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UC Berkeleyで行われたPlurality Conferenceに参加した
public
これは日記です。

書いた動機は、Plurality Conferenceというカンファレンスに参加した日本人が自分をのぞいて1人もいないため、感想文を日本語で残すことが国民全体の利益になると思ったからです
この行動・文章もPlurality Conferenceに参加した後に書いたものtkgshn

Plurality Conference」とは、Plurality Research Network Conferenceの略で、plurality institute2023/1/13~14にUC Berkeleyで主催した国際カンファレンスです

まずはPluralityという言葉を理解する
Pluralityという単語を聞きなれない人もいるでしょう(私もその1人でした)
軽く説明しておくと、「多元的」という日本語が当てられると思います

そして、この単語は「RadicalxChange(以後、RxCと表記)」というメディア?非営利のコミュニティ?でも、Glen Weylによってたびたび言及されてきたものでもあります。(RxCは経済学者のGlen Weylによって作られました)
>Founded by economist Glen Weyl in 2018, the RadicalxChange Foundation is a 501(c)(3) nonprofit dedicated to advancing the RxC movement, to building community, and to education about democratic innovation.
>
>2018年に経済学者のグレン・ウェイルによって設立されたRadicalxChange Foundationは、RxC運動の推進、コミュニティの構築、民主的イノベーションに関する教育を目的とする501(c)(3)の非営利団体です。

Glen Weylは政治経済学者であり、Microsoft ResearchのPrincipal Researcher(主任研究員?)、RadicalxChangeのFounder、Prinston Universityの講師をやっています。
彼は最近、Bloomberg Top 50Wired Magazineの次の25年のテクノロジーを形成する25人のリーダーの一人、Coindeskの2018年のブロックチェーンにおける最も影響力のある人物の一人として表彰されました。

そのRxCに、台湾のデジタル大臣であるAudrey TangとGlenが共に「Plurality: Technology for Collaborative Diversity and Democracy」という記事を寄稿しました
これは"Pluality"という概念を模索する出版のような・社会運動のようなものだと彼らは書いています。DAO的な感じで出版をしていきたいそうですtkgshn
簡単にいうと、ブロックチェーンも含む近代の"テクノロジー"で出来ることが増えたよね。それを社会に実装していくためには民主主義的なものに対して使ったり、研究が必要だよねみたいな感じです

日本語で読みたい人は、「Plurality: 協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジー」をご覧ください
こちらの翻訳はtkgshnLearningengAkiLearningengAkiによって行われました

話を戻して、本題のPlurality ConferenceのサイトにはCooperate across difference(違いを超えて協力する)と書いています。
>The Plurality Institute convenes researchers and practitioners from a range of fields including computer science, political ethics, sociology, and government, who are experimenting with plural technologies.
>
>Plurality Instituteは、コンピュータサイエンス、政治倫理、社会学、政府など様々な分野から、複数のテクノロジーを使って実験している研究者や実務家を招集しています。
はい。ここで私はピンと来ましたtkgshntkgshn
というのも、自分のバックグラウンドは起業家なのですが、日本で「Civichat」というGovTechスタートアップを経営していた時に"統治技術"という言葉はある程度馴染みのあったものでした
詳細は統治技術統治性というページに書いていますが、良き統治」(ピエール・ロザンヴァロン)や「社会契約論」(ミシェル・フーコー)などが歴史上模索してきた概念としての「統治技術」のことも含んでいるだろうという解釈で、tkgshnは理解していました

なのでこのinstituteが発表された際にapply to attendをすると、日程が決まったのかアナウンスがメールで届きました
>@glenweyl: I am delighted to be launching today the @PluralityInst: https://t.co/W1dwkY4v5P, an interdisciplinary academic technology research network focused on reusable computational systems that facilitate the flourishing of and cooperation across diverse social groups.

そんなわけで、このカンファレンスに参加しました。
Glenに聞いたところによると、このカンファレンスはすぐに埋まってしまったそうです
ちなみに現在作っているプロダクトDeCartographyのco-founderであるLuisはGlenに超長い自己紹介を送ってWelcome!とメッセをもらってましたwtkgshntkgshntkgshntkgshntkgshn

何はともあれ、UC Berkeleyにいくことになりました!

英語は気合いです!

以下は来る前に読んどけリストです!
>Read a selection of representative work in the field by our conference steering committee:
> Plurality Research Network Mission Statement
> Towards a Connected Society - essay by Danielle Allen
> Science of Science - review essay by James Evans et al.
> Plurality: Technology For Collaborative Diversity and Democracy - book announcement by Audrey Tang and E. Glen Weyl

個人的にはScience of Scienceが好きでしたtkgshntkgshntkgshn

カンファレンスの構成
Luisが写ってる

会場はこんな感じ

こんな感じで、3日間のカンファレンスでした
ごはんが3食でる!!tkgshntkgshntkgshntkgshn
しかもめっちゃ美味しい

1日目は挨拶して、ライトニングトーク(LT)をする
そのLTが終わると同じテーブルの人たちとディスカッション
またLTに戻る
これを4回繰り返す
1日目の詳細は動画があります






RDFに準拠したSemantic SBTRelation

Glen WeylglenweylによるPluralの説明
Coordination Mechanismsについて紹介中
Plural QFなども若干触れる


陽気な演奏家たち

2日目
こっからは記録は公開されてない

ごはんが美味しい

セッションが各部屋に分かれてて、それを聞きにいく

ちなみにこれは誰でもホストできる
ので、自分たちもホストした
みんな来てくれてありがとうtkgshntkgshntkgshntkgshntkgshntkgshn


こんな感じで、まぁ80%?ぐらいがアカデミアなので授業感が出るw
自分はN高が最終学歴だけど、教授(相当)たちが議論してるのをみるのは楽しかった
GitcoinのfounderのKevin Owockiもこんな感じでQuadratic Fundingについて紹介
>@owocki: i'm giving a talk about making pluralism practical @PluralityInst 🌈🫡
>going live in 4 minutes 👉 https://t.co/I1j2ley6sC
>



QF論文Zoë Hitzig(Harvard University - Department of Economics)もいる

プロジェクトについて相談してるセッションに参加、みんな経歴つよwtkgshn

Pol.isのfounderのcolinmegill
2枚目はTwitterが最近始めたfake newsの対策、Community Notesを紹介してる
Pol.isの仕組みとかなり似てる、群衆の知恵the wisdom of the crowd)やcollective intelligence。つまりこれは台湾で使ったような現実のdeliberationも出来るし、デジタル上の統治(Twitterの例)でも出来る。これは注目するに値するパラダイムシフトみたいなこと話してた

3日目
会場が変わった


最終日はピッチデー
前日の24時までにプロジェクトを提出して、ここでプレゼン
優秀賞には資金提供される
QVでみんなで投票
RxC QVをちょっと改良して、Plural QFを試してみるらしい


みんなのプレゼンを聞く

投票はこんな感じ

最後にUC Berkeleyの採用文句を聞く
  

終わり

スポンサーが豪華だった
各セッションを見ました、Relationは名前の通り、SBTを使って関係性を引っ張ってこれるツールです
Relation Oracleの1つですね。Semantic SBTというのを使って関係性を示すっぽい
Alpha chainはよくわからんかった
Vitalik Buterin個人の寄付w
これもStakingの仕組みとかでゲーム理論的に人間のdeliberation熟議)でルール外のことを解決してて面白いんだよね
よくわかりませんでした
公共とデザインみたいな感じだと思う
大体のカンファレンスにいる気がする
謎にめっちゃお金ある組織と認識
研究者がレベル高い

みんなの感想
>@glenweyl: To all those attending @PluralityInst today, being with you the last two days has been one of the most meaningful experiences of my life, up there with wedding and birth of our children. Thank you. Unfortunately I’ve been struck down by a stomach bug and may not

>@ericnemeth23: The @PluralityInst conference the past few days has been an extraordinary experience
>The brainpower that’s coming together to solve problems of the modern digital age certainly cannot be ignored
>I cannot wait to get more involved and watch this group evolve
>Thanks @glenweyl!
>

>@CSenseMakers: @rtk254 at Berkeley @PluralityInst conference, sharing our poster on plural tech for healthier attention economies/collective sensemaking! https://t.co/SGEilqjLqd
>

>@TheDevanshMehta: Evan helped create https://t.co/7rVACWHM0D, a semi-fungible EIP-3525 for impact. like carbon credits but any cause.
>Can see it benefiting @OCCRP @videovolunteers @CGNet_Swara @propublica
>Big ty to @PluralityInst for sharing @emiyazono work with @ProtoResearch on web3 impact
>