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既約多項式
既約分解しきった多項式のこと

以下をすべて満たす整数係数多項式は有理数体\mathbb{Q}上既約である
最高次の項の係数が p で割り切れる
それ以外の係数が p で割り切れる
定数項が p^2 で割り切れない


その多項式が既約多項式かどうかの判定
\mathbb{F}_q上の多項式なら、f(0),\cdots,f(q-1)を見て、全て0でなければ既約多項式
これ以上割り切れないという意味なので


例: \mathbb{F}_2上の多項式を考える
f(x)=x^3+x+1既約多項式である
何故ならf(0),f(1)\ne 0だからこれ以上割り切れない
f(x)=x^3+x^2+x+1は既約多項式ではない
何故ならf(1)=0であるので、少なくともx+1で割り切れる
最終的に(x+1)^3に変形できる
x^3は既約多項式ではない
なぜなら、x^3xx^2で割り切れるから
普通に考えてx^nだけの形のものは、既約多項式ではない
x」自体は、既約多項式
x=3みたいにして、素因数分解とアナロジーすればわかりやすい
27は素数ではない、3は素数である

定理
f(x)既約\Leftrightarrowf^\ast(x)既約
補足
f^\astは、f相反多項式


参考