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山崎元「全面改訂 超簡単 お金の運用術」
発行年 2013
ロボアドバイザーが流行っていない時代にかかれたもの
著者 山崎元

NISAの運用プラン
GPIFの内外の投資比率をぱくって50:50とする
日本株と外国株のリスクと期待リターンを同じと想定して最適化するとこうなる
GPIFの2013年6月の運用方針見直しのリスクデータが国内・外国株式ともに22.48%
1973-2012年のデータから算出
リーマンショック前の1973-2007年のデータだと国内株式22.15%、外国株式19.59%
>国際分散投資に詳しい読者の場合、「日本のウェイトが五割もあるのか」と思われる方がいらっしゃるかもしれない。世界の株式市場における日本株の時価総額ウェイトはせいぜい10%程度にすぎない。
>日本人は日本円で大半の将来の支出を賄うという構造を考えると、「国内株式」に為替リスクがないことのリスク縮小のメリットが効いてくるから、「国内株式」のウェイトがこの程度あってもおかしくないと申し上げておこう。この比率は、主として為替ヘッジを行わないことの反映だ。
国内株式と外国株式の相関係数(アセットのリスクと相関係数)は0.495%(GPIF)。2007だと0.27
2020年は0.64。どんどん上がっている。
相関係数0.5としてポートフォリオのリスク(σ)を計算すると19.5%になる
どうやって計算するの?
株式の平均的リターンが6%とするとのイベントが起きたときに一年後の資産価値は6% - 2*19.5%
MSCI-KOKUSAI(20カ国以上の銘柄で構成)はTOPIXとだいたい同じぐらいのリスク
国内外の株式インデックスファンドを組み合わせる
TOPIX連動型上場投資信託:SMTグローバル株式インデックスオープン=50:50
TOPIX連動型上場投資信託:VT=40:60
為替ヘッジめっちゃ面倒
GPIFでも為替ヘッジを行わないし、海外機関投資家でも為替ヘッジのオペレーションを運用計画全体に及ぼして利用している投資家は少数派
VTは日本株もあるので比率が高めになっている?
2021年2月のMarket allocationでは7.1%なのでたぶんそういうことだろう


別解としてNFTPIXとVTの組み合わせもこの時には提唱していた
「まとまった資金がある場合は」と言う前提があって、これが何を意味するのかわかっていなかったのだが金額によっては海外ETFを売買する際の手数料が高く付くのでということらしい
積立には向いてないと言うことだなあ(2023-08-17現在、SBI証券はVTなどの買付手数料を無料にしているので、この場合この批判は当たらない)

期待リターン
>GPIFの検討資料は、期待リターンに関しては、全く非現実的であり、何の参考にもならない
リスクプレミアムのサイズの意見の一致は5-6%程度
本書では5%と想定(海外株は日本よりリスクがあり高くなるはずだが為替コストと税金を考えて円ベースだと同じと仮定)

外国債券・外貨預金は無視した
為替リスクは外国債権より外国株式に割り当てるほうが得
円ベースで評価したリターンが高いかはわからないので、期待リターンが円と同じで、為替リスクがあるだけ損になる(GPIF水系だと12.9%のリスク)
いい投資対象がない
為替手数料がでかい
債券の運用金額は数十億程度ないと分散投資ができない
債権は店頭取引なので価格をごまかされやすい