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自尊感情

自己の2つの側面のうち、感情的・評価的側面
認知的側面
「私はこのような人間である」という自分に関する知識の集積、あるいは、自己定義
感情的・評価的側面

人は常に自尊感情を維持・高揚するように動機づけられている(自己高揚動機)

自尊感情の機能
存在脅威管理理論: 死の不可避性への緩衝装置
ソシオメータ理論: 主観的な自尊感情は他者からの受容の程度を示す計器

自尊感情の測定
最近まで自己評定式の心理測定尺度のみが用いられてきた
このようなタイプの尺度を用いた場合、回答を意識的にコントロールすることが可能
たとえ自己を高く評価していたとしても、そのまま回答に反映するとは限らない
特に謙遜を美徳とする文化的背景を持つ者が回答する場合、評価は低い方向に偏ってしまう可能性がある
自尊感情は、自己に対する態度と考えられることから、最近では、潜在態度を測定するためのテストを用いて、意識的にアクセスできない自尊感情(潜在的自尊感情)を測定し、従来の自己評定式の尺度で測定された自尊感情(顕在的自尊感情)と比較する研究も行われている