>外国株式を指数化した株価指数は有名なものが複数あるが、この指数は、公的年金をはじめとする日本の機関投資家の外国株式運用のベンチマーク(運用目標)として、最も広く使われているものだ。
>本書の前回版で勧めた海外上場ETFが、二〇一三年七月から東証に重複上場された。
>「SMTグローバル株式インデックス・オープン」とターゲットとする株価指数は同じなので、代わりにこちらを買う手もある。
>設定・運用は、米国のブラックロック社だ。信託報酬が年率〇・二五%(税抜)と低水準なので、投資金額がまとまっている場合で、かつ頻繁に資金を動かさない場合は、こちらを使う方が低コストになる可能性がある。
>注意点は、東証にはまだ上場されたばかりなので、どの程度活発に取引されるかが分からない点だ。しばらく様子を見て、毎日数十万株単位で売買ができるようになれば、有力な選択肢になる。