scrapboxは言葉のコンヴィヴィアリティが高い
>人は物を手に入れる必要があるだけではない。…物を作り出す自由、自分の好みにしたがって形を与える自由、他人…にそれを用いる自由を必要とする
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はとにかくざっくりと、モノを自分で作れる
自由度として理解した
というか、これだけで何ページも作らないといけないほど刺さった
言葉を自由に作って使えるのがscrapbox
ブラケティングをすることによって「単に言葉が並んでるだけじゃなくて一塊で意味をなしているんだよ」と表明する、
概念に取っ手をつける、的な効果がありそう
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意味は恣意的なもの
その言葉に結び付いた意味は、言葉をどれだけ追っても得られない
言葉には意味が紐づいていない
使った人の恣意の方に紐づいているから
作者がどういう意味を持たせているかが確定しづらい(むしろできない?)
受け手が困ってしまう、それが問題、Yesです
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古典や短歌の話になると、また脱線してしまう
この恣意を可視化できるのがscrapboxのよさ
可視化できるので改善できる
にもかかわらず、恣意を表明できるチャットツールは今まで存在しなかった
みんな言葉の効率ばかり求めている
スタンプや、音声や、動画とかの機能追加はあるけど、量的な違いでしかない
だからこういうの好き
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例
理解したということですか?
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いえ、共感したということです
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ツールとしても難しいが
文化としても難しい
scrapboxにいる人たち、「理解したということですか?
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」という確認を良いものとするリテラシーが高い傾向があると思う
コミュニティによっては
村八分にあってもおかしくない
もちろん完全じゃない
コミュニケーションの幅は広がったけど狭いまま
従来、恣意は自分の体験にしか紐づかなかった
体験を共有できてないと言葉が通じない世界
絶対青リンクある
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見つからなかった
だから知的生産に向いている
今まではこうだったけど、やり方を買えてこうしたらもっといいのでは?と思い、実行し、結果を比べて、実際に改善したら生産される
最初に実行するためにオプション性=実験の余地が必要
知的生産はずっと伝達の壁に阻まれて委縮してきたのでは
「最初に言語化するときに、他人に伝わる言葉でなくてよい」「考えるための言葉と伝えるための言葉は別」という表現をしている
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もっとすっと説明したい
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知性は語彙、scrapboxは語彙を作る余地がある、だからscrapboxでは新しい知性=語彙が生産される
とりあえず作ってみて、イマイチだったとしても沈んでいくだけだから害がない、的な雰囲気
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脱線
よく考えると、一概に高いとは言い切れないところもある
scrapboxに特有の機能が何を発明したか説明できそうだったから
scrapboxを知的生産ツールとして企画していたら、こうはならなかったと思う
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自称知的生産のプロがあれこれ設計して、そこに能力が制限されていたかもしれない
というか、他人にとっては使いにくいものになっていたかも
反脆い
\approxロバスト?
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外部の刺激に対して、悪い影響が大きいのが脆い、影響が小さいのが頑健、良い影響が大きいのが反脆い
よく聞くのは
堅牢と脆弱ですね、ニュアンスの違いが気になる
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この文脈で具体例を作ると…
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グループウェアのユーザの中には「社員が好き勝手に書き込みをできてはいけない」と考えてコメント機能をオフにする設定とか、書き込み権限を絞ったりする設定を求める人がいる
これは「ロバスト」さを求めている
別の表現をすると、社員が自由に書き込むことは「脆い」と考えて、禁止している
一方で社員に自由な書き込みを許して、その不確実性の中から有益なのものが確率的に生まれることを期待する人もいる
この人は社員が自由に書き込むことが「反脆い」と思っている
まさに!
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難しかった
反脆いの定義だけじゃなくて
リスクやオプション性との関係を説明しなければいけなかった
頭の中でごっちゃになり、初手のたとえも間違えて詰んでいた
リスクに対するポジティブな楽観はよく知らずに排除しようとするより強ムーブだと思っている、の時に反脆いがラベルとして出てくる
「反脆い」← なんて読んだらいいのですか?
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「はんもろい」
もろいの反対で反脆いです
パンモロのような字面だ
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もっといい日本語はなかったのだろうか?