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実践ソフトウェアエンジニアリング 第 9 版


感想
単語の表記が揺れまくってるのが理解を妨げてくる
要求モデル分析モデルが同じ意味で使われていて、どっちの言葉も同程度出てくる (どっちかに統一して欲しい)
state diagram状態遷移図と訳されたりステートマシン図と訳されたり
ユーザーエクスペリエンス設計などへの言及があるのが良い

翻訳について
software engineering : engineering には、エンジニアによる働きと学問の 2 つの意味があり、文脈によって異なる
基本は 「ソフトウェアエンジニアリング」 と訳し、学問であることが明確なところのみ 「ソフトウェア工学」 という訳
requirement : ユーザーや市場が持っているものは 「要求」 と訳し、システムに求められるものを 「要件」 と訳した
複合語 (要件定義など) は使用頻度が高いと思われるものを選択
mobility : 移動体端末のことで、英語圏では一般的 (日本の 「モバイル」 よりも意味が広い)

1 章 ソフトウェアとソフトウェアエンジニアリング
ソフトウェアはエンジニアリングされるべき
21 世紀に取り組むべきソフトウェアを構築するために
ソフトウェアによる解決策を構築する前に問題を理解する労力を費やすべき
設計が中枢を担う
ソフトウェアは高品質であるべき
ソフトウェアはメンテナンス (保守) 可能であるべき
今日のソフトウェアは二重の役割
プロダクトそのもの
プロダクトを提供する手段
ソフトウェアは劣化はしないが悪化 (deteriorate) はする
レガシーソフトウェア (legacy software) は 1960 年以降、注目、憂慮されてきた
現代のソフトウェアエンジニアリングのゴールは、進化論に基づく (変化し続ける状況にソフトウェアシステムが対応する) 方法論を考え出すこと (Dayani-Fard ら)

1 部 ソフトウェアプロセス
2 章 プロセスモデル
3 章 アジャイルとプロセス
このアジャイル開発の基礎をなす考え方がアジャイル手法に繋がった
アジャイル手法は、従来のソフトウェアエンジニアリングの弱点を克服するために開発された
4 章 推奨のプロセスモデル
アジャイルプロセスの方が小規模向き、進化型プロセスモデルの方が大規模向き
5 章 ソフトウェアエンジニアリングの人間的側面
ソフトウェアエンジニアリングの心理学
ソフトウェアチーム

2 部 モデリング
6 章 プラクティスの指針となる原則
7 章 要求エンジニアリング
8 章 要求モデリングの推奨手法
9 章 設計の概念
コーディングを遅延させずに技術的負債を返済可能な状態に保つ戦略のひとつとして利用できる設計プラクティス
10 章 アーキテクチャ設計の推奨手法
11 章 コンポーネント設計
12 章 ユーザエクスペリエンス設計
13 章 移動体端末におけるソフトウェアの設計
モバイルアーキテクチャ
サービスコンピューティングクラウドコンピューティングにより、モバイルアプリ開発がより簡単に、経済的になっている
サービス指向アーキテクチャは、REST というアーキテクチャスタイルXMLSOAP のような標準プロトコルWSDL のようなインターフェイスを提供
14 章 パターンに基づく設計

3 部 品質とセキュリティ
15 章 品質の概念

17 章 ソフトウェア品質保証
品質について人々が知らないことが問題なのではなく、みんなが知っていると思っていることが問題
この点で、品質セックスに似ている
ソフトウェア品質保証 (あるいはソフトウェア品質マネジメント) は包括的なアクティビティ
本当に大事なことに焦点をあてて時間を使うべきだが、本当に大事なものが何かをまずは見極める必要がある
エラーと欠陥の分類に対応した問題の分類をして、数が多いものに焦点を当てるなど
ISO 9000 品質規格

18 章 ソフトウェアセキュリティエンジニアリング

4 部 ソフトウェアプロジェクトのマネジメント
24 章 プロジェクトマネジメントの概念

5 部 先端的な話題
28 章 ソフトウェアプロセス改善