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自分ごとの政治学
著者中島岳志
発行年:2020/12/25

はじめに 分かり合えない他者と共存するために
第1章 政治学の基本概念
「左」「右」はいつ生まれたか
フランス革命開始後の国民議会で議長から見て右側と左側
対立を理解するには、近代の思想を理解する必要がある
近代を一言で言うと合理主義の時代
合理主義を理解するためにはプラトンとデカルトの思想が外せない
プラトンの「イデア
真理の世界があり、人間は不完全なのでそれを完全に把握できない
プラトンは庶民の政治参画には否定的で、イデアを追求するような「哲人」による哲人政治を唱えた
プラトンがなぜ説明に必要なのかわからない基素
この考え方は西洋哲学の根幹となった
デカルトの「我思う故に我あり」
この頃ヨーロッパ
神がいるから自分たちが存在しているという存在論が当たり前だった
人民が政治に参加できずに王が統治できる理論的根拠は神から与えられたからという理屈だった(王権神授説)
デカルトは神を前提としない考え方に至った
存在の根拠は自分が思うこと(理性
理性に一致する(合理性)ことが重要である
この考え方は合理主義に発展した
デカルトは神を存在証明しようとしていたが、神がいなくてもええやんとなった影響の方がはるかに大きかった
デカルトの思想とデカルトが切り拓いた認識は別
国民国家の誕生
合理主義では理性は誰もが持っているので、王権神授説は成り立たない
国民が主権者だと言う考え方が生まれ(啓蒙思想)、フランス革命が起こった
国民全てが平等な主権者であるという理念の国民国家
左派とは何か
フランス革命を起こした側
合理主義に基づいて生まれた国民国家を支持する
人間が合理的な行動を積み重ねると世の中は理想的な平等社会になると考える
未来に正解があると考える
大雑把なまとめ方で、実際にはグラデーションがある
1. 国家によって理想的な社会を実現すべき
今はかなり勢力を失っている
2. 個人の対等な関係性で平等社会実現すべき
国家は必然的に抑圧を生んでしまうので
投票で選んだ代表が議会で施策を行う
富の再分配を志向する傾向がある
自立した個人が連帯すべきと考える
人間が自由にやるのがいいと考えている
右派とは何か
左派への対抗軸として現れた反進歩主義
「人間の理性で平等な理想社会を実現するのは難しいだろ」と考える
元々あったんじゃないの?基素
大雑把なまとめ方で、実際にはグラデーションがある
過去に最高のものがあったが、我々は堕落したと考える
「過去に回帰せよ!」
イスラム原理主義「最も素晴らしいイスラムの形態はムハンマドの時代にあった」
ヒンドゥー原理主義「古代にはヒンドゥーは輝いていたがキリスト教やイスラム教の影響で堕落した」
日本の右翼「国体を取り戻せ」
保守思想の父エドマンド・バーク
フランス革命を批判した
「人間の理性は左派が考えるほどよくできてない。頭がいい人でも認識には誤りが必ず含まれるはず。不完全な人間が構成する社会も不完全なままになるはずだ」
懐疑主義的な人間観
同様に過去の一点に変えれば理想に至れるという原理主義的な考え方もしない
「不完全な人間が不完全な世界しか作れない」は論理が飛躍している基素
時の試練を耐えた知識や伝統に叡智が存在するので、それを無視して一気に物事をかえるという左派の発想は理性を過信しすぎている
世の中は変化していくので状況に合わせて変化することは必要
ここだけ見ると左派に近いな基素
急進的に変わるかどうかが違う?
でもここは左派の中でもグラデーションがありそう
保守思想の原点
大切なのは「永遠の微調整」
ここでリベラルという単語が説明なしにいきなり出てきた。左派と同じでいいの?基素
保守は右派という文脈で説明されているから、そうではないはず
基素リベラルとは何ですか?
Claude 3.5 Sonnet
この文脈でのリベラルの定義は明確に示されていませんが、一般的に以下のような特徴を持つ政治思想を指します:
個人の自由と権利を重視する
社会の進歩や改革を支持する
政府の役割を重視するが、個人の自由を制限しない範囲で
寛容性や多様性を尊重する
通常、リベラルは左派寄りの思想として捉えられることが多いですが、この文脈では少し異なる使われ方をしているようです。
全ての人の自由を尊重するリベラルと保守はかなり近い考え方
保守の根本は懐疑主義なので、自分の間違いも疑う。他人の意見を聞く。言い分があるなら相手が少数派でも意見をすり合わせる調整をする。
「左」 「右」の概念が失効しつつある時代 「左」 「右」の概念もう対立軸にならない
右と左の概念はある時期までの政治学では重要だったが、20世紀後半から意味が失われはじめ、現在では意味がないというのが著者の考え
左派の価値観が右派(保守)に近づいた
フランス革命の時
人間の理性を重要視していた
地球環境を大切にしよう、大規模農業より有機農法
思想が保守の伝統主義に近づいている
原発への疑問
様々な事故の前は原発を推進していた
人間の叡智によって核を平和利用する進歩
事故が起きて今の人間には管理できないというのも合理主義としてはブレていないのでは?基素
第2章 政治の「考え方」とは
リスクの個人化と「小さい政府」
「左と右」の考え方は現代では無効化しているので、2つの軸を考えると自分の実感に近く政治を捉えられると著者は唱える
金と金以外で切ったのは鋭い感じがする基素
リスクの社会化と「大きい政府」
「お金」と「価値」で考える
寛容としての「リベラル
近代政治学におけるリベラルの起源は30年戦争
ヴェストファーレン条約は現代の国際政治を考える上で基礎的な要件を含んだ重要条約
国家主権のあり方
国際法の遵守
終戦後のプロセスでリベラルという概念が確認された
「戦っても解決しなかったし、寛容になる方が大事」
ここから発展し「俺はお前の価値観に寛容にする(自由を認める)から、お前も俺に寛容にしてくれ」という期待が生まれる(自由主義
価値観に介入する 「パターナル
強権を持った人間が相手の価値観に介入しても許される場合があるとする立場
国家が個人の価値観に介入する
リベラル「自由を尊重すべき」
パターナル「民法で定まっているのだからそれに従って夫婦は同姓であるべき」
この説明だと法律を遵守しているだけな感じもする基素
法律の遵守は立場に関わらずまもるべき
法律を変えようとしない根本的な価値観がパターナルのはず
e.g. 同性婚
リベラル「自由を尊重すべき」
パターナル「結婚は異性がやるという社会規範があるからダメ」
では、パターナルは、社会規範が変わったら同意する風見鶏?社会規範がリベラルよりになったらパターナルとリベラルは同じ意見になる?​​​​​​​​​​​​​​​​基素
「軸」を見極めるには
お金の軸の見分け方
租税負担率:(国の税収 + 地方税収)/国民所得
高いほど税金が高い
国家歳出/GDP
高いほど国が金を使っている
国民1000人当たり何人の公務員がいるか
高いほど公務員人件費の支出が増える
行政サービスも期待できるかもしれない基素
日本は「小さすぎる政府」
日本はどのお金の軸の指標を見てもOECDの国の中で小さいので、リスクは個人化されている国
社会に穴が開いている
リスクが個人化されていると社会全体への災害に対して弱い
90年代以降、公務員の数を削減した
ボランティアのような社会化もうまく機能していない
これは世界的な問題
劇場で泣いたり笑ったりするが、舞台が終わったら帰ってバラバラになる
瞬間的な結束と早すぎる終焉二より、結束が継続しない
このような中で共同体をどう作り直すのかが課題になっている
作り直さないといけないという結論が出ているものなのだろうか基素
これをどうするかのヒントを3章以降で学ぶ
第3章 「自分ごと」を過去に学ぶ
「日常の生活」を見つめ直す
晩年、1946年のカルカッタ(イギリス領インド)でヒンドゥー教徒とイスラム教徒が対立し、暴動がおきた
ガンディーは戦いが止まない限り食事を取らない宣言をした(当時70半ば)
2週間経っても戦いは止まず、立ち上がれないほど衰弱
刃物を持ったイスラム教徒の男が現れた
イスラム教徒の男「3人の子供をヒンドゥー教徒に皆殺しにされた。赦せというのか。お前は間違ってる」
ガンディー「戦いをやめなくてはならない。その先に赦しがなくてはならない。イスラム教徒によって殺されたヒンドゥー教徒の孤児を3人引き取りなさい。そしてヒンドゥー教徒として育てるのです。その子たちが成長し、あなたに感謝の念を述べたとき、本当の赦しがやってくるでしょう」
手塚治虫の漫画にありそうな話基素
男は刃物を捨てて立ち去った
ガンディーが食事を取らないという日常行為の延長で戦火を収めたことに著者は注目し、欧米で作られた政治学が捉えられない可能性を見出す
若き日のガンディー
自分の欲望に自覚的だった
南アフリカで出会った差別
切符を買って乗った列車を追い出されるなどをし差別にあう
南アフリカにおけるインド人の権利獲得運動に関わるようになる
自己反省の念
イギリスと戦っている自分も、イギリス人と同じような欲望を持っていると自己批判する
出世したい、金をかせぎたい、チヤホヤされたいという欲望から植民地支配に連続性を見出す
共同農場を立ち上げて自給自足をしようとした
上位カーストの人はトイレ掃除は屈辱的だったが、ガンディーは強要した
幸福会ヤマギシ会みたいなことをやるんだなぁ基素
「スワデーシー」と「スワラージ」
1915年にインドに帰国したガンディー(40代)
この時点で有名人
1919年からは徹底的に従わない第一次非協力運動を実施
自分たちの土地のものをたべ、自分たちで作る
背景:インドの富がイギリスへ流れていった
綿花(安い)をイギリスに輸出し、布製品(高い)を輸入した
自分自身を制御する
1922年にインド人の住民が警官22人を殺害した事件をきっかけに、ガンディーは運動から身を引いた
「このようなことが起こるのならインドには独立する資格がない」
暴力によって独立を達成してももう一つのイギリスを作るだけ
法とダルマ
1920年代後半、新世代の政治家ネルーがもう一度独立運動を起こそうとしてガンディーに頼み込む
ガンディーは380km歩いて海岸まで行って塩を作ろうとした
塩の生産はイギリスの管理下という法律があった
人の生死に関わる塩という天恵をこのように規制するのは法にはかなってもダルマには反していると考えた
最終的に10kmの行列になった
TVなどない時代
宗教っぽくない宗教行為をした
痩せた体にボロ切れをまとい、飢えながら杖だけで炎天下を歩くガンディーの姿が聴衆の宗教心を揺さぶった
歩く行為は特定の宗教に還元されなかった
1900年代B.G.ティラクの反イギリス運(独立運動)の失敗
イスラム教徒にも敵意を向けさせたのでよけいな宗教対立が起きた
政治と宗教を切り離さず、しかし宗教的な対立を避けたかった
「歩く」という日常的な行為
複数存在する真理への道
ガンディーは、宗教は1つの真理に至る別の道と捉えていた
なので宗教観対立を馬鹿げていると考えた
どのみちでも目的地は同じだからオッケー
本当にこういう考えただったのか?基素
メタ宗教によって人々をつなげようとした
あらゆる宗教が共有できる真理
宗教的なシンボルを使わない
具体的な行動で表現する
具体的には
歩く、断食、糸紡ぎ車を回す、祈る、必要以上に持たない、妬まない、殴らない...
e.g. 紛争の当事者「ガンディーがメシを食わずに弱っていく...死んでしまう。これはガンディーへの暴力では?やめよう」
これを政治の中に導入する
ガンディーから学べること
第4章 死者と日常の政治学
忘れ去られてきた 「立憲主義
戦前の立憲政友会などがあったし重要だったが、近年では憲法学者も古い問題としていた
立憲主義が最近注目を集めたのは安全保障法制(2015)の成立
「立憲主義の破壊」と問題視された
集団的自衛権の行使が違憲とした政府解釈を合憲と国会で議論せず変更し、実質的な改憲を行った
内閣法制局の人事にも介入していた
対立する 「民主」と「立憲」
民主は最終的には多数決
このシステムが民主主義の根幹
議論はする
立憲は、例え多数決で過半数となっても変えてはいけないもの(憲法による制約)があるという立場
戦後の日本では民主主義的な決定を重要視したので、立憲という考え方が民主主義の邪魔者として捉えられ、軽視された
統治行為論の根本にあったもの
内閣総理大臣は選挙で選ばれた国会議員が選挙で選ぶので、民主制に正当性を置いている。この行政が裁判所よりも上位に立つという考え方
三権分立は...?基素
「主語」 の違いを考える
民主は現代を生きる自分たちのみを尊重する(「生きている人間の過半がOKといえばOK」)
立憲は死者の考えも尊重する(「生きている人間の過半はOKでも、死んだ人たち多くがNGといえばNGだろう」)
さまざまな失敗を繰り返して経験知として憲法を練り上げたのだと考える
基本的人権がないと困ったので定義した、王政が暴走したり独裁政治の不満が溜まったので三権分立を作った
失敗を経験した人が未来に失敗のないように憲法に明文化し、信託したと考える
基素
他人の気持ちを考えるのは無理だけどそれが明文化されていると考えるのには一定の合理性がある
状況が違えば結果は異なるので、定義された時の背景をよく理解して何を大事としたのかを考えることがもっと重要ではないか?
外国の憲法と比べて条文が短い
裁判所の判例の積み重ねと学説が補完すると考えられてきた
が、2015年にこの考え方が裏切られた
「民意で選ばれているから、長い年月をかけて積み重ねられた経験知・慣習・伝統を無視しても良い」と考える政治家の登場
安倍政権は臨時国会を開かなかった
「何日以内に開催しろって書いてないから開催しなくてもいい」という論理を採用した
安全保障法制(2015)強行採決していたので議論したくなかったのだろう
死者に制約された民主主義
憲法97条人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果は明らかにすでに死んだ人の努力を尊重している
過去の積み重ねに一定程度、現在が拘束されると考えるのが憲法の土台である
立憲主義は憲法尊重擁護義務が話題になりがちで、国民が権力を縛るルールが憲法と言われるが、こちらの方が大きな主題だと著者は考える
死者の信託を忘れる(民主は立憲の上位概念という考え方だ)と民主主義の暴走が起こりやすくなると著者は考え、民主主義は立憲民主主義でなくてはならないと考える
死者とともに生きていく
疲れていたので過去の組み合わせで原稿を作ろうとしたが、死んだ編集者の友人が頭の中に出てきてもっといい文章にした経験から、著者は死者の友人と対話を続けることができるということに気づく
福島第一原子力発電所事故の被災者に向けた原稿にはこの経験から復興は死者と協働するようなことを書いたらしい
著者は死者との共同性が立憲主義だという考えに至る
なぜ死者を背負う「べき」なのか、という視点は本書全体を読んでも説明されていないように思う基素
経験知や議論の積み上げを蔑ろにするな、という点はわかるけれど、自分ごとの政治学#6448ca6c774b170000870c99ではないだろうか?
死者を背負うということ
死者の考えを一定程度尊重する考え方は著者のオリジナルではなく、以前からたくさんある
その中の一つがギルバート・キース・チェスタトン 正統とは何か 1908
伝統は民主主義を時間軸で昔に推し進めたもので、今の人間だけが投票権を独占するのは傲慢な寡頭政治であり、死者を会議に招かねばならない
ご先祖になるという「仕事」
1945年の日常では、死者の存在が社会の倫理規範につながっていた
1945に先祖供養の儀礼や慣習について書いた話
おじいちゃん「やるべきことはやった。あと重要なことはご先祖になること」
おじいちゃんが立派だからこそ、子供は孫に死後「おじいちゃんが空から見てるからきちんとせよ」ということができる
日常から 「政治」 を考える
政治は政策論を思い浮かべがちだが、日常で考える必要がある
地球温暖化などの環境問題は実際に大きな被害が出る大きな課題だが、遠く感じてしまう
毎日考える「今晩のおかず」を考えた時に、少し発展させて肉や野菜がどう作られているのか考えて広げていくと、日常と政治が接続できる
普段意識していないことを考えると必ずさまざまな政治問題が現れる
何を食べるのか、何を着るのか、糸をどう作るのか?から政治を考えたガンディーに著者は共感する
e.g. 土用の丑の日のウナギが絶滅危惧種だと言うことを知れば日本や東アジアの水産管理資源にどんな課題があるのか気になってくる基素
政治の「自分ごと」 に出会うためのブックガイド
1章
『武器としての「資本論」』白井聡著東洋経済新報社二〇二〇年
『人新世の「資本論」』斎藤幸平著集英社新書二〇二〇年
『アナキズム入門』森元斎著ちくま新書二〇一七年
『保守思想のための39章』西部邁著中公文庫二〇一二年
『思想の英雄たち保守の源流をたずねて』西部邁著ハルキ文庫二〇一二年
『原理主義(思考のフロンティア)』臼杵陽著岩波書店一九九九年
『近代日本の右翼思想』片山杜秀著講談社選書メチエ二〇〇七年
『「リベラル保守」宣言』中島岳志著新潮文庫二〇一六年
『超国家主義煩悶する青年とナショナリズム』中島岳志著筑摩書房二〇一八年
2章
『生活保障排除しない社会へ』宮本太郎著岩波新書二〇〇九年
『自由はどこまで可能かリバタリアニズム入門』森村進著講談社現代新書二〇〇一年
『リバタリアニズムアメリカを揺るがす自由至上主義』渡辺靖著中公新書二〇一九年
『新装版自由論』アイザィア・バーリン著小川晃一ほか訳みすず書房二〇一八年
『リベラリズムの再構築「自由の積極的な保守」のために』佐藤光著書籍工房早山二〇〇八年
『リキッド・モダニティ液状化する社会』ジークムント・バウマン著森田典正訳大月書店二〇〇一年
『未来をはじめる「人と一緒にいること」の政治学』宇野重規著東京大学出版会二〇一八年
『現代日本の政党デモクラシー』中北浩爾著岩波新書二〇一二年
3章
『正統とは何か』G・K・チェスタトン著 安西徹雄訳 春秋社二〇一九年
『大衆の反逆』オルテガ著 寺田和夫訳 中公クラシックス二〇〇二年
『先祖の話』柳田国男著 角川ソフィア文庫 二〇一三年
『戦艦大和ノ最期』吉田満著 講談社文芸文庫 一九九四年
『人間・この劇的なるもの』福田恆存著新潮文庫 二〇〇八年
『死者と菩薩の倫理学冥顕の哲学1』末木文美士著 ぷねうま舎 二〇一八年
『魂にふれる大震災と、生きている死者』若松英輔著 トランスビュー二〇一二年
『想像ラジオ』いとうせいこう著 河出文庫二〇一五年
『保守と立憲 世界によって私が変えられないために』中島岳志著 スタンド・ブックス二〇一八年
『コロナの時代の僕ら』パオロ・ジョルダーノ著 飯田亮介訳 早川書房 二〇二〇年
4章
『真の独立への道(ヒンド・スワラージ)』M・K・ガーンディー著田中敏雄訳岩波文庫二〇〇一年
『獄中からの手紙』ガンディー著森本達雄訳岩波文庫二〇一〇年
『ガーンディー自叙伝真理へと近づくさまざまな実験1・2』M・K・ガーンディー著田中敏雄訳注東洋文庫二〇〇〇年
『ガンディー反近代の実験(現代アジアの肖像8)』長崎暢子著岩波書店一九九六年
『ガンディーインド独立への道』B・R・ナンダ著森本達雄訳第三文明社二〇一一年
『ガンディー平和を紡ぐ人』竹中千春著岩波新書二〇一八年
『ガーンディーの性とナショナリズム「真理の実験」としての独立運動』間永次郎著東京大学出版会二〇一九年
『ガンディーの経済学倫理の復権を目指して』アジット・K・ダースグプタ著石井一也監訳板井広明ほか訳作品社二〇一〇年
『NHK100分de名著ガンディー「獄中からの手紙」』中島岳志著NHK出版二〇一七年
『ガンディーに訊け』中島岳志著朝日文庫二〇一八年