GTDのプロジェクトとプロジェクト管理
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考えたい部分を抜き出したら引用が多くなってしまいました…
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別に全文転記でも構いませんよw
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ありがたいお話ですw
>「行動」そのものの管理はGTDでできたとしても、どんな行動が必要なのか、他人の行動はどうするのかに関しては圏外の話です。
>こんがらがった糸を解くような面倒な作業が待っています。もちろん、これらもまた「行動」なわけですから、それらを列挙し、何かしらのリストに登録する作業が必要という点では、GTDは役に立ちます。が、「どのように糸を解いていけばいいのか」まではGTDは教えてくれません。
次にとるべき行動なのかを見極め、選択することが必要であることと、どのように選択するかは直感で選ぶことなのはGTDで説かれているが、以下のGTD本文中にもあるようにGTDは"究極的には「今、私がするべきことは何か?」という問いに答えてくれるものではない"
> 何をするか?という問いに答えるには、究極的には、自分の直感に頼るしかない。
> 私が提唱しているGTDのシステムがその答えを与えてくれるのでは、と期待している人もいるだろう。しかし、GTDは正しい判断ができるように準備をするための優れたシステムではあるが、究極的には「今、私がするべきことは何か?」という問いに答えてくれるものではない。
> では、どうすれば次にとるべき行動を確実に知ることができるのだろう?それに対する回答はこうだ。最悪に備え、最高を夢見つつ、その間をいくことである。
さて、そう言いながらも"最悪に備え、最高を夢見つつ、その間をいくことである"と説く、その心とは?
GTDではあるプロジェクトに対して必ず適切な次にとる(べき)行動を挙げられるという前提で話が進む。
そこに次にとる(べき)行動がないという想定はない。
いや、少し混同しているようです。
パターン1
Aプロジェクト
aアクション(次にとる行動)
bアクション(次にとるべき行動)
cアクション(次にとる行動)
Bプロジェクト
aアクション(次にとる行動)
bアクション(次にとる行動)
パターン2
Aプロジェクト
aアクション(次にとるべき行動)
Bプロジェクト
bアクション(次にとるべき行動)
どうもGTDはパターン2を想定していて、パターン1はあまり想定していないのではないか(仮説)
パターン2に対してaアクションを選ぶかbアクションを選ぶか、それはどれもが次にとるべき行動なのだから直感で選んでもタイミングのことを考えなければ問題なさそう。
ただ、パターン1に対して直感だけではどうしようもないことがあるのではないか。
そりゃあ、経験豊かなプロジェクトマネージャーなら次にとるべき行動を引き当てられて、話は別かもしれませんが。
特にパターン1のBプロジェクトのように次にとるべき行動を挙げられていない場合から、選択してもそこに次にとるべき行動が存在しない。
選択した結果として、それが次にとるべき行動ではなったということが分かるといった面はありそう。
そうして、エジソンではありませんが、「失敗ではない。うまくいかない(次にとるべきではない行動の)1万通りの方法を発見したのだ」として、次にとるべき行動に近づいていく。
それとも「見極める」の一言に次にとる行動から次にとるべき行動を見極めるまで、全て包含されているとか。
ありえる話です。
パターン3
次にすること
a
b
プロジェクトリスト
A
B
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私の解釈ではパターン3で書籍は書かれています。
プロジェクト名はゴール・到達点・最終形を意識して名付けするのではなかったかと
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確かに、リストのあり方としては、その通りだと思います。
ただ、プロジェクトとそのアクションの関係性については前述の「プロジェクトに対して必ず適切な次にとる(べき)行動を挙げられる」という前提で話が進み、実情はそうでもないのではと思った次第なところです。
実際「プロジェクトに対して必ず適切な次にとる(べき)行動を挙げられる・実行できる」これだけで、一冊のプロジェクトジェクトマネジメント本になりそうです。(というか、世にあるプロジェクトマネジメント本はこの一点にのみ集中していると言い換えることができるかもしれません)
そういった意味では、「(プロジェクトマネジメントは)GTDの範疇とするところではないのだよ、GTDは整理術なのだよ」とデビッド・アレン氏は言うかもしれません。
それとも「それは「見極め」ができていないね」と言われるのでしょうか。
そうだとしたら「それはそうなんですけど…『見極め』って便利な言葉ですね」とぶつくさと少し皮肉な応答がしたくなってしまいます。
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GTDの不思議なところですね
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GTD七不思議の一つのようなものでしょうか。
>「ナチュラルプランニング」がその解であるかのような示唆がありますが、まったく個人的な意見として、ここまで複雑なものを人の直感が解きほぐせるのかは微妙なところです。
>GTDにおける「プロジェクト」と一般的な「プロジェクト」を漸近できる人であれば、そのようなややこしい話からは解放されると思います。
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もしや、私の置かれた環境では、漸近しているのかもしれません。
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私は、仕事では両者に開きがありますね…
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やはりそうでしたか。
>「置かれた環境によって、必要な手法の具体性は変わってくるよね」という話に通じる(中略)
>最終的には、何かしらを自分で実装していくほかないのでしょう。
この"最終的には、何かしらを自分で実装していく"、それがデビッド・アレン氏の場合、「最悪に備え、最高を夢見つつ、その間をいくことである」ということだったのではないか(仮説)