自転車置場の議論
FreeBSDのコミュニティに由来。
bikeshed discussion
>この本の中で著者は、原子炉の建設のような莫大な予算のかかる議題については誰も理解できないためにあっさり承認が通る一方で、市庁舎の自転車置場の屋根の費用や、果ては福祉委員会の会合の茶菓となると、誰もが口をはさみ始めて議論が延々と紛糾するというストーリーを紹介しています。
手頃な問題の例として「自転車置き場」というニュアンスなのか
いつもどういう法則だったか思い出せない
>この一方で、自転車置き場について話し合うときは、屋根の素材をアルミ製にするかアスベスト製にするかトタン製にするかなどの些細な話題の議論が中心となり、そもそも自転車置き場を作ること自体が良いアイデアなのかといった本質的な議論は起こらない。次に委員会の議題がコーヒーの購入といったより身近なものになった場合は、その議論はさらに白熱し、時間を最も無駄に消費する。
そもそもそれが必要なのかどうか、ということを考えずに、些細なことについて議論してしまうことを言うのか
些細なことを議論すること自体は悪いことではない気がする
その裏にいる人間自体は並列に動作できないので時間配分を気をつける必要はあるが
あまり良い意見を持っていない人が議論に口を出したがるという点が悪いのかも
そういう意見を言うことで他の意見を言う時間が奪われるのなら問題がある
非同期なら奪われないのでこの問題はない
後から見返して「良い意見」という言葉の解像度が荒いなと思ったけどどちらにしても同じことだ
本人は議論する気満々なのでは
正確に言えば「自分の意見をみんなに受け入れてほしい」とか「議論に参加してる自分像に憧れ」とか
なのに難しい議題が出ると何も言えなくて鬱憤が溜まり、それが簡単な議題が来た時に「今だ!」と噴出する
そういう人は自分の話したいことだけ話して他人の話聞かないこともあるから困る
議論する気の有無と意見の良し悪しの関係はどのくらいあるんだろうと思った
議論する気がない人の意見でも勝手に議論の対象にすることはできそう
人類がみんなScrapbox的な非同期議論に慣れれば「重要でない議論に時間が取られる」問題が消滅して文明が新たなステージに進みそう
でも次の文明でも「重要でない議論のページがいっぱい作られて
Streamやトップページが占有されてる」って問題に悩んでると思うw
うん。
検索バーからすべての情報にアクセスするようにする
各人にとって必要な情報を抽出する技術を作るのが困難
とこれが書かれたときには思ってたが、その後LLM技術が進歩して「いや?抽出できるのでは?」となった
仮にそれができたとしても、そもそも必要な情報だけ抽出するのが有用なのかどうかという議論もある
なら全部フィルターせずに見ればいいと言われるかもしれないが、そうすると訓練された
イドバタニシ以外ついていけなくなる
問題点はこんなところか
時間が奪われること
奪われる対象
他の議論をする時間
議論以外のこと(実施・検証など)をする時間
いつまで経っても合意形成できないこと
AIなどによる超有能モデレータがいれば問題ではなくなるのかもしれない