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右派と左派と保守
どっちの言葉にもネガティブなイメージがついている
ポリティカルコンパス

友人B実際には見ている過去も未来も違う人たちが同じくくりでまとめられている
理想をどこに置くかでの切り分け
大まかな左派のイメージ
個人の自由を尊重する(リベラル)のが基本的な考え
戦争反対
個人が傷つくため
戦後左派は国家権力の弱体化を主張
国家が強くなると戦争をする
自分達が戦争に加担した罪悪感
格差の解消
個人でどうにもならない格差や差別があると、個人の自由が尊重できない
2007年 赤木智弘丸山眞男を批判
丸山眞男は戦後左派のトップ
最近は批判もある
底辺労働者の無敵の人にはひっくり返す戦争は希望」
左派論壇は反発
守るべき底辺労働者が戦争を望んでいる
大きな政府
高税率・高福祉
低税率・低福祉
リベラルの弱点
「国の権限が大きいマイナンバーを使った便利な制度」を作るのは反対だが、それによって得られる格差解消は欲しい
大まかな右派のイメージ
個人よりも国益の増大に重点
軍事力が必要
戦争賛成とは限らない
過去の戦争は肯定する場合が多い
憲法9条改正を主張することが多い
格差や差別の解消の行き過ぎを批判
個人の自由を追求した結果、国家が弱体化することを懸念
精神疾患やマイノリティは置き去りにしがち
極端になりつつある
積極的な弱者の排除
助けないだけではない
右派は反動
自分たちを「左派への抵抗」と捉えており、マイノリティだと思っている
戦後の左派知識人は相手をバカにしていた
集団極性化 Echo chamber Cyber cascade
同じような人が同じようなものを見ているので、その尺度で極端な意見が支持される
主流的な意見に反論できない
杉田水脈のような極端な意見は普通賛成しづらいのに、反対しづらくなってしまう
なぜ右派が好きなのか?
左派は右派がバカだと思っている
講義をしている人は右派は賢いと思っている
スロータダイク「シニカル理性批判」
「大衆の侮蔑」のほうが読みやすいらしい
ナチスが流行ったのはなぜ?というのに立場が2つある
1. 啓蒙の失敗
2. 過剰な啓蒙
スロータダイクの立場
他者の選択をすべて自己利益の追求と見て正体をひっぺがそうとする態度
「自分の利益のためになにかするのが汚い」と感じる純粋性への強い憧れ
このような人たちはゲマインシャフト(選べない共同体(例:生まれた国))への愛の表明をする
ゲマインシャフトへの愛は自己利益ではないので、「自己利益の追求」と攻撃されることがないので合理的に考えた結果これを採用する
これがナショナリズムに結びつく
おおまかな保守主義のイメージ
現在は歴史の積み重ねだ
だから悪くないはずだ
これは論理が飛躍している基素
ちょっとずつ変えていこう
ストッパー的な役割
善意を過信しない
「緊急時には独裁者がいたほうが良い」という思想には反対する
弱点
現在から大きく変わる理想は提示できない
右翼や左翼のユートピアは抽象的で魅力的だから普遍的
自民党は保守政党と言われているが、改革という言葉を使う
これはもともとの保守主義とは違う
もともとの保守主義の受け皿はない
自己理解に使える
自分はなぜその思想になるのか?
他者理解に使える
他人はなぜその思想になるのか?


誤った二分法になりがちな気がする
不出来な右翼よりよくできた左翼のほうがよさそう
不出来な左翼よりよくできた右翼のほうがよさそう
保守主義リベラルで2分する単純なものの見方の利点がわかってない
追記 中島岳志によれば「左と右」の考え方は現代では無効化しているのでこの見方に現代に価値を感じないと感じるのはあたりまえそう
これを書いた時には保守と右翼の違いがわかっていない書き方になっている。
フランス革命時点の原義的な意味で左と右でわけた場合保守は右だが、右翼と保守はスタンスが全然ちがう
世界を単純化しすぎてよくない副作用が大きい気がする
どちらかにまとめられるほど二つの立場は一貫性があるのか?
「経済政策では保守がいいと思うけど、表現規制だとリベラルがいいな、夫婦別姓には賛成、改憲は否定的な見方」みたいなのは普通にありえそうなので、この2つで切る意味がわからん
現実的には投票する時は結構いろんな論点を我慢しないといけないので、その切り口として良いのか?
100%自分にぴったりな主張をする党は多分ない
超党派のissueもある
追記: 政治的スタンスは大雑把な方針だから、個別個別の問題はその問題の制約の中で解かれるべきと思う
個別個別の問題を解く中での食い違いを整理していくと政治的スタンスになる
「なぜそう考えるのか」の根底の思想の輪郭がはっきりしてくる