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極限を関手とみなす

「極限を取る操作」を「関手」とみなす
下図のどの部分のこと #??

対象の対応
F\to\lim_\leftarrow F
詳しくは、『圏論入門』 p.143


射の対応
下図のような状況を考える
関手圏Fun\mathscr{A}^Jから、\mathscr{A}への関手を考える
対象としてF,G,Hなど、射として\alpha,\betaなど
\mathscr{A}の中には、
Fによって写されたFj,Fkなどがあり、Fによる極限\lim_\leftarrow Fが存在する
これは(\lim_\leftarrow F, \{p\})
Gについても同様
青い部分はFによる極限錐で、緑の部分はGによる極限錐
それぞれ独立に存在しているもの
Fの話だけをしているときは、緑の構造はできていないmrsekut
ここで、Gについてのみを考える
極限錐は緑
Gについての錐の一つとして\lim_\leftarrow Fを見る
どういうことか
例えば直積のような普通の錐について考えているときはこんな感じだったmrsekut
X\lim_\leftarrow GGへの錐であり、後者が極限錐だった
このXの一つとして\lim_\leftarrow Fを見る
こう
最初の図に書き込むならこう
\lim_\leftarrow Gは極限錐なので、上図のように\lim_\leftarrow Fから\lim_\leftarrow Gへの仲介射\lim_\leftarrow \alpha一意に決まる

以上により、対象の対応と、射の対応は取れた
残す関手の条件は
射の合成の保存
恒等射の保存


射の合成の保存について
関手の図の黄色の部分を今回の話に適用したいmrsekut
要は以下を示したい
\lim_\leftarrow\beta \circ\lim_\leftarrow\alpha =\lim_\leftarrow(\beta\circ\alpha)
詳しくは『圏論入門』 pp.143-144






参考