セットアップ
前提
そもそもAviUtlというソフトは、開発者の
KENくん曰く
とのことで、よくあるような映像制作や複雑な動画編集をするようなソフトではありません。AviUtlのみでは、よく見るような「タイムライン」も存在しません。
AviUtlは、「
プラグイン」によって機能を拡張していくことができます。高度な動画の作成を実際に行うのは
拡張編集という名前の
フィルタプラグインで、一般的な動画編集は拡張編集を用いて初めてできるようになります。この拡張編集のことまで含めて「AviUtl」と呼ぶことが普通であるようです。
また、AviUtlだけではmp4などのよく使われている動画ファイル形式を扱うことが出来ません。mp4を読み込むには
入力プラグインが、完成した動画をmp4に書き出すには
出力プラグインが必要になってきます。
このように、現代のAviUtlにおいては必須のプラグイン群と呼べるものがあり、それらの導入(
インストール)をこのサイトでは「セットアップ」と呼ぶことにしています。
今からインストールするAviUtl・プラグインは以下のものです
ダウンロード
プラグインと使用しているブラウザによってはダウンロードの際に「不審なファイル」「一般的ではないファイル」などの警告がありますが、中身のファイルの
拡張子が一般的でなく、ダウンロードした人が少ないことを意味しているだけのため継続して問題ありません。更新頻度が高いプラグインではほぼ必ず出てくることになります。
AviUtl・拡張編集
2. AviUtl というところから aviutl110.zip をクリックしてダウンロード
このとき広告が出ることがあるが、当然無視する(バツなどを押す)

広告の例 閉じるを押す
3. 拡張編集Plugin というところから exedit92.zip をクリックしてダウンロード
2. 上のほうにお勧めとして書かれているものを選択してダウンロード
2. InputPipePlugin_2.0.zipをクリックしてダウンロード
2. x264guiEx_3.28.zip をクリックしてダウンロード
2. 上のほうにあるpatch_r43_ss_XX.zip をクリックしてダウンロード
2. 2008と2015-2022をそれぞれクリックしてダウンロード
ファイル配置
まずインストールするフォルダを用意しましょう。
このフォルダは、できるだけ短く英数字だけが含まれたパスであるべきです。
よく分からないのであればC:\にaviutlという名前のフォルダを作ってください。
以後↑のフォルダをaviutlと呼称します。
1. aviutl110.zip の中身を全てaviutlへコピー
2. exedit92.zip の中身を全てaviutlへコピー
3. patch_r43_ss_XX.zip の中の patch.aul を aviutlへコピー
4. x264guiEx_X.XX.zip の中の exe_files, plugins をaviutlへコピー
5. L-SMASH-Works_r1XXX_Mr-Ojii_vimeo の中の lwcolor.auc, lwdumper.auf, lwinput.aui, lwinput64.aui, lwmuxer.auf をpluginsへコピー
6. InputPipePlugin_X.X.zip\InputPipePlugin の中の InputPipeMain.exe, InputPipeMain64.exe, InputPipePlugin.auiをpluginsへコピー
7. aviutlの中にscriptフォルダを作成
8. VC_redist.x86.exeとvcredist_x86.exeをそれぞれダブルクリックして実行し、出てくる画面に従ってインストールを行う
ここまでの内容ができていれば、このような構成になっているはずです。
aviutl.exeを実行することで、AviUtlは起動できます。
プラグインの確認
正しくプラグインが導入されたかを確認しておきましょう。
設定
積んでいる物理メモリサイズの1/2~3/4程度に
例えばPCのメモリが8GBなら 4000~6000 MByte
ぐらい
その他
exedit.iniがないという場合はPC側の設定で拡張子を表示していない可能性があります「拡張子 表示」などで検索
以上
これでセットアップは終わりです。お疲れさまでした。
このセットアップ方法が他のサイトと異なる点に関する補足
AviUtlのバージョンは1.10
1.00は単純にサイトの作成日が古いだけか、
Aulsメモリ参照のようなプラグインで1.10対応版を見つけられていないリサーチ不足によるもの
Omakeにあるaviutl_plus_20120619.zipは使わない(AviUtlと拡張編集の両方が古すぎる)
RePOPn版ではない
最近活発に更新されているフォークで、深刻なバグの修正も行われている
かんたんMP4出力は出力失敗が起こりやすい上、ノーヒントのため知識が無い人にはあまり向かない
「
x264guiExが難しい」は過去の話。最新版では複雑な設定をしたくない場合は何も気にせず使用可能
メモリエラーを劇的に改善するプラグインなので、現状において入れないのはあり得ない
AviUtlのトラブルの8割はこのプラグインを入れていないことに起因している
多数のバグ修正や動作改善をするプラグインなので、初めからあった方が良い
通常は気にしなくて良いはずなのに、トラブルの原因になるだけの順序に変えさせている悪質なケースが多い
これを変えるという事はトラブルの原因になる間違った使い方をしている可能性が高い
画面サイズがおかしい
なぜこのようなファイル構成にしているのか
拡張編集に付属されている説明書
exedit.txtにはAviUtlと同じフォルダに置くように書かれている
これを前提にファイル配布を行っているプラグインもちらほら見られる
拡張編集は、exedit.aufと同じディレクトリにいろいろなファイルやフォルダを生成したり扱う
「それ以外のプラグインのファイルをpluginsに隔離する」という言い方のほうが近い
拡張編集のスクリプト用のモジュールが使うdllは、特に工夫をしていなければexeファイルと同じところに置かなければ動作しない
モジュールはexedit.aufと同じところに置けば良く、それと一緒に置けるようにしている
pluginsの下のフォルダの中では
exedit.auf以外の付属プラグインを読み込みまないため不可