generated at
わがせこがくべき宵なり さゝがにのくものふるまひかねてしるしも
衣通姫の歌

古今和歌集巻二十、墨滅歌1110
日本書紀允恭天皇八年の条で、藤原宮に久々に允恭天皇が訪ねた折、それを知らずに衣通姫が天皇を恋い慕って一人でいたときに詠んだ歌
今夜は私の夫がきっとおいでになる宵でしょう。(ささがにの)蜘蛛の振る舞いが特にめだちますもの。
蜘蛛が巣を張るのは恋人が来る前兆である、という俗信に基づく