マイクロスコープの進め方
以下を最初に決める(セットアップ)
1. コンセプト
物語全体を貫く世界観を設定する
ですです
2. 最初と最後の時代
物語の始まりと終わりの時代を設定する
この二つの時代の間をプレイヤーは探索するのだ
始点の時代:「疫病が蔓延し、大国の独裁者が隣国に侵略戦争を始めた時代」(暗)
終点の時代:「Global社が崩壊し、人類は未知の未来に向けて歩み始める」(明)
3. パレット
構成要素
できればこの話に出したい~という要素
これは使ってもいいし、使わなくてもよい
ネタが詰まって困ったときに見返すと、意外な展開につながる
禁止要素
この話では使ってはならない要素
自分が「これ入ってると楽しめないな~」という事柄を入れよう
たとえば「子供がバンバン死ぬ」とか「ゴア・グロ表現」とか
4. はじめの一歩
各プレイヤーは「時代」か「出来事」をひとつ選んで年表に組み込む
時代は大きな時間の集合体
例:鎌倉時代とか南北朝時代とかの広さをイメージするとよい
「産業時代」みたいなのでも良い
連続した二つの時代の間に入れ、その時何が起きたかの簡単な説明をする
その時代の明暗の傾向も決める
出来事は時代の中で起きた、特定の物事
特定の時代を決め、その中に配置する
すでに出来事があるなら、一つ選んでその前か後に置く
こちらも最後に明暗を決める
全員が置いたらプレイ開始
プレイ
以下を飽きるまで繰り返す
1. 焦点の宣言
親プレイヤーがレンズとなり、このターンで注目する要素(焦点)を決める
焦点は時代、人物、場所、物など何でもよい
初めて登場する物事でもOK
他プレイヤーが物語を作れるように、最低限の説明をすること
2. 歴史の作成
レンズから順番に各プレイヤーが時代or出来事or場面を創造し、追加する
条件:焦点と必ず関連させること
こじつけでもいいのでちゃんと繋がるような話を作ろう
場面は歴史の最小単位
特定の場所・時間・人に、何が起きたかをロールプレイで描写する
手番プレイヤーは解くべき謎を提示し、舞台と登場人物を配置する
他プレイヤーは担当する登場人物とその内心を語る
その後全員でロール・プレイしながら謎の回答を探る
謎が解けた時点で場面はおしまい。その後に全員で「この場面は明るかったか暗かったか」を決める
レンズだけ「時代&出来事」または「出来事&場面」を入れ子で作成できる
2回行動みたいなもの
このルールのため、レンズになっているプレイヤーは物語に大きく影響を与えることができる
3. 焦点の仕上げ
全員が一周したら、レンズがもう一回時代or出来事or場面を追加する
4. 伝承
レンズの前手順のプレイヤーは、伝承を選ぶ
伝承はプレイヤーが注目したいと思う事項
そのレンズの間に出た事項に限られる
これも時代、人物、場所、物など何でもよい
5. 伝承の探索
伝承を決めたプレイヤーは伝承の中から一つ選び、出来事か一人語りの場面を追加する
今作られた伝承でも、今までに出た伝承でもかまわない
6. レンズが次のプレイヤーに移る
そして1.に戻る