コミュニケーションを減らそう
名前:shokai
右のメニューの Start Presentation (beta)
からスライドになります
こんにちは
これは肉です
美味しそう
自炊しやすいのがリモートワークの良いところ
最近「リモートワークつらい」というblog記事をよく見かける
コミュニケーションをしっかりとろう、という結論が多い
テキストでは感情が現れないので 「ありがとうございます!!!」みたいに書こう
何をやるかの指示の明確化しよう
それ余計つらいのでは?という感想
はなぜかつらくない
よく考えたら
無理な感情表現してない
何をやるかの細かい指示を出し合ってない
コミュニケーションやめたら快適なのでは!?
コミュニケーションを減らして、大きめのタスクを集中してやれる時間を作る
密なコミュニケーションはエラー補正のコストが高い
どんなに周波数上げたりチェックサム付けたり工夫しても、誤解は無くならない
情報伝達ではなく、現象を解釈してるだけだから
人間というノード
単体の脳の中は超高速に処理できる
他人と通信するのは遅いしエラーだらけ
こういうデバイスを無理して高速連動させるのは間違っている
間違え、手戻りを恐れすぎなのでは?
間違えないためにコミュニケーションをがんばって、そのせいで作業時間が減るのはおかしい
間違えても、◯◯だから駄目というフィードバックが残るので十分価値がある
まあ仕事の種類によるけども
リリース前で止めれるならどんどん間違えた方がいい
駄目な理由はきちんと書いて、残しておく
やり直しでも、経験値溜まって似たような事は高速に作れるようになってくる
やりとりを減らす
会話しない、ドキュメントは共有
どうなりたいというビジョンや困っている事を議論したら、あとは任せる
書いて特に何も反論無かったらokと見なす
どんどん作る
複数人が同時編集できるwiki
ページ間リンクが強力
このスライドもScrapboxのプレゼン機能です
ページを編集すると即スライドに反映されます
バックアップ取ってあるので、プレゼン中にスライドに質問やページ追加してくれてokです
Scrapboxの良いところ
複数人が同時編集できるwiki
1ページ内でリアルタイムにも
非同期にも議論ができる
チャットと違って1つずつ順番に話さなくてよいし、ログが貯まる
ページ間リンクが強力
いきなり本題から書ける
前提が書かれていないメモ書きは他人が読んでも意味不明だが、リンクで説明すると話が早い
更新通知
Slackに編集差分が来る
盛り上がってるページに人が集まってくる
前提の共有
リモートワークは生活と仕事がくっつきやすい
つまり多少プライベートを説明する必要がある
足りない情報あったら、スライドに質問書いておいてください
shokai
既婚2人暮らし
横浜住み
1984年生まれ
博士課程でgdgdしていたら30歳超えていた
就職への道のり
趣味でCTOであり大学時代の恩師でもある
のwikiの真似をしたクローンをたくさん作ってGitHubに公開していたら、Nota社長の
に最近作っているwikiを自慢されて取り込まれた
面談というより、互いにプロトタイプを自慢しあっていた気がする
そこが良かった
最終型に向かうビジョンや設計上避ける事等が共有できた
朝起きれない事がある旨を伝え、初日は17時からリモート出社
Scrapbox開発チーム
よくコード書く人2人
+たまに書く人2人ぐらい?(普段は主にGyazo)
デザイナー 2人
大量の意見を書いたり、たまに謎のプロトタイプ作るCTO
場所
横浜、京都、鎌倉、東京、大阪など
このチーム、同じ部屋に最大2人までしか集まってないと思う
の仕事
14ヶ月リモートワークしている
年3,4回出社する
機能を考え、実装して運用する事を通して、Scrapboxとは何なのか?を定義する
というのが仕事(だと勝手に思っている)
1年前に「どんどん作ってくれ」と言われた以外の指示を受けていない
要望、ヤバそう、などの相談はある
ドキュメントベースで仕事している
コード書く時間と、Scrapboxを読み書きしている時間は半々ぐらい
Scrapboxに仕様や、目指す方向性を書く
社内の他の人も色々考えを書いている
文句が付かなかったらokとみなして実装する
意見は何でも書いてくれという姿勢
リモートワークの感想
非常に集中できる
必要な制約条件や周辺情報を頭に入れてから、料理とかしていると急にアイディアが降ってくるので便利
好きなだけ寝れる
夜中にいいアイディアを思いついてしまっても、次の日を待たないでいい
頭が冴えてしまって眠れなくなっているのに次の日の為に無理やり寝る、というのが本当に無理
の性質に合っている
集中力に波があり、駄目な時は駄目な性質
休日にいきなり脳が活性化してしまう事もあるので、その時を逃さずコード書く
逆に平日に丸一日遊んでいる事もある
タイムゾーン
はほぼ10時〜18時
他に、リモートワークで完全に定時で上がる人もたまにDockerまわりとか助けてくれている
コミュニケーションを減らす
コミュニケーションあんまりしてない
テキストでは感情が現れないので 「ありがとうございます!!!」みたいに書こう
やってない
真顔でLGTM
感情を上げ下げするとものすごい疲れてプログラム書けなくなるから
そもそもpull request以前の機能検討の時点で「何がどう良いか」を説明している
そのpull requestの価値は既に自分で理解し、共有できている
だから!!マークが多くても嬉しさは増えない。既に最高だから。
ビデオチャット
毎日14時に8人ぐらいが合計10分ぐらいで話す
Sprintミーティングと呼ばれている
2週間単位
昨日〜今日やった事、やっている事、今日やろうと思っている事
ミーティングは一瞬で終わる
各自の状況をScrapboxに書いておく
リンク先のページに詳細が書かれている
「何をやっている」程度の話を毎日のSprintで共有する
詳細はScrapboxで議論する
非同期にやる。人を呼び出して参加させたりはしない。
「Scrapboxに書いておくので何か変だったら追記しておいて」
箇条書きで書く
長文を書かない
すぐ下の行に他人が短文レスを突っ込みやすい、効率的なフォーマットだ
細かいタスクは複数ページに分けて表現
本題だけ書く
ページリンクを活用すると、本題をいきなり書いても意味不明な文書にならない
毎回前提説明する必要がなくなり情報密度が上がる
更新通知
チャットをドキュメントにまとめるのではなく、ドキュメントの差分をチャットに流す
これを見て人が集まってくる事もある
はリアルタイムに見ず、後でさらっと見て気になったページにツッコミを入れに行っている
このようにすると、コミュニケーションを減らせる
コミュニケーションを減らす効能
時間が自由に使える
やる気が無い時に書いたコードは雑で良くないので、やる気がある時だけやる
コミュニケーションしていない時間、会議の合間などに無理やり設計やコーディングの時間を入れたりしない
喋り疲れて集中力が霧散しない
人間と喋った日はコード書けなくなる
タスクの期限・優先度
は「やるべき」と「やりたい」で宣言している
優先度は無い
重要/重要ではない、これだけ
重要な物は目的・制約・リサーチをScrapboxに書く
これで頭に入る
別の事をしていればアイディアが降ってくる
タスクに順番を付けて実行すると効率が悪い
思いついていないのに、すぐコード書けるわけがない
優先度最大のやつだけを脳にいれて、さあやるぞと椅子に座ってから考えはじめるのは無駄
色々並列に考えて思いついた所からやる方が人間の脳に向いてる
何も思いついていない時は何をするか?
他のタスクの目的・制約・リサーチをScrapboxにまとめる
降ってきたら実装は2,3時間で終わる
やる気がある時だけやりたい
完成形がパッと見えたらすごいやる気がでてくる
見えてない時に向き合うべきなのは、コードではない
wiki等でアイディアをこねたり、情報を集めたりするべき
詭弁を弄する
ユーザーの要望を超高速に1つずつ実装すると、ボタンが大量についたUIになってしまう
複数の要望を1つの機能で同時に叶える為に、ゆっくりやるべきだ!
のような詭弁を弄して、ゆっくりする
心が落ち着く
まとめ
コミュニケーションにリソース使いすぎてませんか
集中できる大きな時間単位で、大きなサイズのタスクに分けてしまった方が良いのでは
手戻りを恐れずにやって、◯◯だから駄目というフィードバックを貯める
コミュニケーションを減らそう