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読書についての記録集成
読書についての記録集成(積読山脈の築き方)
2003 ~ now
2016/7/23 のとある積読山脈の風景

> もう、なんのためにこんなことをはじめたのかよく思いだせない。 https://freedomcat.tumblr.com/post/66429090
> 今も続いているこの読書の旅はリンクを辿る旅で、その始まりはこの "CODE" の序文から始まったのだった https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/05/07/191154
いつだって決定的な文章は過去に書かれていて、それを書いたのはいつかの自分なんだけどそれはいまの自分ではなくて、いつだっていまの自分はいつかの自分にぶっ飛ばされるしかない
つまりいつでも 過去→現在 であって 過去←現在 となることはない

2003
Amazon 最初に買ったもの - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2020/05/11/132827
2003/1/31
山形浩生
ロブ・フリッケンガー

2004

2005

2006

2007
この世界の始まり

2008

2009

2010

2011
2011/6/29
> 分厚過ぎて読み切れる気がしない https://twitter.com/taizooo/status/88622858326114304
ローレンス・レッシグ "CODE"
2003年から積読だった!
2011/7/6
2011/8/14
2011/8/24

2012
ダーウィン「種の起源」、1回目のチャレンジ、そして失敗

2013
グリック「インフォーメーション」
> インフォメーションだ。 https://twitter.com/taizooo/status/327415000908054528
2013/4/25
> インフォメーション、読了 https://twitter.com/taizooo/status/364062803872591873
2013/8/5

2014
産業革命について掘っていた?

2015
先見日記は 2002/10~2007/04 に渡って書かれた
Blog 以前
2015/1→2016/4 にかけてディグしていた
ダーウィン「種の起源」、2回目のチャレンジ
2015/4
キンドルで読み始めて、本で読み終わっているらしい
2015/7
読了
ビーグル号航海記
2015/8/14→2016/3/14
> ビーグル号航海記、上巻、やっと読み終わった マクドナルド、読書捗ることを発見したのと落ち着く理由わかった。喧騒を聴いている。音楽を聴くように https://twitter.com/taizooo/status/660787869473075201
2015/11/1
> マゼラン海峡、ビーグル海峡 https://twitter.com/taizooo/status/690808394660229120

2016
2016から2017は、たぶんそれ以前でもそれ以降でも、一番たくさん読んでて、2016は100冊くらい読んでて、そのうち半分くらい読了したらしい
このとき「読了を前提としない」という習慣が出来上がった
積読山脈 -nize の始まり
でも、そういう「量」に物を言わせるような読書はもうイイかな、と思った
> まずコーヒー。 そして読書。狂ったように読み散らかすことが偶然を呼び込むことを体験したこと。 地球創成と化学分子と生物の進化論と、シャノンの情報理論と、赤瀬川サンのこの世界に溢れている偶然と、それらを一直線に繋げるエントロピーの話。 たぶん勘違いだけど、何百年も未来に21世紀初頭が科学史としてどういうふうに評価されるのか見えたような気がすること。 サン・ラ、全然離陸できない(最高ーーー) とにかく偶然の話。 https://taizooo.tumblr.com/post/137475760215
2016/1/17
> 読書ノート始める。読んだ本、買った本、読みたい本の、タイトルとメモ。それ以外なにもない(誰かサンの真似、アナログ版) 大陸と海洋の起源、アイソスタシーについて ロウソクの科学、第一講 構造、運動、明るさ 系統樹思考の世界、演算、帰納、アブダクション。タイプとトークン。物語的説明。歴史は科学足りうるか? 21世紀のポップ中毒者、半年かけて読了(on kindle) https://taizooo.tumblr.com/post/139288808040
2016/2/14
2016/2/28
> 読書、ひとつの本を読みきらずに、興味のままに読む、毎日ちょっとづつ読む、読まなくてもとにかくページを開く、気になったところは赤線を引く、耳を折る、読了を目的としない、とにかく本はページを開くのだ、というスタイルに移行して2ヶ月。この2月は18冊ばかり読み散らかしてそのうち7冊読了した。今、読んでいるヤツでメインは「大陸と海洋の起源」なんだけども、これは読みだしてから1ヶ月、やっと上巻が終わった。1冊読み終えるスピードは全然上がる気配がない。でもいつもならとにかく読み終わるまで他の本に手をつけることがなかったので、それから比べたら本当に今までにないペースで読んでいる。本読んだからって何か、人生とか、運命とか、そういうのが変わるってことはまずないけども、読み切ることから自由になるだけでこんなに軽々とした気分で本読めるのかと思うと、本当に生まれ変わったみたいな気分だわ。 https://taizooo.tumblr.com/post/140323427300
2016/3/2
> 読みっぱなしの読書の話、ちょっと工夫があって、それは読んだ本のことをノートに付けるようにしていること。何冊も同時に、ちょっと2, 3ページだけ読むとかそんなふうに、本当に適当に読み散らかしているので、いつ頃、何の本の、どの辺りを読んだのかアンカーを張っておかないと、現在位置がどこなのか全然わからなくなってしまう。で、後から見返すというよりは文字に書き起こしておくと、なんとなく記憶に残るみたいな感じ。小さいノート使っていて、早く速くたくさんどんどん書きたいので小さな文字で読めるか読めないかギリギリに詰め込んでいて、なんかカンニングペーパー書いているみたいな気分になる。たぶんオレ、 tumblr が無くなったらこうやってノートになんかの引用をたくさん書き綴るようになるんだ。だから別に寂しくなんてないんだ。たぶん。おそらく。 https://taizooo.tumblr.com/post/140381828965
2016/3/3
> 火星の人、電気羊、一九八四年の三連発で滞りがちな読書に風穴を開けたこと。 https://taizooo.tumblr.com/post/144095352740
2016/5/9
> 「なぜインターネットはアメリカで始まったのか」を考えるために、「なぜ産業革命はイギリスで起こったのか」を調べていたら、「なぜアメリカ大陸はヨーロッパに支配されることになったのか」が疑問になって、「なぜルネサンスはイタリアで起こったのか」にたどり着いたら、なぜかルクレティウス物の本質について」を掴んでレジに立っていたという。 インターネットの手前あたりにレッシグ「CODE」が挟まってて、インターネットと産業革命の間あたりにウェーゲナー「大陸と海洋の起源」が挟まってて、産業革命とアメリカの間あたりにダーウィン「種の起源」が挟まってて、産業革命とルネサンスの間あたりたぶんよくわからないいろいろが挟まってて、ルネサンスとゼロのあたりにたぶん新約聖書が挟まってる。 書籍も歴史も多層的、重層的に積み重なっている。 https://taizooo.tumblr.com/post/144797507130
2016/5/23
> 寺田寅彦とか読んじゃったから、間違って哲学の領域に足をふみいれちゃったのよね。寺田寅彦、文章がやさしいから騙されやすいけど、かなりパンクだと思う。 https://taizooo.tumblr.com/post/145594852200
2016/6/8
青空文庫、寺田寅彦を掘ってた
先見日記が終わって、手持ち無沙汰で寺田寅彦に行ったんだと思う
たぶん正岡子規「仰臥漫録」だけじゃなくてルクレティウス物の本質について」もこのときに積読山脈に積まれた
> 何度読んでもおもしろく、読めば読むほどおもしろさのしみ出して来るものは夏目先生の「修善寺日記しゅぜんじにっき」と子規しきの「仰臥漫録ぎょうがまんろく」とである。いかなる戯曲や小説にも到底見いだされないおもしろみがある。なぜこれほどおもしろいのかよくわからないがただどちらもあらゆる創作の中で最も作為の跡の少ないものであって、こだわりのない叙述の奥に隠れた純真なものがあらゆる批判や估価こかを超越して直接に人を動かすのではないかと思う。そしてそれは死生の境に出入する大患と、なんらかの点において非凡な人間との偶然な結合によってのみ始めて生じうる文辞の宝玉であるからであろう。
仰臥漫録
2016/6/11
> 仰臥慢録、死と生を綴る。しかしその可笑しさ。人生 https://taizooo.tumblr.com/post/145802957180
漱石日記
2016/7/5
> 6月の乱読日記、14冊読んで3冊読了(うち3冊は前月から継続)。 「静」か「動」でいったら「動」の1ヶ月だった。つまり読み散らかしている。 モンテーニュエセー」(実際にはエセー入門)で始まって、電気革命、仰臥漫録からシュレディンガー生命とは何か」で終わればよかったけども、残念ながらというか予定通りというか、やっぱり読了しなかった。5/7から読みはじめているのでオレの本領発揮、遅読が火を吹くゼ、な感じになっている。あとあんなに楽しみにしていたルクレティウスの「物の本質について」は完全に積読と化して7月に突入です。 積読は一向に改善される気配はありません。 私からは、以上です。https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2016/06/30/000000
2016/8/2
> 本買った。「論語」増補版 全訳注、「疫病と世界史マクニール、「死をポケットに入れてチャールズ・ブコウスキー。 論語、ちゃんと読んだの始めてだし、まだ最初のちょっとだけど、その書かれている内容が自分の中にすでに存在していることに驚いたこと。儒学って知らない間に自分の中に入り込んでいるのかもしれない。 https://taizooo.tumblr.com/post/149630676660
2016/8/29
>疫病と世界史」、あとちょっとで読了。マクニール、やっぱカッコイイ。次は「戦争の世界史」いく。 https://taizooo.tumblr.com/post/150584305340
2016/9/18
2016/9/19
2016/10/2
> 先見日記を2015年の始めに再発見した。「見つけたからには掘るんだろうな」のコメントを残したとおり、その日から毎日毎日ページを掘り進めながら、少しずつ引用を続けてきた。そしてついに2016年3月に読了した。先見日記には2001年9月11日直後の空気感から現代インターネット紀の始まりといえる2007年あたりの雰囲気が閉じ込められていて、 tumblr を生活の場としている自分にとっては、2007年春がその起点である tumblr の外側の世界に触れる経験となった。自分がすでに生きてきた過去を、まるでドラゴンが住んでいる世界、見知らぬ世界として読むというのは不思議な感覚なのだけれど。先見日記は筆者が毎日代わる代わる交代して日々の事柄を書くんだけども、すでに亡くなっている人もいて、死者と語り合うみたいな感じで、書いている人の体温を感じるようなところがあった。その人が生きた過去を、今、この瞬間のように感じるっていうそういう不思議さ。その後、日記づいていて、オン・ザ・ロードボリビアンダイアリーイワン・デニーソヴィッチの一日ビーグル号航海記仰臥漫録修善寺大患日記火星の人というように、日記も小説もフィクションも現実も等しく日記として読んだ。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2016/12/01/000000

2017
点検読書(斥候としての読書) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/02/10/164640
2017/2/24
論語、儒教、孔子(または、ここ半年の読書について) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/03/01/150738
2017/3/12
> 網野善彦の「日本の歴史をよみなおす」「続・日本の歴史をよみなおす」読了した。それから「百代の過客<続>」再開した。これ、論語に負けないくらい分厚い。あと「遠野物語拾遺」も再開。 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」新訳版(中山元)、買った。ひさびさに文庫本ではない本を買った。キンドルで大塚久雄訳を読んでちょっと挫折したので、目先を変えた。 https://taizooo.tumblr.com/post/158346474415
2017/3/13
「おくのほそ道」 - 松尾芭蕉 - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/05/17/103321
日記について(「おくのほそ道」と「曾良随行日記」から) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/05/19/140505
> 読書、「芭蕉紀行文集」笈の小文、鹿島詣、「日本社会の歴史」(上)、「ナチュラル・ボーン・ヒーローズ」。「ナチュラル・ボーン・ヒーローズ」邦題が良くない。知らなきゃ手に取るのを躊躇する。マクドゥーガル、「Born to Run」も「ナチュラル・ボーン・ヒーローズ」も一章毎に現代と過去を行ったり来たりする。当時の話と現代の話。そこにあった人々の話とその背景、歴史、科学、工学、生物学といった話が交互に現れる。リズムがある。 https://taizooo.tumblr.com/post/161729356235
2017/6/12
> 読書、10月の始めに捻挫してやっと治ったところで11月の始めにギックリ腰やらかして、ヤケになって読書が再開された。なにがきっかけになるかわからない。ラス・ロバーツの「スミス先生の道徳の授業」がとても良くて、いよいよアダム・スミスの「道徳感情論」に手を出した。700ページもある大著で読むのが遅いので普通に考えると半年くらい掛かると思われる。半年先まで生きる目標が出来た。 https://taizooo.tumblr.com/post/167729367685
2017/11/21
> 読書、道徳感情論へ行くと見せかけてマフェトンの “The Maffetone Method” 読んでいる。読んでいるっていうかまあ読んでいる。読んでいる確信がない理由は英文だから。キンドル、英文も簡単に空から振ってきてとても便利だけどそれと読むことの簡単さは全然関係ないのでまあそんな感じ。"an exercise philosophy and a workout ethic.“ だとか、health と fitness の関係は yin & yang だとか、全ては balance なのだとか言ってて、まるで哲学書みたい。 https://taizooo.tumblr.com/post/167935742230
2017/11/27
> カート・ヴォネガット 「スローターハウス5」「これで駄目ならマックス・ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」 ドナルド・キーン 「百代の過客」 松尾芭蕉 「おくのほそ道」 フィリップ・マフェトン “Maffetone Method” アダム・スミス 「道徳感情論https://taizooo.tumblr.com/post/169017468690
2017/12/28

2018
time is relative (遅読についての断片集) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/02/15/174906
2018/5/3
> マット・リドレー「進化は万能である」読了した。すごく時間掛かった。ほとんど停止しているといってもいいくらいのペースだった。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/05/07/191154
歩くことの話(もしくは、そぞろ神の物につきて心くるわせる話) | 今週末の良かったこと - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/07/30/190107
リンクを辿る旅 (歩くことについての断片集) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/08/03/142823
GPSトラッキングと「おくのほそ道」について(そして、枯山水とロガーの血についての断片集) - copy and destroy https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/08/22/112507
> ちょっとだけ一息ついた。で、なにをしたのかというと本を買った。 音楽史を変えた五つの発明 タイムトラベル:「時間」の歴史を物語る 「時間」の歴史を物語る クラシック音楽のチカラ ギャレス先生の特別授業 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/11/05/181716
> おくのほそ道松尾芭蕉に同行した曽良の日記が残っている。曽良随行日記と呼ばれている。書かれているのはどこそこの誰々とあった、何を食べた、どこそこの角を曲がりどこそこから何里の進んだ、というものだ。そこにはなにも面白いことはない。普通に日記を書くということはそういうことになるのだろう。自分自身の三年日記を読んでいるように感じた。正岡子規仰臥漫録夏目漱石修善寺日記などというのはごく普通のわれわれには書けない。百代の過客でキーンは大抵の日記は実に退屈で面白い日記はだいたいにおいて書き直されている。脚色されていると言っていた。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2018/12/01/095247

2019
アレックス・ロス「これを聴け」
/cd/2018ベスト | taizooo#5c1373efb30c010000f1bc5a グレン・グールドのバッハ、ゴルトベルク変奏曲から始まり
2018/12
インターネット創世記
> カートに突っ込んだインターネット創世記についての本を、入れたり出したりして悩んでいる https://twitter.com/taizooo/status/1090524955350052864
2019/1/30
> 「数学する身体」は読了した。次はこれに出てきたユクスキュルの「生物から見た世界」を読む https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2019/04/22/183033
> スタートは「数学する身体」だった。そこにユクスキュルの「動物から見た世界」があった。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2019/05/06/185632
Training for the New Alpinism

2020
> 本を買った。4冊中、3冊がベスト・オブ・ザ・イヤーなアドベント・カレンダー繋がりだったりする https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2019/12/16/194850
> 読書、グリック「タイムトラベル」、リドレー「やわらかな遺伝子」を読み終わって、次になにを読むか決めかねている。
> 自分の読書体験はインターネット以前、インターネット以降とで断絶してて(ここでいうインターネットとは2007年辺りを指す)、いまはインターネット以降なのでその体験は URL をひたすらたどるのと全く同じになっている。もう書評や誰かのレビューから白紙の状態で受け取るような読み方ができない。なにを読んでも必ずなにかに繋がっている。
2020/1/12
> 一番は「インターネットとはなんなのか」から始まっている。それがいつの間にか「世界とはなんなのか」「人間とはなんなのか」という方向に進んで、気がついたらいまここにいる、みたいな感じ。
> 行間や積読のあいだにリンクが飛び交っているのが見える。もう書評や誰かのレビューから白紙の状態で受け取るような読み方は出来ない。リンクが発火してる。
> 何のために CODE とか読んでるかと言えば reblog commons 設立のために決まってるじゃないですか https://twitter.com/taizooo/status/98747758181224448
2020/2
ドラッカー「傍観者の時代
2020/8

2019~2020 別録
後でちゃんとマージするかも、しないかも
2021/5月
音楽と身体を動かすことと読書とインターネットが渾然一体と化している
2019
ベスト・オブ・ザ・イヤー2019のバック・トゥー・ザ・フューチャー
2019年のベストといいつつ20世紀を行ったり来たりしてた(2019/12月)
そして、それはインターネット創世記でもあったりする
2019年は平成の終わりだったのと、平成の始まりがインターネットの始まりだったから
メタファーとしてのタイムトラベル
2020
ロサンジェルス・フィルハーモニックとエサ=ペッカ・サロネンを掘る
アレックス・ロス「これを聴け」6章、で20世紀のクラシカル・ミュージックを聴き漁る。そしてアレックス・ロスの前作「20世紀を語る音楽」を積読山脈に積む(2020/1月)
COVID-19 との戦いの日々 (2020/2月~)
ちょっとおかしい感じになりつつ、積読山脈を積んだり崩したり、クラシカル・ミュージックを聴いたり聴かなかったり、生活をなんとか保つ日々(それは今も同じか?)
コンロン・ナンカロウからジェルジ・リゲティ、そしてジョン・ケージ
「今週末のプレイリスト」を毎週、組むようになって spotify のサジェストからコンロン・ナンカロウを発見する
コンロン・ナンカロウ、ジェルジ・リゲティのプレイヤー・ピアノから、ジョン・ケージのプリペアド・ピアノ、そして20世紀のクラシカル・ミュージックに接続した(2020/9月)
数年前に積読山脈(Amazonのウィッシュリスト)に積んでいたドラッカー唯一の自伝をふとしたきっかけで読み始める
ドラッカー「傍観者の時代」(2020/8月)
そして20世紀の出来事とドラッカーの著作をマッピングしてなにかに気づいたような気になる
1920年から2020年という100年間をタイムトラベルした気になる。そこには2つの世界大戦と冷戦と融和をはさんで、スパニッシュ・インフルエンザと COVID-19 という相似が横たわっている
アルフレッド・クロスビー「史上最悪のインフルエンザ」(2021/1月)

2021
2021年の到来と同時に、2017年以来の、怒涛の読書期が到来した
心の積読山脈に積んであったフンボルトと向き合う
ダーウィン以前に到達する。そしてフンボルトからウェルズ、ゲーテまで一気に接続する
まるで世界で初めてそれを発見したみたいに
宇野重規「民主主義のつくり方」(2021/2月)
伊藤邦武「プラグマティズム入門」(2021/2月)
「プラグマティズム古典集成」
ルイ・メナンド「メタフィジカル・クラブ」(2021/4月)
途中、濁流にゴウゴウと流されつつも積読山脈に連なっていた「メタフィジカル・クラブ」をすんでのところで捕まえて一命を取り留める
停滞する
迷子の様子
> 考えすぎると停滞しちゃって、書いて忘れてそのまま捨て置いて、思いつきで全然違う穴を掘る(山を積む)っていうことも多い https://twitter.com/taizooo/status/1431497852010696709
とりあえず積読山脈に積まれていた一番分厚いヤツ 暴力と不平等の人類史 を読み始める
停滞を突破
プラグマティズムの話と不平等の話は視座をずらすと繋がるんですよ、というこじつけ
視座を、それぞれの「事象」から『20世紀』という「時間」にずらす
> 100年前のことを考えている
> というか、19世紀から20世紀に生きた人たちのことを考えている
> そのままスライドさせると、20世紀から21世紀を生きる自分たちのことになったりする
20世紀初頭、21世紀初頭、100年期の入り口を生きるわれわれの話
次を考えている

2022
ロシアがウクライナに侵攻して読書が止まった(呪いに罹る)
いま現在が、まるで20世紀の始め、第一次世界大戦の頃と地続きで繋がったような感覚になった
知りたかった過去が、見たくなかった現在に直結してしまった
読書に対する無力感があった
2020年以降、世界は変わりつつあったのに、まだ慣性の法則が働いていて、アレ? なんかおかしいぞ、って心と体全部で理解したのが2022年だったのだろう(2023年の今になってやっとわかったような気がする)
そのへんの感じをここに書いた
2022/01
これを読んで、書かれている内容が自分の追いかけていたことにマッチしすぎていて、ちょっとした軽い絶望感があった。あとあと考えると、これも呪いだったかもしれない
2022/02
> この物語は「語られる」ことによって成り立っている、ということなので Fire HD 10 の読み上げ機能で読む 2022/02#61f7570bb30c010000de4929
2022/03
松田治トロイア戦争全史」 を ホメーロスイーリアス」を読むためのガイドブックとして読む
2022/09

2023
呪いはいまだ解けず
2023/02
> 怒涛の読書期には2日間で読み切ったティム・インゴルド『ラインズ』を積読山脈から掘り返して、ノロノロ、ヨタヨタと読んでいた。
> いまだ読書は戻って来ず、惰性にまかせて『おくのほそ道』を読み返していた。
2023/04
ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』
ティム・インゴルド『人類学とは何か』
2023/07
クロード・フィッシャー『電話するアメリカ』
2023/10
> いまだ読書は戻って来ず、惰性にまかせて『おくのほそ道』を読み返していた。
2023/11
> ゲオルク・ジンメルは『橋と扉』で、こう言っている。
2023/12
> 来たるべき2024年に向けて( 呪いをかける)
アルマン・マリー・ルロワ『アリストテレス 生物学の創造』
野矢茂樹『語りえぬものを語る』

2024
古い呪いが解かれ、新しい呪いに罹った。2017年、2021年に続く怒涛の読書期が始まった兆し(予定は未定)
2024/01