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{2,2,3,3}の部分集合の圏で直積と極限を見る
そもそも重複のある集合で考えていいのか?みたいな話はいったん置いておくmrsekut

以下の具体例

参考


P=\{2,2,3,3\}の部分集合の圏を見て、直積と極限を具体的に見る
対象は、集合Pの部分集合
列挙すると、\emptyset, \{2\}, \{3\}, \{2,2\}, \{2,3\}, \{3,3\}, \{2,2,3\}, \{2,3,3\}, Pの9個
射は、A\sub Bが成り立つとき、唯一の射A\to Bがある
換言するとABの約数のとき、A\to Bとする

対象と射を書いた
図1

こういう直積が存在する
いつもの図で見るなら



対象を2つ固定する
A=(2,2,3)B=(2,3,3)
圏\mathrm{Span}(A,B)はこんな感じ
スパンの圏の終対象がA,Bの直積になるので、
今回の場合は、(2,3)A\times Bになる





錐とは
錐#5f4e3efa1982700000087ce9の手順で考える
添字圏として以下のような圏Jを考える
対象は1,2の2つであり、間に射はなく、恒等射のみ
関手F:J\to\mathscr{A}を以下のように定義する
F(1)=(2,2,3)
F(2)=(2,3,3)
こうしてできた圏\mathscr{A}内の同じ色の対象と射の組の一つ一つが錐である
例えば、組(\emptyset,p_1,p_2)
これを(\emptyset,\{p\})と表記する
この図の下側は圏\mathscr{A}内の話なので、対象や射はかなり省略されて書かれてある
全部書くとこのノートの一番上の図1になるのでmrsekut
今回の話に必要な分だけ射を少し書き足す


錐の圏Coneで見る
上の話から、錐の圏\mathrm{Cons}(\mathscr{A},F)は以下のように作れる
対象は錐で、射は\mathscr{A}内のもの
終対象が((2,3),\{s\})になっていることがわかる
錐の圏の終対象が極限なので、この場合((2,3),\{s\})
(2,3)のみを指して極限とも言う
故に(2,3)=\lim_\leftarrow F



全体で見るなら