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QNAP NASの課題
個人でQNAPNASを使っているときに感じた課題

構成
HDD × 4, RAID5
WD RED 3TB × 3 + IronWolf 6TB ×1


2021/5/8
機能的には使えなくはないし、むしろ思っていたより使えるような気がする(評価に1ヶ月ぐらいかかるので随時更新する)
NASをファイルサーバーとしてだけ使う場合に、QNAPのNASに不満を持つことはたない
しかし、Dropboxなどのクラウドサービスは単にファイルを置けるというだけではなく、その上で便利な機能がたくさん実装されている
ファイルの全文検索
動画や静止画やPDF、音声に対する使いやすいビューワー
複数人での編集機能
バージョン管理
など
QNAPのNASをフルに使うということは、これらの機能をQNAPのNASに期待するということ
このような使い方をすると、遅い
「1kBのメタファイルと数MBのファイル」50個をFile Stationで消してUIが更新されるまで10秒ぐらいかかる
finderから不要な数MB程度の写真を20個削除するのに10秒ぐらいかかる
File Stationで3回想ぐらい辿ろうとすると読み込みが長い
QSirchで読み込みが長い
画面も開くまでちょっと待たないといけない
外付けHDDのこの画面移動に15秒程度かかる
コピー先を選ぶのも同様に15秒程度かかる
4アクションで1分かかってしまう



Qsirchの課題
使い倒そうとするとライセンス料が高い
PDFが検索できるだけでも大変便利。もうOCRは必須機能だなぁ。

Webビューワが貧弱
CSVが見られない
巨大なファイルではない場合、Google Driveのほうがむしろ便利なシーンが多い(キビキビ動く)

file stationやqsirchから動画再生した時にvideo stationと連携できない
デフォルトだとプレイヤーの使い勝手があまり良くない
お気に入りもできない

APFS非対応なのでTime Machineが遅い(APFSに対応すればマルチスレッドで早くなるはず)
>Time machine can use APFS file systems on directly attached disk only. On a NAS, time machine should still use (even on Big Sur) a sparsebundle file system, as it did so far.
> Let's wait for an Apple patch.
まだかかるだろうという予想

✅HEVCが再生できない
解決策
>2019年9月2日のCodexPackのアップデートからH.265/HEVCへの対応が削除されてしまいました。結果としてPhoto StationやQuMagieでサムネイルも消え、動画が再生できない状態となりました。他にもVideo Station等の動画再生アプリでもH.265でエンコードされた動画が見えなくなり困っておりました。
>Starting from 4.5.1, QTS is no longer compatible with the following applications: DJ2 Console, CodexPack.
リリースノートより

感想
自分のユースケースでは、SSDの援用はほぼ必須
QTierのようなソリューションを入れるか、いっそオールSSD NASにしたい
QNAPはC向けの製品も出しているが、基本的にBが主な顧客だろうから改善されるのかわからない
使っている人も少ないだろう