>『死者の書』(ししゃのしょ)は、釈迢空(折口信夫)による幻想小説。當麻寺に伝わる当麻曼荼羅縁起・中将姫伝説に想を得て書かれた。
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> 初出は1939年(昭和14年)に『日本評論』一月号・二月号・3月号にそれぞれ「死者の書」「死者の書(正篇)」「死者の書(終篇)」として掲載される。1943年(昭和18年)9月には青磁社から雑誌掲載分を各章の入れ替え・増補校訂した単行本『死者の書』として出版された。
> 現行版(文庫)は、青磁社本を底本とした中公文庫(改訂版1999年)、岩波文庫(2010年)、角川ソフィア文庫(2017年)。