知識アウトプットと知的生産のフロー
なにか「情報源からの単なるコピペ」では済まされないような知識のアウトプットが求められたときに何をしているか書いてけ
未知の分野である場合、その分野の異なる著者による書籍を3冊程度買って同時並行で読む
これをやってもその分野の世界トップにはならないが、割とイージーに「世界の99%の人よりは詳しい」に到達できる
99%までいくか？というのは疑問
だが、とりあえず平行に本を読む行為はもやるし、いいですよね
分野のトップ集団からは「きちんと勉強してて話しやすい人」と認識されて、その他の多数に対しては「詳しい人」と認識される
デマンドに応じて情報が流れるパイプをやるだけで有用な情報がどんどん集まるようになる
これはやる
育児
未知のプログラミング言語
プログラミングに関しては「〜を作りたい」と思ってから「〜を作るためにはどうすればいいか？」を調べる
公開されていない情報源、電子化されてない情報源の価値が高い
公開されて電子化されている情報は検索で見つかるから
書籍はOCRして検索可能にしている
PDFをDropboxに入れている
電子化したものを公開できなくても自分が検索できれば十分である
チャンスがあれば「引用の要件を満たしている」と主張してみずから公開する
具体例 /nishio/情報カード
本はどうやって選んでます？
こういうまともな本がある分野ならその本1冊をじっくり読むかも
基本的に大部分の分野はまともに体系化されていなくて人それぞれ違うことを言うから複数人のを読む必要が出てくるイメージ
育児で調べていてそれを感じました
ITの世界で技術系の調査ばかりしていると世の中そんなものばかりかと思いますが、もちろんそんなことはない・・
選び方難しい
まともな本の判断基準、の場合
amazonのレビュー
ググって野良記事を読む
twitter検索
上記、全部「信頼できない情報源」だと感じた
信頼できない情報源であることは同意
だけど、「誰かが○○という感想を書いた」という点では事実で、割と参考にする
感想の主張に関わらず、言及されている回数がn=1でもあれば、その本はn=0より結構読まれている可能性が高い
こんなレビューが書かれているということは？という判断材料にする
評判が悪いから読まない、という判断はしない
場合によっては、評判が悪いからこそ読む場合もありうる
大学のシラバスから参考資料に指定されているかどうか
(ベストセラーではなく)ロングセラーかどうか
時の試練だ
なぜ3？
3がちょうどいいマジックナンバーだと言う人はちょくちょく見るかも。
深い意味はない
1よりは2がいい
10冊一度に買ってもどうせ少しずつ読むことになる
「3冊程度」に修正しておいた
呪術的儀式ではないのでここはまったく重要ではない
追記: 特定の人をすごく信用した場合、その人の本を3冊読むアプローチをすることもある
最近オードリータンの本を3冊買った
このページ作成の経緯
答えにくい問いだ
何かの構造が根本的に違う
気になる！
自分の過去の知的生産のすべてに共通のパターンを見出すことはできないが、少なくない数の事例は「アウトプットする内容が先に決まる」「それからインプットを頑張る」だった
1時間の講義をすることが決まる→プログラミング言語の設計の歴史を語ることにする
2010 セキュリティ＆プログラミングキャンプで「言語の設計判断」講演
後に「コーディングを支える技術」につながる
2泊3日のワークショップをやることが決まる→KJ法をベースにすることにする
インフォグラフィックスに関する調査を依頼される→情報デザインまで遡ってまとめる
これは公開されてないな…
特定企業の経営戦略に踏み込んだ話だから公開が手軽でないんだな
オウンドメディアの企画でインタビュワーをやることになる→インタビューと名のつく本をまとめ読みする
これのシリーズ
なので「アウトプットの方法が未定義なまま、インプットの部分だけ切り離して時間的に先に行う構造」は、自分の経験にフィットしない
具体的ではないが、未定義というほど決まってないわけではない感じです
いつか使うだろうと思って取っておくけど結局使わずゴミだけが貯まるみたいなことになっている気もする
僕は余暇でツイートしたりブログ書いたりみたいな「アウトプット自分で好きに決めていい」シチュを勝手に想定してました（とここまで読んで気づいた）
インプットの部分に関して言えばマイクロスコープとか百人一首を崩し字で読んでみるとかをインプットと認識してそう
「わかりやすく小さい単位に刻まれ言語化された情報」と「まだ切り分けられずしばしば言葉になってない経験」とがある、前者は移転コストが低いから必要になってから検索するので良いと思って後者を重視してるかもしれない