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SPOM
SelfPowered登竜門

Self Powered Oxygen Module
この定義は「酸素を得る過程で発生する電力で自家発電(SelfPowered)にできている構造」であればよい
典型的なのが「電解装置から出る副産物の水素を、水素発電機に使って発電」する構造

可能な限り電力消費を削れば、水を電力源として燃料化することができる
これを実現する、よりパワフルな構造として HydraElectrolyzer がある

「どして?」
これを理解するには、電解装置水素発電機の性能を知っている必要がある
電解装置は1秒間に120W使い、水1kgを消費して、112g/sの水素を発生させる。
対し、水素発電機は100g/s水素を消費して、800W〜1200W発電する
理想値通りに電解装置を動かしていれば、差分の680W〜1080W余計に電力が得られることを意味する
これをうまいことポンプの数と稼働を調整する
「電力の消費よりも発電量が上回らないようにする」
「そうすれば酸素は水がある限り、別のとこから電気を引かなくても作り続けられる」
「人がいた方が酸素を消費してくれるから、もっと水素発電が動くように人を増やしたくなる」
…っていう、プレイの大転換期のターニングポイントになるシステムが作れる
同時に、本格的な水不足が詰みに直結するのもこの時期から

(忘れるべからず) 理論値通りにはポンプの吸気量が上回ってないと無理
「電解装置は合計で1kg/sの気体を出すのだから、吸気ポンプは2台でキッチリ揃うのでは?」
揃わない。ゲーム中電解装置が出した気体がどうやって拡散するかを考えるとよい
1マスには1種類の気体しか存在できない。2種類の気体が出るとしたら、どのように動くだろうか
空間的にピッタリ隣にポンプを付けていても広がるまでにはタイムラグがある
電解装置は1.8kg/tileの気圧上限がある。なのに1秒で0.888kg/sも酸素が常に吐き出されていたら
複数の気体が入り乱れる空間の吸気ポンプは、1秒ごとに1種の気体しか送り出せない
なので、水素と酸素が混じった空間に吸気ポンプを置いた場合、効率が実質的に半分に落ちる
ポンプから出る気体をすぐに2本のパイプラインに分けて(つまり気体フィルターなどで分配して)改善はできる

各部構造
ちなみにこれはRodriguez SPOM
(注意) この構造の場合、吸気ポンプ.icon電解装置.iconには金アマルガム製を使う
金アマルガムの無いマップだったら、この構造の場合鋼鉄が要る
このプラント内部に冷却機構が無い為、電解装置から出る70℃以上の酸素と水素であっという間にオーバーヒートする
工夫して、中を冷やす何かしらの方法を組み合わせれば、銅鉱石でもアルミニウム鉱石でも良い


人力発電ブートストラップ で起動用&非常用の電源を作る
チューニング無しの場合は 800W×2 = 1.6kW、電気エンジニアのチューニングによって最大で2.4kWの発電所の出来上がり
この構成のSPOMの消費電力はおおむね1400Wしかないので普通に電気が余る。
チューニング無しで160W, チューニング後は 1kW も発電量が余る
石炭発電機 + 人力発電機 の2台が同時に動いてるのと同じぐらい電気が作られるってこと
スマートバッテリーをうまく使って、
「充分に電気が溜まってたら水素発電機を止める」
「めっちゃ余るようだったら、他の施設に電気を注ぎ足すように送る」

気体分離の仕組み
1マスの空間には一種類の物質しか存在できない
なので、上の図の上1マスの隙間が水素になったら、ポンプのある場所には水素しか入らなくなる
中にあるポンプが気体を吸いすぎてしまうと、このバランスが壊れるので 気圧センサー で制御する
「気圧◯◯g以上だったらポンプで吸ってもいい」というように回路を作る

配管
吸気ポンプは500g/sまでしか送ることが出来ないが、気体用パイプ自体は 1kg/s まで送れるので、2つのポンプの酸素は1本に束ねてまとめて大量に送れるようにできる
ブリッジを使った合流や分配については 配管チートシート を参照
外部を通る気体用パイプは、 断熱型気体用パイプを使ったほうが良い

気圧センサーの調整は各自いろいろ試して、安定して1番いい感じのを探すとよい
忘れがちだけど、人力発電機や石炭発電機に自動化ワイヤーを挿したら、設定を「バッテリー残量100%」とかにしておく

動画による解説

色んなSPOMの構造モデルを比較して、「電解装置×4の分離型が1番効率いいやね」って検証してる動画

より高度に、電力網グランドデザイン化、酸素の冷却処理の追加
→ 作例では発電機の電線とモジュールの各設備の電線を引いているが、電力網グランドデザインの方式の配電にして 「実質的な自家発電状態」 になるように作ったほうが良い