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ドアヒートシンク
完全に密閉した 機械式エアロック が開いている時、その空間は真空の扱いになっている
真空なのでエアロックにも、隣り合うタイルなどにも熱は伝わらなくなる
エアロックが閉じた場合は、ドアの原料に使われた金属がその重量分詰まった空間として扱われる
高熱伝導の壁として、接する周囲のタイルと積極的に熱交換が行われる
機械式エアロックの素材は以下の順で適性がある
テルミウム:全素材で最も熱伝導率(220)が高い
ニオブ:鋼鉄と同じ熱伝導率(54)だが、比熱容量が鋼鉄よりも小さい
鋼鉄:金属鉱石よりは遥かに熱伝導率(54) が高い
アルミニウム鉱石:金属鉱石の中では最も熱伝導率 (20.5) が高い
鉄マンガン重石:森林バイオームがなく、寒冷バイオームがあるマップでは一番熱伝導率 (15) が高い金属鉱石
それを利用して、「一定の温度になるまでオフ、目標温度を超えたらオン」と信号が出るような回路を組む
前述したように機械式エアロックの材料は金属なので、比較的効率よく熱を伝えるヒートシンクの役割を果たす

回路
非常にシンプルに、 #熱センサー を直にエアロックに接続すればよい
指定温度の境目で温度が均一になるまでオン・オフが頻繁に切り替わる
気になるのであれば #Filterゲート を間に挟む
ドアに電力は基本的に要らない
通電していると、閉じた際に電線も熱交換の対象になる
温度センサーは熱交換を止める条件なのに注意
他の自動化のように「有効な間はグリーンになっているように見せたい」場合は #NOTゲート を挟み、条件を反転させる

デモその1:加熱
直接接触させるのではなく、間接的に「熱エネルギーを取り出したい分だけ」受け取る構造。
中盤以降よく使う。熱源が500℃を超えるような、機械を直接触れさせられないクラスを相手取る際に使う
特にマグマ、高熱で液化した金属など
左の部屋には1727℃のマグマ、右の部屋には0℃の水が隙間なく満たされている
温度センサーは「120℃以上でON」(=120℃になるまで閉じる)設定

このようにマグマは冷え固まり、水はすべて蒸発したが、それでも温度差は十分に残っている
この仕組みを応用して #蒸気タービン を長く稼働させ続けられるシステムを作れる

デモその2:冷却
あくまでもヒートシンクはヒートシンクなので、冷却構造とみなすこともできる
左に絶対零度に近い-270℃の超冷却剤、右に蒸発した120℃の水蒸気がある
温度センサーで「-10℃以下でON」(=−10℃に下がるまでドアを閉じる)と設定

水蒸気が水に凝結し、さらに冷えて全て−10℃の氷になった
この構造を使って、対象物を広い範囲で一定の温度まで冷やしすぎない程度に下げるシステムを組める
水耕用の灌漑用水(特に #スリートウィート