相対評価の競争に勝つために、人は働きすぎてしまう
>揺籃の地の乱伐者
from ウィナー・テイク・オール: ひとり勝ち社会の到来 p183より
>経済学者のジュリエット・ショーによれば、昇進に関して「労働時間の少ない人はたいへんなペナルティーを支払う」。そうした行為は、雇用主との関わり合いにおいて「反抗のシグナルと受け取られる」。こうして、相対的な成績が報酬の重要な決定要因であるとき、私的なインセンティブによって人々は働きすぎへと駆り立てられる。
１日８時間労働をやめられない病は、相対的な労働時間対決に勝つためにやめられない
むしろ8時間以上働くことによって、雇用主への忠誠度を表意でき、より高い評価にもなる
囚人のジレンマ的に、忙しそうで複雑な仕事をしている人が評価される環境であれば相対評価で負けないために忙しそうにする
評価規則にハッキリと「労働時間が多いことは良いことではない」と示していれば、労働時間勝負をしなくなる
働き過ぎた結果、評価されないと分かると燃え尽き症候群になりやすい