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GPIFの主張する期待リターンは大きすぎる
>GPIFの検討資料は、期待リターンに関しては、全く非現実的であり、何の参考にもならない
とある。この本は2013年にかかれている

結論:2014年ごろまで、国内債券6割以上のポートフォリオで名目運用利回り4.1%を実現しようとしていたから

山崎氏がこのときに批判している内容は2009年財政検証のもののようだ
GPIFに当時のデータがどこにあるか不明
過去のポートフォリオは https://www.gpif.go.jp/operation/state/ から見ることができる
2004年
>16年財政検証(以前の財政再計算)時には賃金上昇率2.1%の下,3.2%が運用目標利回りとされた。基本ポートフォリオもその目的に対応したものが策定され,現在もそれに基づいて運用されている。国内債券67%からなる極めてリスクの少ないポートフォリオである。
これは無理がある
2014年10月までは60%以上あったようだ
2009年
>同様に21年財政検証時には,賃金上率2.5%の下,4.1%が運用利回りとされたが,
>今回は政権も変わり,新大臣からはその利回りは目標として適当ではないとのことで明確な運用目標が与えられないという異常事態になっている。

>図表 1 は、2004 年財政再計算と 2009 年財政検証の前提を比較したものである。
> 前者では、2009年以降の実質的な運用利回りは1.1%(株式等への分散投資で0.2%、実質的な長期金利で 0.9%)で、名目賃金上昇率を加えた名目運用利回り(通常の運用目標)は 3.2%を想定していた。
>一方、後者では、2020 年度以降の実質的な運用利回りは 1.6%で、名目賃金上昇率を加えた名目運用利回りは 4.1%とされた。特に後者の名目運用利回りは足下の金利水準から見て高過ぎ、年金財政の不均衡のしわ寄せが過度に高い名目運用利回りを要求する結果になっていると指摘されている。
>
2013.5 公的年金の運用管理手法に関する一考察~基本ポートフォリオとリスク許容範囲による運用管理の導入~
日興フィナンシャル・インテリジェンス 専務取締役 宮井 博

この後もGPIFのポートフォリオはリスクを持つ方に倒れていく
2020年の目論見は「名目運用利回りから名目賃金上昇率を差し引いたスプレッド」が1.7%と言っている。名目賃金上昇率は1%程度なので、そこまでムリなことは言っていないと考える(ギリギリ)