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同値類と剰余類を見比べる

剰余類は、同値類の群versionなので、同値類を理解してさえいれば、ノリで剰余類も理解できる
そのため、同値類と剰余類を全く同じフォーマットに沿って説明する
全く同じことを言っていることがわかると思う
剰余類は、同値類の具体例の1つなので当たり前ではあるmrsekut
感覚的にわかることを目的とするので、曖昧な表現も含む

以下では剰余類と言うと左剰余類のことを指す




対応
同値関係による類別その類別の集合
集合の世界(一般)同値類商集合
群の世界(具体)剰余類商集合→ある条件を加えると、剰余群になる




>同値類

集合の世界の話をしている
同値類は、集合Sの部分集合である
同値類は、集合Sを類別している
同値関係\simで類別
定義を書くと、
x\in Sに対し、
C(x)=\{y\in S|y\sim x\} 
同値類の和集合はSになる
S=C(x)\cup C(y)\cup C(z)+\cdots

剰余類と異なる点
同値類同士の位数は、異なることもある



同値類の集合を商集合と呼ぶ
元は同値類C
S/\simと表記する
つまり、S/\sim =\{C(x),C(y),C(z,\cdots)\}




>剰余類

群の世界の話をしている
剰余類は、群Gの部分集合である
剰余類は、群Gを類別している
同値関係\simで類別
x\sim yx^{-1}y\in Hで定義している

定義を書くと、
x\in Sに対し、
C(x)=\{a\in G| x\sim a\} 
= \{a\in G| x^{-1}a\in H\}
=\{xh|h\in H\}
=xH
剰余類の和集合はGになる
G=H\cup xH\cup yH+zH\cup\cdots
C(1_GH)=Hmrsekut


同値類と異なる点、あるいは、剰余類の性質
剰余類同士の位数は、等しい
「すごく良い類別である」ことがわかるmrsekut
部分群H自身を含む
1_GH


剰余類の集合を商集合と呼ぶ
元は剰余類xH
G/Hと表記する
つまり、G/H=\{H, xH,yH,zH,\cdots\}
一般に、これだけでは群にはなっていないmrsekut


H正規部分群の時、この商集合は群になる
これを剰余群と呼ぶ
G/H=\{H, xH,yH,zH,\cdots\}は剰余群
Hが正規部分群のとき。