脳の外で考える 最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法
ざっくり目次(amazonページより)
> 書き言葉、話し言葉よりジェスチャーが学びを深める
> 職場や学校でも、屋内に植物があると集中力が高まる
> 「自分の場所」だと思えるとパフォーマンスが上がる
> 思考を形にして外に出すと、より壮大な発想ができる
> ノーベル賞受賞の研究者だって「頭の外」で考える
考える行為をしているのは脳だけではなく、身体も大きな影響を及ぼしている
身体を動かすことで記憶や思考が改善される
身体を動かした後は、しばらく考える能力が向上する
身体を動かす時間を惜しんで作業ばかりすることは、逆効果になる
中程度の運動で頭を空白状態にすることも必要
聞き手はジェスチャーによって理解度が深まる
自分自身も、何かの学習時に動きのジェスチャーを一緒に行うことで記憶が定着しやすくなる
俳優も動きが無ければセリフを忘れてしまうらしい
メモを書く、なるべき手書きで描く、絵や図を描くことも身体を動かしている
他人の声が聞こえてくると、注意力が奪われる
ボーカル入りの曲も同様の注意力減少効果が生じる
個人的にこれは体感している。注意が不要な作業のときのみボーカル入りの曲を聴きながらやる方針
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ただ、自然環境に触れると集中力が上がったりストレスが減ったりする効果が何故なのかが疑問に残る
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「自然に触れるといいことづくめ」なのが、疑わしいというか、そんなにうまい話なのかー?
生産性や効率・パフォーマンスをひたすら求めて環境を整備するのは、何か違和感がある
コードレビューなどの第三者レビューは、そういった指摘が発生することに価値がある
p428
>例えばある調査では、効率を1%下げて「従業員のカジュアルなやり取り」を許すと、長期的にはグループのパフォーマンスが3倍増になることがわかりました。
もっと雑にやっていきたいな〜
まとめ p493~
9つの原則
>可能な限り、情報を頭の中から外へ、世の中に向けて出すべき
空間に書き残すことの重要さ
脳の外に出すこと、脳の外で考えること
>可能な限り、情報をアーティファクト、つまり何か形をもったデータにするよう努力すべきである
>可能な限り、知的労働に携わるとき、自分の心理状態を生産的に変えるよう努力すべきである
>考える情報を可能な限り体で表現する手段を講じるべき
ジェスチャーを使う
動くことで覚えられる
> 可能な限り、考える情報を空間で扱えるよう手段を講じるべき
>考える情報は可能な限り、社会的なものにするよう手段を講じるべき
公開Scrapboxにしてフィードバックをもらうのも一つの手段
>可能な限り、認知的なループを作るように思考すべき
>可能な限り、思考する際は認知面で心地の良い状況を作るべき
人の声が聞こえない場所、人の視線が気にならない場所、ボーカル曲を聞かないこと
自然にふれる
>可能な限り、心を拡張させる方法を毎日の環境に組み込むことで、思考をコントロールすべき