generated at
リモートワークについての知見を話してきた


当日のスライドはこれ
右側のメニューからStart Presentationできる
最初は「コミュニケーションをやめよう」というタイトルだったが、多少はしてるので「減らそう」になった


2017年6月28日(水)に、we are remoteというイベントで20分ぐらい話してきた。




実況メモ
htomineさんのおかげでScrapbox上でみんなでメモを取ったり、Hangoutでリモートから10人ぐらい見物が来たりした

動機
最近リモートワークつらい、コミュニケーションをたくさんとって指示を明確にして、感情表現をしてしっかりマネジメントしよう!みたいな結論のblogをたくさん見た。
俺はそれ違うんじゃないのと、というか無理だし無駄だと思うのでそういう気持ちをスライドにした。

話した内容
コミュニケーションを厳密にやるのはそもそも人間には向いてないからエラーは0にならないし、その正確なコミュニケーションとやらの為に集中して1人で考え、作る時間が削られるのはおかしい。
それならビジョン・価値観・制約条件だけ共有した上でタスクを大きめに切ればいい。
当然、レビューの結果rejectはあるけど、間違いや手戻りを恐れずにそうやった方が学習効率もいい。

という話をした。
他にも社内には優先度や〆切の概念が無いとか、実際にそれをどうScrapbox上でやるかという話も書いてある。


Scrapboxの説明を変えた
普段とは少し変えて反応を見てみた
すんなり理解してもらえて、面白がっていたように見えた。
「アウトライン」という言葉を使うのをやめて「箇条書き」と言ってみた
先に全体の構造を作る、のような意味に取られそうなので
ハッシュタグや分類という言葉を一切使わず、全て「リンク」で説明してみた
ハッシュタグは多くの人が既に知っている概念だが
どうしても「分類」が頭に浮かんでしまう
リンクは、存在は知られているが99%の人は効果を知らないと思うのでこっちだけ説明する
毎回記憶がリセットされるメディアを言い換えて、「リンクさえつけておけば、前提説明なしにいきなり本題をメモしても、他人に伝わるメモができる」という話にしてみた
これは会の直前のmactkgのtweetへのリプライの時にようやく言語化できた物をさっそく使った
感覚でわかっていても言語化するのは難しい


会場を貸してくれたサイボウズの野水さんのLTも良かった
夜遅くまでバリバリ働くのが主流だった世代の人が、自分のグループにリモートワークを導入していった話
最初、若者はサボるのではないかと心配しながらも
でもまず自分からやってみて、家でできる仕事とできなかった仕事のリストを作って共有
現実的にリモートでできない仕事・業種もある
実は自宅の周りなのに全然知らないことだらけだったと気づいたり
朝礼だけリモートでやって通勤ラッシュを避けて出社するというのも、都内の電車混みすぎ問題に少しは効果ありそう


懇親会でAndroid + BluetoothキーボードでScrapboxに書いている人がいた
わりと普通に使えるらしい
俺が2ヶ月ぐらい前に試した時は、Google日本語入力がEnterキー押すまで半角英数を入力確定してくれなくて、つらかった
そのへんはもしかして直ったのかな?

カワノヨウヘイ氏のpost-itのやつ
ボード内のpost-itの中から他のボードにリンクが作れる
その中のpost-itからも、さらに別のボードに(もちろん最初のボードにも)リンクできる
なんかすごい価値観の近さを感じた
「この/remoteっていうproject、マイクとかスピーカーの情報書いてあるけど音声なんていらなくないですか?」
とか言われて、うんうんそうだよねって思ったshokai
たぶん彼も俺と同じく、会話よりも人間の知能が上がるコミュニケーション方法が存在すると思っている
個人間の伝達効率とかではなく
質が違う


スライド作り
前回のScrapbox Drinkupから始めた方法
俺は発表3時間前ぐらいにならないとやる気がでない
最近ようやくわかってきた
それまではネタを集めてこねておく
このへん
最初のプロトタイプ

スライドを前日から作り始めた場合
丸一日脳がそっちに取られてしまってプログラムが書けなくなってしまう
ネタ集めだけやっておいて、直前に言い換えとソートをしてストーリーを作る方が勢いがでる
ネタ集めて関係性を見出すのはScrapboxの得意分野
本業の邪魔にもならない