卑下よくない
卑下よくない
うーん、皆なにかものを作れる人ばかりですごい
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こういうときに「それに我が身を比べれば…」みたいなことを考え出すとよろしくない
影はづかしき我姿
道元の説教でも「卑下よくない」と言っていた
>花は年々に聞くれども皆得悟するにあらず。竹は時々に響けども聴ク物ことごとく証道するにあらず。ただ久参修持の功にこたへ、弁道勤労の縁を得て悟道明心するなり。是レ竹の声の独り利なるにあらず、また花の色のことに深きにあらず。竹の響き妙なりと云へども自ラの縁を待ツを発す。花の色美なりと云へども独リ開クるにあらず。春の時を得て光を見る。
花は毎年開くけど見る人全員が悟りを開くわけではない、竹も音を響かせるけれど、聴く人全員が悟りを開くわけではない、修行をして苦労を重ねて縁を得て道を悟るのだ。竹の声がするどいはたらきをするのでなし、花の色が特に美しいわけでもない。竹の響きは優れていてもそれは因縁があって音を発するし、花の色が美しいと言っても、ひとりでに開くわけではない、春がやってきて咲くのだ。
>人々皆道を得ル事は衆縁による。人々自ラ利なれども道を行ずる事は衆力を以てするが故に、今心を一つにして参究尋覚すべし。玉は琢磨によりて器となる。人は練磨によりて仁となる。何の玉かはじめより光有ル。誰人か初心より利なる。必ずみがくべし、すべからく練ルペシ。自ら卑下して学道をゆるくする事なかれ。
このように、道を得ることは同じように学ぶ人達の縁によるのだ。人はみな鋭い心の働きがあるが仏道を行ずるのは皆の力であるのだから、心を一つにして道を探し求めよ。玉は磨かれて初めて器となり、人は練磨して初めて仁の心をもつ。どの玉が初めから光っているか。どの人が初めからすぐれているものか。必ず磨け、ぜひとも練磨せよ。自ら卑下して学道の手をぬいてしまってはならない。
巻5、4、嘉禎二年臓月除夜。講談社学術文庫より
仏道修行をするという文脈から切り離して読んでしまっている…
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卑下は有害だと思うようになったのでしないことにしている
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私はプログラミングをよくしているけどへっぽこプログラマーなのでいくらでも上を見れる
私より
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さんや
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さんなどの方がプログラミング能力あるのでは?というのは今でも思っている
実際にはベクトルが違うのにね
けどこれで歩みを止めると何もできなくなっちゃう
心の奥底に居場所を作りやがった
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がうるさいのじゃよ
なるほど、この観点では捉えたことがなかった
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みんな同じことで悩んでるんだなあ
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