転置を利用した可換性を証明するときのコツ
水平線の上下の一対一対応を利用する
問題設定
圏\mathscr{A}内の可換性を示したい
関手F(の逆)、または関手Gで写した圏\mathscr{B}内の可換性を示す
図の特徴
左側の頂点、辺は全て\mathscr{A}の対象、射
赤の部分
右側の頂点、辺は全て\mathscr{B}の対象、射
青の部分
左右を接続する辺は関手F,Gのいずれか
緑の部分
手順
圏\mathscr{A}内の可換を示したい図を書く
FまたはGで\mathscr{B}に写す
ここでいくつかの候補があるので用いやすいものを選択する
例 GFB_1を写したものを考えたときに、
Fによって写したもの、Gによって写されたもの、の2通りが取れる
\mathscr{B}内の可換を見ることで、自動的に\mathscr{A}のものも示される
示す流れ
示したいもの
B_1\to B_2\to B_3
=
B_1\to B_4\to B_3
転置関係により得られるもの
成り立っているもの
赤=黄
実際に使って証明しているものの例