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和歌の読み方・詠み方がわからない

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ありがたや
👍

和歌短歌)が詠めないイタロー
詠めないのは読めないからだと思っている
読んで、良い雰囲気はふわっと感じるが、深く味わえてないんじゃないかと思う
優れた和歌・短歌というものがわからない。自分の中に基準がない!イタロー


何故か?
現代人は語彙が多すぎる
和歌(かなり狭義)においては和語しか使えない
このあたりの狭義感はなんと説明したものか?
歌学書などを参照する必要があるかも。cFQ2f7LRuLYPもよくわかってない
俊頼髄脳やら奥義抄やらうんぬんかんぬん
「和歌」自体時代によって意味するところが異なる言葉なので一旦整理したい
こたえる歌
やまとうた
短歌との対比
短歌も万葉集における長歌との対比での文脈もありややこしい
自分自身和歌と短歌の明確な区分けって何よ?と聞かれたらすらすらと出てこない
漢語を使う場合は誹諧歌に分類されてくるかも
詠んでいる人はいるにはいるはず。冷泉家とか
あー、和歌と短歌は違うのかはるひ
これは「和歌」を詠んでいる例。ハードルが高すぎる!
エモし。まず着物を用意しなければ……。まさに詠んでる感すごいイタロー
マスクも和風の人がいるはるひ
絹か何かでできてそうcFQ2f7LRuLYP
この歌会の場合はどうなんだろう?これは短歌っぽく思えるcFQ2f7LRuLYP
ほうほう……「コロナ禍」おつかいになられてますな
歌会始
>人々が集まって共通の題で歌を詠み、その歌を披講する会を「歌会」といいます。既に奈良時代に行われていたことは、「万葉集」によって知ることができます。
>天皇がお催しになる歌会を「歌御会」といいます。宮中では年中行事としての歌会などのほかに、毎月の月次歌会が催されるようにもなりました。これらの中で天皇が年の始めの歌会としてお催しになる歌御会を「歌御会始」といいました。
「歌」ではあるけど短歌とも和歌ともとくにいってないなあ
じゃあ狂歌でもいいんですかね
えっ長歌歌ってもいいのか!?
>長い歴史を有する宮中の歌会始は、明治と戦後の改革によって世界に類のない国民参加の文化行事となりました。短歌は、日本のあらゆる伝統文化の中心をなすものといわれています。この短歌が日本全国のみならず海外からも寄せられ、これを披講する宮中の年中行事が皇室と国民の心を親しく結ぶものとなっていることは、誠に喜ばしいことであります。
整理してて気づいたが、ここで短歌と言ってますねcman
東大の学生にもなると一発芸で和歌もよめるらしい。勉強になるなあ
「飲み会の一発芸で和歌を披露」、短歌未遂じゃん(響き575)

なるほど自分は(狭義の)和歌と短歌の違いがわかっていなかったのか……イタロー
古語で散文を書く人がほぼほぼいないのと同じかな?
この辺ラテン語のそれと近いかもしれないですね(ラテン語について何も知らない門外漢の憶測)cFQ2f7LRuLYP
短歌を読むのと和歌の素養はどうかかわるのか云々
折口信夫は和歌をよく飲み込んだ短歌を詠んでますね(飲み込むどころではない)cFQ2f7LRuLYP
これ本当にすごいなあ……cFQ2f7LRuLYP
与謝野晶子も言われてたような
釈迢空の短歌は「、」「。」とか使っているイメージです、すきイタロー
そうか、イメージや情景が古典世界と重なるとかそういう効果もあるのかな?
折口の場合はほぼ古代人が現代に蘇ったような感じなので別格の感はありますcFQ2f7LRuLYP
新作の祝詞も詠める。何?
三矢重松先生歌碑除幕式祝詞(昭和十一年七月)
國學院大学での恩師三矢重松が亡くなったあと、先生の故郷山形県鶴岡市の春日神社に歌碑を建立した時に奉じた祝詞
>この御歌よ。石には彫らず、里人の心にゑりて、とこしへに生きよとこそ。かく申す心を、天がけりより來る三矢重松大人のみたまや、かくり世の耳明らかに聞き明らめ給へ。
>みまし命過ぎ給ひしより、早く十年に三年あまりぬ。うつし身こそは、いよゝ離り行け、おもかげはます〳〵けやけくなり來給ひて、しぬび難くなりまさるに、いかで、大人の命のいにしへの後たづねまつらむの心を起し、千重隔る山川こえて、山川更にとりよろふ出羽の國庄内の國内にまうで來つるわれどちの心知りたまふや。
>みまし命、いまだこの鶴岡の町の子どもにて、わらは髪うち垂りつゝ、町といふ町巷といふ巷行き廻り遊び給ひしほどのけしき思はするもの多く殘れるを、この里のみ中の春日のすめ神の御社よ、遠きその世のをさな遊びに、となり〳〵の同輩兒らとうち群れたまひ、心もゆらにたはぶれ給ひし日のまゝぞと、里びとの告ぐるによりてとめ來れば、宮の内外の古き木むらも仰ぎ見る額の繪のかず〳〵も、皆みまし命の幼目にしみて親しかりけむと思ふに大人のかくりみすらたゞここにいまして、今日の人出にたちまじり、たのしみ享け給ふと、今しはふと思ひつ。
>あはれ、この處のよさや、里古く屋竝とゝのほりあたりの家居正しく、人心なごみて、たゞ靜かなる神のみにはなりけり。そのうぶすなの神のみ心おだひに、こゝをこそあたへめとよさし給へるまに〳〵、この場の隈處をえらび定めて、大人のみ名永く、御思ひ深く、里人の心にしるさむと、そのかみ鋭心盛りにいましゝ日のよみ歌一つ
> 價なき玉をいだきて知らざりしたとひおぼゆる日の本の人
>とあるをすぐり出で、よき石だくみやとひて、たがねも深に岩にきりつけ、今しこゝに立ちそゝれる見れば、遠き山川、近き里なみと相叶い、ところえてよろしき姿なるかも。
たがねも深に岩にきりつけ、どういう表現?すごいcFQ2f7LRuLYP
具体性の高さに万葉集読みぶりを想起する
もっと読み込んでる人はきっと古代歌謡まで見えるのかもしれない(自分はうといので見えない)
>あはれ、大人のみたまや。われどちのをぢなき心もてすることを、よしとうべなひ享けたまふや。又いたづら事と苦み憎みたまふや。唯ひたぶるに、なぐしきみ心に見直し給ひ、心おだひに、たまのよすがになしたまひて、ゆり〳〵もこゝに來たまへ。しかあらば、この御歌よ。里人の心にしみて、大人の御心は、見はるかす山川とひとつになりて、とことはに生きなむものぞとまをす。
ひえー。『死者の書』書いた人はちがうぜよ。した、したイタロー
『死者の書』まだまだ読み込めてないからそのうちまた読み直そう……(『死者の書』読書会があった)

読み方について
和歌をどう読んだらいいんだろう…cFQ2f7LRuLYP
よく知ってるものを足がかりにすると楽
百人一首を覚えさせられたことはありましたね~イタロー
なんかあるかな、えーと、しろたえの富士の高嶺に雪は降りつつ 
山部赤人ですかね
例えば持統天皇の歌でも同じように語句が変わっていることがある
万葉:春過ぎて夏来るらし白妙の衣ほしたり天の香具山
新古今:春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山
百人一首は面白い歌が少ねえって塚本邦雄が言ってました(王朝百首cFQ2f7LRuLYP
自分も百人一首はそんなに好きでない
フィーリングすごい大事だと思いますcFQ2f7LRuLYP
ははは、全然好きな歌かぶってない。おもしろい
イタロー
なんなんでしょうねcFQ2f7LRuLYP
わりと音楽と似ている
好きなアーティストのベストアルバムがあっても全部好きではないことはあるよね
ベストアルバムでも別にこれはいまいち好きじゃないよな~って曲もある
スタジオ・アルバムの流れで聞くと案外良かったりする
わかる。順番などの編集も鑑賞要素なんですなイタロー
勅撰集を読む場合だと時間的推移にそって配列がなされているのでその辺踏まえてよめるようになるともっとおもしろいんだろうなあ(まだわからない)cFQ2f7LRuLYP
音楽のアルバムにしろ歌集にしろ、本や文字媒体にとどまらない「編集」要素は考えてみたいはるひ
映画やYoutubeで動画編集はよく言うか
アーティストだけでなくエンジニアやプロデューサーが作品にどう影響を与えてるかもっと知りたいcFQ2f7LRuLYP
うーむまずはとにかく読んで読んで好みを探してつくる感じなのかなイタロー
↑こちら試し読みで読めますがおすすめですcFQ2f7LRuLYP
最初から業平の最強歌(カスみたいな語彙)を繰り出してきて塚本邦雄の本気さ(カスみたいな語彙)がわかる
あーでも序文しか試し読めないか……
試し読みのあとにある「花筐」のくだり諳んじたいくらい好きcFQ2f7LRuLYP
自分が気に入った歌の抜き書き
藤原良経は塚本邦雄が大好きな歌人で私cFQ2f7LRuLYPも好き
感想を移植した
切れ味ありすぎて新古今集に入らなかったエピソードすごいイタロー
何事?
どういう人生を経たらこういう歌出てくるんですか?
あでも暗い歌ばかりではないです
重ねてもなお涼しい、夏の衣にもう一枚月影が宿る
おおそれは良い! 眼を通してみます!! ヤバそう(語彙)。ありがとうございますイタロー
すでにして「はじめに」の文章がタダモノじゃないんだよなあ。目次の「月やあらぬ~」どこかでみたことがある!
抜き書きたすかります。なんか日本語の選択力がすごい(語彙)。磨き抜かれたとはこういう感じなんだろうなあ(詠嘆)。感情と詩情の情報量がドバっときて慌てますねイタロー
どういう気持で言葉を選択して推敲したんだろうなって思いますcFQ2f7LRuLYP
新古今の当代歌人はしょっちゅう後鳥羽院に歌会での歌の提出を求められていたので大変苦労していたという話をどこかで見たような(要出典)
『梁塵秘抄』の方ですかな?
そちらは後白河上皇ですねcFQ2f7LRuLYP
なるほど~イタロー
後鳥羽院承久の変隠岐にご配流になった方です
大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』で(鎌倉側視点だったから)ラスボスだった人物だ! 日本史とリンクしてるのが(当たり前といえば当たり前かもしれないけど)まさに王朝文学な感じです……こういう風に鑑賞すると(満足に読めて詠めるようになるのはたぶん先とはいえ)おもしろいですね~イタロー
興味を持てるトリガーがあると好きになりやすいので良いですねcFQ2f7LRuLYP
源実朝も昨年はファンが増えたと思う
そして金槐和歌集を初めから読んで少なからず挫折したと思う()
習作が多くて・・・
後代絶賛される歌は中盤~後半くらいに出てくるのでそこまでたどり着けずに遭難する(2敗)
そうなんだ……イタロー
正岡子規が随筆などで大・絶賛してたので興味あります。ドラマの実朝も悲しいけど魅力的だったイタロー
ドラマみにゃあ・・・cFQ2f7LRuLYP
王朝百首の冒頭では二首が紹介
>萩の花くれぐれまでもありつるが月出でて見るになきが儚さ
>流れゆく木の葉の淀むえにしあれば暮れての後も秋は久しき
やっぱ塚本先生の選歌眼やべえ~(ゴミ語彙)
コレクション日本歌人選のシリーズが有名歌やいい歌を抜粋しているのでおすすめですcFQ2f7LRuLYP
ありがとうございますイタロー

まずは歴史や背景を知っていきつつ実際に読んで好みを醸成するのがいいのかな。深い世界だけども美意識が追及されているから味わっていこうかナ……イタロー
興味が出てきた方々:塚本邦雄、折口信夫、源実朝、藤原良経
もちろん和歌は色んな読み手がたくさん居ますので気になった方をよめば良いとおもいましたcFQ2f7LRuLYP
自分は塚本・折口がかなり好きなのでひいきめにみている
ナルホド……頂いたアドバイスと勘とを頼りにいろいろ読んで行きたいです……イタロー