繰り返し行う行動の実現方法
少し寄り道しながら説明していきます。
たとえば「トイレ掃除を 2 日に 1 回行いたい」場合、「次に取るべき行動」の「今日やるエリア」には 2 日に 1 回だけ登場してほしいですよね。
これを毎日自分の頭で「トイレ掃除は 2 日に 1 回で、昨日はやったから今日はやらなくていい……」などと判断したくはないはずです。
table方法 | 使うツール | 利便性(操作に要する手間の無さ) | 融通の利きやすさ | 習得の難易度 |
定期的な予定 | カレンダーアプリ | △ | △ | △ |
ルーチンタスク | タスク管理ツール | ◎ | ◎ | × |
ルーチンエリア | 紙・付箋・ペン | × | △ | ○ |
ここで、ようやく冒頭の疑問に答えられます。
まず「繰り返し行う行動」の数が少ない or アナログで済む・済ましたい方は、
ルーチンエリアで十分でしょう。
これを
定期的な予定機能で管理するには無理があります。カレンダーが「繰り返し行う行動」でパンパンになってしまいます……。
パンパンになってなにか不都合でもあるのか?
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それで運用できるなら問題ない
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が、たぶん運用できないと思う
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カレンダーは「いつ始めるか」「いつまでやるか」という開始と終了を拘束するものを扱う。タスクよりも重たい「予定」を扱う
1日20-30個の予定を扱えるかというと、定着してない限りはノーだと思う
>カレンダーは聖域だから、絶対やる決意をもって書き込めとアレンが言うてた
やっぱり分からないかも
寝て起きたら考え直す
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アナログなカレンダーが前提になっている?
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書く領域が狭く動かせない
時間に縛られている予定のみを書くという思想?
ルーチンタスクは、慣れるまでは難しい概念・機能です。しかし一度覚えると、生活が劇的に変わります。
「繰り返し行う行動」が何十個あろうと、そのすべてが「適切なタイミングと頻度でのみ登場する」ようコントロールできるのです。
☕ ルーチンタスクは GTD というよりもタスク管理の領分なのですが、重要なので、本書でもページ数を割いて解説してみました。有用性が伝わりましたら幸いですが、はてさて。