山崎元
2024/1/1死去
>山崎さんの筆の力は強烈で、これまでに書いてきた数々のレポートやテレビ・動画出演を通じて、古い体質の金融ビジネスに破壊的な影響力を及ぼしてきました。執筆時間は、深夜が多かったと聞いています。原稿を書き上げて一息ついている山崎さんからは、午前3時や4時にメールが来ることがたくさんありました。
> なぜ、そのように集中してたくさん文章が書けるのか聞いた時、山崎さんから「怒りが原動力」とうかがいました。なぜ、こんなひどいことがまかり通るという怒りで文章がどんどん出てくるそうです。
>...「金融業では、1つの問題が無くなると、次々に新しい問題が出てくる。怒る対象は無くならない」とおっしゃっていました。
この人の書く文章は理路整然としており、好き
ガンになってやめてるみたい
シンプルクソサムネ
雇われているうちは自分の正義を貫けない
自分のモチベーション、何が嬉しいのかは意外とシンプルに言語化できる
予想と希望を分ける
希望と予想を混ぜるな
幸せと残念を分ける
内部告発して国会まで行ったが議員の質問はまともにならなかった
建前でもいいから理念を持った方がいい
それを達成するための前提条件としての利益
資本は利益を評価すればいい
金融は結論がはっきりしているので評論には退屈
NISAの運用なんかに時間を割かずに人生を楽しむべき
利益吸収のメカニズム
利益が出るのは、確実な利益が欲しい人が
剰余価値を払って買い叩かれるから
プライシングのメカニズム
クズ株だって適切に価格がついているならもうかってる会社と期待リターンは変わらない
労働者は何の工夫もしていないのでカモられるのは仕方がない
適切なリスクを取れ
TVは知のデフレスパイラルが起きている
視聴者の低いレベルに合わせて番組が作られる
官僚は円高で周りが貧乏な方が相対的に地位が高くなる
この人たちが考えると肌感が影響して、金融緩和を辞めさせて円高に、となる
ビジネスの人から見たら日本の人材を安くつかえて不動産も安いんだから投資しないのは愚か
景気なんか考えても暇つぶしにしかならない。価値はない
愛嬌ある発信をして愉快犯になりたい
本を書いてもビジネスモデル的においしくない
後藤達也のようなジャーナリストのビジネスモデルがたくさん成立すれば大衆にも情報の良し悪しがわかるようになるかもしれない
経済評論家
> 世間的に、「評論家」という言葉はイメージが良くない。「あの人は評論家だ」という評は、言葉だけで行動しない人や発言に重みのない人に与えられる。
> その通りなのだ。評論家に行動を求めるのはお門違いだし、文献やデータの専門家でもなければ、一次情報の収集者でもない。評論家が提供するのは「論」だけだ。正しくて、他人が気づきにくかったり、言いにくかったりする「論」を、なるべくスピーディーに、できればチャーミングな辛辣さと共に伝えられたら、それでいいではないか。
> 現在の私のミッション・ステートメントは以下の通りだ。
>私の場合、わざわざ他人に伝える価値があると思える正しいことは、主に資産運用の問題であり、時に経済・社会についてのあれこれだ。