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たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術

目次
>1 自己紹介― ぼくが学習中毒になったわけ
> 2 超速スキル獲得法1 0のルール  
> 3 効果的学習のための1 0の基本ルール 
> 4 ヨガ 必要以上に難しくない
> 7 囲碁
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法の中で、1万時間の法則への反論本ということで紹介されているので読んでみた


1万時間の法則に関する章を読むと、この研究の対象は「プロレベル」になるためのものであって、筆者は別にプロレベルまでは目指そうとはしてないから1万時間なんて気にするなというスタンス
そこでタイトルにあるように、20時間ほどで十分であるという結論
この20時間の練習は、イライラの壁を乗り切るために必要だと主張している
イライラの壁とは、何をすればいいのか分からない・どう成長すればいいのか分からない未知すぎる状態
この壁を超えることが筆者でいう「習得した」という定義らしい

座学やトレーニングによる"学習"と、"スキル獲得"は別物である
学習をいくらやったって、テストの点数は高くなるが、実際のスキルは向上してないことが多い
例:外国語習得
座学よりも、実際に外国に行って現地で話すほうがスキルを獲得できる

筆者が作成した、超速スキル獲得のチェックリスト
>1. 魅力的なプロジェクトを選ぶ
> 2. 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
マルチポテンシャライト思考の人にとっては罠
マルチタスクはスキル獲得に悪影響を及ぼす
1時間に1つのスキル練習と、1時間に10種類のスキル練習だと、後者はスイッチングコストで無駄になりやすい
> 3. 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
> 4. スキルをサブスキルに分解する
> 5. 重要なツールを手に入れる
ScrapboxChatGPTなんかは重要なツールだと思う
> 6. 練習の障害を取り除く
> 7. 練習時間を確保する
> 8. すぐにフィードバックが返ってくる仕組みを作る
> 9. 時計のそばで一気に練習する
ポモドーロタイマーを使って、それがONの間は他のことをしない
> 10. 量と速さを重視する

わからなくてもやってみること

4章からは、実際に筆者が20時間でスキルを習得するまでの流れを詳細に記している
プログラミングのところだけしっかり読んだkidooom
本当に20時間だけしか費やしてないの?と思えるぐらいの進捗だった
まあドキュメントに書き残すところまでは時間に入れてないからだろうけど
20時間の投資でここまでこれたら、かなりのリターンだなと思う
毎日1時間ほどの練習時間を確保し、1年間でこの本のスキル6つを習得したのこと
SoloGameDevとしては、音楽製作やグラフィックス、ゲームデザインなどのスキルも習得していきたいkidooom

最後に、筆者あとがきから引用 p385
>新しいスキルを習得したければ、練習しなければならない。ほかに方法はない。
> 準備をすることはできる。リサーチもできる。練習しやすいように気が散る要因を取り除いたり、環境を変えたりするのもいい。練習を効果的で効率的にするために、賢い方法を探すのもい。しかし結局は練習がすべてだ。
> まわり道のように思えるものが、実は一番の近道だ。まったく練習をしないという近道は存在しない。練習なくして、スキル習得なし。それだけのことだ。
とにかくやれ!!、練習をやれ!頭の中であーだこーだ考えるだけじゃなく、手と体を動かしていくこと。



著者によるTED講演
子供が生まれたことで非常に多忙となり、もう2度と人生で自由な時間が得られないのではないか?と思うほどになったとのこと
新しいことを学ぶのが好きな著者は、本やwebサイトを漁り、少ない自由時間でも新しいスキルを学べる方法を調べた
すると、多くの文献で、「1万時間の法則」が紹介されている
時間が足りないというのに、1万時間もかけないとスキルが習得できないのであれば、もう何も学べないじゃないか!と感じた
でもこれは、Expert level や業界トップになるための指標となる時間であり、そのレベルを目指すわけではないので気にしなくていいとなった
中級の壁にぶち当たるぐらいまでの上達で十分であると考えれば、習得時間はそんなに多くない
>最初のうちは努力や学習時間に比例して直線的に上達しているように感じるが、やがて上達の速度は鈍化して、成長曲線はなだらかになる。これが語学学習でよくいう〈中級の壁〉の正体だ。
その習得時間を、著者は20時間ぐらいだろうと説明している
毎日45min を1ヶ月続けれれば良い。毎月新スキルを習得できる
無限に学ぶことはあるから、自分が納得できる範囲に有限化をする