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「欲しい量だけ作り置きさせる」仕組み
「自動化回路が使えるようになると何がうれしいのか」シリーズ
調理や製作作業は、毎回作成数を指示するか、連続でとにかく作り続けてもらうかの2択になる
これに対して在庫として欲しい分だけ作ってもらって、十分にあるなら作らなくてよい 仕組みを作ることができる
地味に 「人手が足りない!」を解消するので、自動化の研究が終わったら早めに組むことを勧める

自動化回路信号を出す格納庫
冷蔵庫スマート格納庫液体貯蔵庫 気体貯蔵庫の4つは 電気が通った状態で、容量がいっぱいになったらオン信号を出す
電気が通っていない状態では、容量がいっぱいであってもオフ信号を出す

自動化信号を受け取る製造装置
自動化回路が挿せて、複製人間が作業として掛かるモノだけリストアップした
これら全部、在庫に応じた作業の自動化が出来る

初級
マッシュバー&マッシュフライを非常食分だけ
「作って欲しい料理はあるけど、必要以上に作ってほしくない。でも、何食分かは作り置きしてほしい」
「通電してて一杯になっていたらオン信号が出る」のであれば、それを #NOTゲート で反転さえれば 「一杯になったら調理機を使うことができなくなる」ということになる
電気グリルや微生物粉砕機を、そのメニューのみ連続無制限で作る指示にしておきつつ、その専用の冷蔵庫を置き、容量を指定すれば、「それが満タンになるまで作る」ようになる

注意点:忘れがちな優先度
この仕組み、その ”専用格納庫”の優先度が他の格納庫よりも高くないとあまりうまくいかない
色んな食糧をまとめて入れている食糧保管庫や冷蔵庫の優先度が高ければ、複製人間は整理整頓としてどんどん中身を持っていってしまう
優先度管理でしつこく「作業優先度をどこでもむやみに高くしない」と指南するのはこのあたりも含む

金属精錬
同じ要領で金属精錬も「在庫で持っていたい分だけ」を組める
注意点も同じ
食糧もそうだけれど、こっちの金属精錬の方が用途的にメインなところある
連続指定だと持ってる分の金属鉱石を全部精錬されてしまうので、必要な量だけ確保させる

調剤
これも同じように作り置きの自動化が出来る
おそらくはあんまり需要が無いようには思うものの

中級編:格納庫や冷蔵庫の消費電力と排熱を抑える
ところで、この冷蔵庫やスマート格納庫、ちょっと電力消費がつらい
通電している冷蔵庫は中のモノを冷やすので 500DTU/sを排熱するし、何も入ってなくても120Wも使う
スマート格納庫も125DTU/s の廃熱、中に何も入ってなかろうが60W使われる
1サイクルずっと冷蔵庫が電気を使うと、1台あるだけで 72kJ、大容量バッテリー2つ分をほぼ空にするぐらい消費電力が増える

何も入ってなくても電気を食うのも、熱が出るのも抑えたい人は更に工夫が要る
先の例の回路を組み直して、バッファクロック200秒に1秒 #電源遮断器 がオンになるようにした
結果として冷蔵庫にも200秒に1秒の間隔でのみ通電される
当然、中の食糧は冷えなくなるので、この場所を二酸化炭素ないし塩素で充満した部屋にする必要は出る
普段冷蔵庫に電気が通らない分、オンオフ信号の出方も変わる
調理機側の回路も作り変えるようにする
ここで #メモリスイッチ を使う
メモリスイッチは 入力ポートがオンになったら、リセットポート側がオンを受け取るまでオンの状態を保つ ので、これを利用して設備の利用可不可を制御する
クロック回路の部分を「1日に一回チェックでいいや」と #サイクルセンサー で済ます場合は、時刻センサーの稼働時間+1秒で冷蔵庫側の #Bufferゲート を設定する
個人的にはタイマーセンサースケジュール1コマと同じ25秒のクロックの方が良いと思う。チェックの間隔が長すぎると作りすぎてしまう場合がある