終対象
terminal object
圏\mathscr{A}の対象Tについて、\mathscr{A}の任意の対象Xに対して、XからTへの射が唯一つ存在する時、Tを\mathscr{A}の終対象という
射は唯一つ。多くても少なくてもだめ
終対象は一つとは限らない
終対象を考えることで「集合の要素」を「射」として捉えることができる
集合Xの要素は、Setの終対象1からXへの射
例
任意の、元が一つの集合なので、複数ある
Setの中の、1と任意の集合Xについて考える
このとき、
Xから
1への
写像は
f x = 1
の一つだけ
逆に、\emptysetや2が終対象でないこともわかる
\emptysetの場合、行き先がないので写像にならない
2の場合、写像が複数存在するので、射が一つにならない