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フォンノイマン/モルゲンシュテルン解
ゲームとは一体、どのようにして生まれたのか。すべての協力ゲームの始祖というべきフォンノイマン/モルゲンシュテルン解に立ち戻って考える。フォンノイマン/モルゲンシュテルン解(安定集合)は内部安定性外部支配性をもった配分のことである。これには客観解差別解が存在し、客観解は1つであるが、差別解は無数に存在する。数学的に理論を構築したフォンノイマンモルゲンシュテルンでさえ、差別解の発見は偶然の産物であった。ここから、差別解という無限に存在するを導く行動基準が重要であるという認識となり、様々な行動基準のもとで協力ゲームが定義されることとなったのである。