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脳内をそのまま出力したい

このページもあとでバラバラに解体するshokai

これを1フォーマットでやりたい
メモを殴り書く
他人に伝える

その為には、HashTagで分類するのではなく
ページ同士を直接リンクして、ネットワークとして表現する方がいい

そろそろ頃合いかなと思って書いている
先日のScrapbox Drinkup #3 Naogya Editionで説明が足りなかった部分がある
いい記事を見た
いいprojectを見た
HashTagをいっぱい付ければ良いと勘違いしている人をtwitterでたまに見かける
全体像を俯瞰してもフーンとしか思わないという事も説明しなければならない


脳内はネットワーク
人・物
地名・店名
出来事
抽象的概念
それらの関係性で記憶し
違和感・漏れ・抜け・穴を発見し
他人に説明したりする


ネットワークのままデータとして保存し、他人と共有し、読んで理解できるフォーマットがほしい
無駄な変換処理をしたくない
脳内のネットワークを他人に伝える時に、一部分を切り出して編集する作業が必要になっている
切り出されたパーツからネットワークを再構築する作業が、理解と呼ばれている
互いに影絵で相手の形を推測しあっているようなものなので、理解が一致したと思っても勘違いかもしれない
Cosenseは、ページ間リンクを使ってネットワークをそのまま書く、というのを理想として機能設計している
増井俊之もたまに「頭の中はネットワークだからね」と言っている


どうやるか?

以下の公開projectは、shokaiの理想にかなり近いフォーマットで書かれている
人・物・出来事・抽象的概念、それぞれ1つずつページに分割されている
名詞をページタイトルにし、定義を本文に書き
[リンク] で関係性が表現されている
ユーザーインターフェースの論文、著者、製品、カテゴリ、イディオムをリンクで表現している
Virtualユーチューバー、組織、出来事、ミームをリンクで表現している
知財の条文、判例、概念をリンクで表現している

他にも、最近shokaiが書いたページでは
例えば明星和楽2018という旅行記
Kazz Yokomizoカワノヨウヘイ甲斐啓真のような人間の説明
BoostnotepostalkStudioのようなサービスの説明
天神太宰府天満宮などの地名、ShinShinのような飲食店の名前
明星和楽のような抽象的な概念
これらがネットワークとして表現されている
そのおかげで、福岡で体験した事を自由に横道に逸れながら記録する事ができた
shokaiが趣味で作った物
作ったというページの関連ページに書かれている
専門用語・動作環境・目的などの抽象的な概念が、個別のページになってリンクしあっている

脳内をそのまま出力したい のようなスローガン?も、ページにして良い
本文に説明を書く
細かいコンテキストは別ページへのリンクで説明する


ネットワークのままでいい

切り口を与えなければならないという思い込み
アイディアを他人に説明する時に
脳内のネットワークから一部分だけ切り取って直線的に並べ直して朗々と語れるのが賢い人間なのだ
これはパーツを取り出して変換する速度が速くてすごいね!というだけshokai
ただの一発芸である
言っている事の正しさや、情報の価値とは全く無関係
分類して整理して、切り口をもたせ、必ず結論を書き、相手が反論できるフォーマットにして、インターネットに公開したらいいねボタンを押してもらわなければならない
いや、切り口を見いだせるのも能力じゃん?というのはわかる
わかるよ
わかる〜!!
わかるんだけど、データ収集段階では事実の関係を列挙して状況分析するべきで、いきなり出版用のデータフォーマット使うなよという話をしたい

そういう勘違いをしていると
ネットワークの一部分だけを一筆書きで切り取って、情報量が減ってしまう
個人的に切り口を与えるとか視点を見つけるとか呼んでいる
あるいは筋道を立てるという事か?


切り口を与えた状態は、データの保存フォーマットとしてふさわしくない
再利用性が低い
別の視点や切り口を見つけるには、再度ネットワーク状態に戻す作業が必要になる
物事の分類のやり方は無数にある
新しい項目を追加しづらい
分類できない物こそ価値があるのに、分類枠が邪魔で保存しにくくなる(蝙蝠問題
現状のルールに当てはまらない、ルールを書き換える可能性がある
カレーうどんのような発明は階層構造からは産まれない
無理やり変な分類がされてしまい、後で探せなくなる
切り口は、特定の価値観が前提になっている場合が多い
価値観が違う相手には伝わらない
この事は忘れてしまいがちだ
感想と事実は分けて書く
再利用しやすい
複数の価値観を説明するハブになりうる
情報量が減る
不要だと思って勝手に枝切りしてしまう
何が重要なのかは人によって違う
思いもよらない価値がある事に気づく時こそ面白い
枝切りは機会も捨てる
分類・整理は手段であって、目的ではない



研究・調査はネットワーク化したメモでやる
論文やプレゼンテーションには切り口が当然必要だが、メモする段階からやっちゃいけない
調査・研究やソフトウェア設計のような複雑な活動は、ネットワーク状態のまま追記していくべき
初期のインプットの段階から、いきなりアウトプット用のフォーマットで書き始めるのはおかしい
脳内のネットワークと、論文や書籍出版用の直線化したパーツとを変換するコストが高すぎる
ありのままに人・物・概念・用語のページを作って、説明を書けばいい
よくわかってないのに、メモの段階から勝手に筋道を立てちゃいけない
筋道を立てた文章を書かないと自分がバカに思えてしまうような、オシャレでカッコイイ見た目のノートで研究・調査すると、完全に理解した事しか書けなくなってしまう


Scrapboxでやる

脳内をそのまま共有すると効率が良い
daiizとは忘年会で会って以来、音声で会話していないし、slackでも会話はほとんどしていない
互いにscprabox上で脳内をネットワーク化し、コメントしあい、融合させている
何か頭に浮かんだら「こんな感じ」というのを見せる為のプロトタイプを即作る
rakusaiとは3月に1時間ぐらい音声で会話した
音声やチャットは精度が低すぎて使いものにならないと感じる
ネットワークの一部だけを直線化して情報量が減っている
しかも順番に1つずつ書くターン制コミュニケーション
状況分析と問題意識を共有して、解決方法を出し合って検討するにはネットワーク化されたメモがいい


どうやってネットワーク状態のページ群を作るか?
大変そうに思えるかもしれないが、そうでもない
必要な機能が必要なタイミングで現れてくるようにデザインしている
複数人が同時に編集できる
project内の他人が何を書いたか、Streamで見れる
ページ内の要素をパパッと入れ替える機能
ページの一部分を別ページとして切り出す機能
リンクを切らずにタイトルを変更する機能

どこから書いてもいい
大きな長いページを勢いで殴り書きしてしまってから、用語の説明ページに分割してもいい
細かい書きかけのページが先に100個ぐらいあっても、説明が中途半端でもいい
project memberの誰かが直してくれる
6割できていると、人は8割ぐらいまで直したくなるものなので
リンク先ページがまだ存在しなくてもいい
リンク先のリンク先まで関連ページリストに推薦表示される