システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価 (SQuaRE) と名づけられた、規格シリーズのこと

規格

国際規格としては ISO/IEC 25000 シリーズ

日本産業規格としては JIS X 25000 シリーズ

ポータル : https://iso25000.com/index.php/en/

ISO/IEC 9126 および ISO/IEC 14598 に基づく一連の規格で構成されている

主な目的は、品質要件の仕様と評価品質特性を通じてソフトウェア製品の開発をガイドすること

SQuaRE シリーズの全般的な目標

次の 2 つのプロセスを網羅する統合されたシリーズに移行すること

ソフトウェア品質要件の仕様化プロセス (ソフトウェア品質要求事項の仕様化プロセス)

上の 2 つのプロセスは、どちらも製品の品質測定プロセスで支援される

SQuaRE シリーズ の 3 つの品質モデル (JIS X 25010:2013)

利用時の品質モデル (利用時品質モデル)

データ品質モデル (JIS X 25012 で規定)

関連

SQuaRE シリーズは、製品の品質だけに専念している

JIS Q 9000 ファミリの品質マネジメントのプロセスとは別物

他の規格との関係

JIS X 0160 との関係

開発プロセスにおいて、品質特性仕様を含めてソフトウェア要件を確立、文書化する必要

品質特性の仕様化の指針を JIS X 25010 で見つけられる

品質要件 (品質要求事項) に対する定量的な目標値の割り当ての支援に ISO/IEC 25022 (JIS X 25022)、ISO/IEC 25023 (JIS X 25023)、ISO/IEC 25024 (JIS X 25024) を利用できる

ISO/IEC 15504 シリーズとの関係

SQuaRE シリーズを、組織の測定及び組織の品質プロセスをアセスメントするときに参照できる

JIS Q 9000 ファミリとの関係

よくわからんが、ISO/IEC 90003 が、JIS X 0129 シリーズや JIS X 0160、JIS X 0141、ISO/IEC 15504 シリーズといった SQuaRE シリーズと関係のある規格からよく参照されているっぽい

JIS X 0141:2009 との関係

SQuaRE シリーズは JIS X 0141 と密接に関係

測定に関する定義は JIS X 0141 と整合している

JIS X 0141 の測定プロセスは SQuaRE シリーズの評価プロセスに適用できる

JIS X 0170:2013 との関係

JIS X 25030 で品質要件 (品質要求事項) を開発するためのプロセスは JIS X 0170 の技術プロセスに基づく

SQuaRE シリーズの品質要求事項及び評価プロセスは、JIS X 0170 の利害関係者要求事項定義プロセスと妥当性確認プロセスを支援する

ISO/IEC/IEEE 29119 シリーズとの関係

特に、ISO/IEC/IEEE 29119-4 の品質特性の議論で SQuaRE シリーズとの関係がある

参考文献