素を供給するから
20人規模までのコロニーの場合、これ一基で
ロケット用の酸化剤含めてほぼ終盤まで酸素に不足することはなくなる
水は不足しうる
資源収支資源 | 単位 | 秒間 | サイクル間 | 備考 |
水素 | +112g/s | +560g/s | +336kg/cyc | 水素発電機5.6台(4kW〜6kW)をフル稼働させ続けられる規模 |
酸素 | +888g/s | +4.44kg/s | +2664kg/cyc | 複製人間40人が生存出来る規模 |
水 | -1000g/s | -5kg/s | -3000kg/cyc | 1+2/3サイクルで液体タンク1つ以上使い切る |
消費電力設備 | 単位消費電力 | 設備数 | 計 |
電解装置 | 120W | x5 | 600W |
吸気ポンプ | 240W | x9 | 2160W |
気体遮断器 | 10W | x4 | 40W |
吸水ポンプ | 240W | x1 | 240 |
合計 | | | 3040W |
水素発電機4台でSelfPowered化する
工事手順
1. 建設予定区画をタイルで埋めて真空状態を準備する
真空の広い空間を作る場合、上のように液体エアロックの先を砂岩なりのタイルで埋めてから解体指示を出すと効率が良い
自分はこの工法を「石棺法」って呼んでる(正式名称は無い)
2. 内部をくり抜いてタイルと各装置を建設
電解装置、電源ユニット、気圧センサーと、それぞれの配線を引く
液体配管、気体配管、上下に貫く電線などもこの時点で済ませる。
蓋をしてからやってなかったことに気づくと壊して掃除して作り直して、と手戻りが多い
一時的にボトル空けを電解装置の上に設置
3. 液体充填、蓋をする、ガス充填用意
推奨:液体を流し入れる前にセーブファイルを分けておく
実際の工事で 配管に700℃の火成岩を使われて原油が蒸発する事故が起きたことがある
なった
真空状態に戻してオーバーヒートで壊れた装置を修復する復旧工事に100サイクルの工期の遅れが発生した
「ご安全に!」
比重の重い順番で電解装置に1回ずつ液体を流し入れる
例えば 水+塩水 の組み合わせであれば 塩水→水 の順でボトル空けを指定する
液体の充填が終わったら、
ボトル空けを解体指示し
ボンベ空けのガスの開放で吹き飛ばされる事がある
白丸の箇所の、液体を流し込む為に空けてあった穴を埋める(忘れがち)
4. ガス充填、搬出パイプライン
推奨:ガス充填前にセーブファイルを分ける
ボンベ空けで開放される水素や酸素が低温とは限らないので
ガスの熱で塩水や水が蒸発するとモップがけが面倒くさいことになったり
入口の液体エアロックが崩れたりする(1敗)
ボンベ空けで上下に別れた各階に何の気体が出て欲しいかを少量充填させる
自動ボトル有効で1回づつで十分
この作業以後、やり直しは「部屋を一度真空にしてから」になるので慎重に
ボンベ空けで
ボンベ空けを解体
酸素の冷却パイプラインをつなげる
冷却プールの循環パイプラインを用意
ハーフパケットの場合、酸素用の吸気ポンプは最低8台、水素用の吸気ポンプは最低1台
でないと性能を活かせないので注意
5. 冷却水封入、通電、通水
冷却水の投入前に一度、電線と配管、自動化回路の配線を見直し
冷却水の注水を始め、密閉する
ピッタリ空間に水を満たしたいなら、プールの建設も真空状態で行う
通水→通電の順で作業して、狙い通りに動いてるか確認
想定してない動きだったら、こまめに別分けしたセーブデータからロードしてやり直した方が良い
フルパケットハイドラ
気体ポンプの最大吸気量は 500g/s に対し、気体パイプの最大流量は1kg/s
仮に水素を 1kg/s フルパケットで生産供給するハイドラを作るとこうなる。
一応自然保護区を30x4で作った時と同じ横幅に収まる
資源収支資源 | 単位 | 秒間 | サイクル間 | 備考 |
水素 | +112g/s | +1.008kg/s | +604kg/cyc | 水素発電機10台(8kW〜12kW)をフル稼働させ続けられる規模 |
酸素 | +888g/s | +7.998kg/s | +4799kg/cyc | 複製人間72人が生存出来る規模 |
水 | -1000g/s | -9kg/s | -5400kg/cyc | 1サイクルで液体タンク1つ以上使い切る |
消費電力設備 | 単位消費電力 | 設備数 | 計 |
電解装置 | 120W | x9 | 1080W |
吸気ポンプ | 240W | x18 | 4320W |
気体遮断器 | 10W | x8 | 80W |
吸水ポンプ | 240W | x1 | 240 |
合計 | | | 5720W |
オススメは4台構成の発電所2棟
余剰分の水素を反エントロピー熱無効化装置への燃料や、水素ロケットエンジンの燃料にする
水素の吸気ポンプは2つ、酸素の吸気ポンプは16
酸素のパイプラインが8本も出来るので、マップの真ん中に置いて上方4本下方4本とか?
水素がたまる部屋も酸素がたまる部屋も、どちらも真空になってしまうと困るので、気圧センサーで一定以上の気圧になっている場合のみ吸気ポンプが動くように制御している