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日本西教史
日本西教史
井戸端でかけないのでこちらで(?)cFQ2f7LRuLYP
>キリストの教えは、一つの神様しか信仰してはいけません。 秀吉様、 あなたはキリスト教を日本に入れる事を許したのですよね? 我々キリスト教にとっては、 絶対神以外の神様は邪魔になるので、 我々を許したということは、 焼いても破壊してもいいと許可したと同じ事なのですよ。」(『日本西教誌』 イエズス会ジアン・クラッセ)
日本西教誌は日本西教史を言っているのだと思われるcFQ2f7LRuLYP
>本書の著者、ジャン・クラッセ(Jean Crasset, 1618-1692 )はフランスのディエプ(Dieppe )生まれのイエズス会宣教師である。パリ修練院で哲学をはじめ人文科学全般について講じると共に、多くの宗教書を記した。
>  本書はクラッセがフランソワ・ソリエー(François Solier, 1558-1628 )の纏めていた“Histoire ecclésiastique des îles etroyaume du Iappon”(『日本教会史』)をもとに、1689 年にパリで刊行したものの第2 版である。(...) なお、日本では明治時代になって駐仏公使鮫島尚信が入手したこの1715 年版を、太政官の依頼でフランス人宣教師による翻訳の上、『日本西教史』と題し出版されている。
この1715年版を翻訳したものは国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧が可能
ジアン・クラセ 著 ほか『日本西教史』上巻,坂上半七,明13.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/824973 (参照 2023-09-09)
明治27年には訂正増補2版が出ているほか、大正に時事彙存社および太陽堂書店からも出版されている
ジアン・クラセ 著 ほか『日本西教史』上巻,博聞社,明27. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/824975 (参照 2023-09-09)
ジアン・クラツセ 著 ほか『日本西教史』 上巻,時事彙存社,大正2-3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/943460 (参照 2023-09-09)
ジアン・クラツセ 著 ほか『日本西教史』上巻,太陽堂書店,大正14. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/971162 (参照 2023-09-09)

知恵袋の引用では砕けた口語調になっているが、日本西教史の何の本のどこから引用したのか、定かではないcFQ2f7LRuLYP
例えば上の大正2-3の本を見てみると、(例えば森鴎外のような)文語体であるのが確認できる
>少食の後殿下豊臣秀吉(関白殿下、すなわち豊臣秀吉のことcFQ2f7LRuLYP)は其親臣の如く師父等と共に談話して曰く、吾は国の平和を務むるのみに非ず、擾乱の将に起らんとするを除くの意なり、吾れ既に内国を平定する後、支那国を征伐して之を降伏せしめ、以て吾が帝国の利益と為さんと吾れ彼国に渡るの志あり、(…)
これは一例。話す場面においても「曰く」を使ったり、漢文訓読調であるのが確認できるcFQ2f7LRuLYP
そのため知恵袋の人が口語調で引用しているのは、一体何の本なんだろうかという気持ちが湧くcFQ2f7LRuLYP
国立国会図書館で他の版や翻刻などがあるのかを確認した所、大正14年以降に全文をのせたであろうものは見えない
引用はジャン・クラッセ本人が秀吉に語りかけているように見えるcFQ2f7LRuLYP
念のため
ジャン・クラッセは1618-1692、豊臣秀吉は1537-1598で同時代の人ではない
もちろん日本にも来ていない
じゃあ誰が秀吉に語りかけているんだろうという疑問が湧く
>「キリストの教えは、一つの神様しか信仰してはいけません。 秀吉様、 あなたはキリスト教を日本に入れる事を許したのですよね? 我々キリスト教にとっては、 絶対神以外の神様は邪魔になるので、 我々を許したということは、 焼いても破壊してもいいと許可したと同じ事なのですよ。」
秀吉が記事に出てくるのは第八章以降っぽいcFQ2f7LRuLYP
目次の「羽柴聖徒と交を厚ふすること」と対応してそうな所
第十二章で「太閤死去の事」とある
第八章~第十二章を読めばなんとか引用元を見つけられるかもしれないcFQ2f7LRuLYP
がんばらないとできない…
AIさんに読んでいただきたく存ず
ちなみに次世代デジタルライブラリーにおいて下巻が検索対象にあったため、以下のワードで検索した。知恵袋の引用箇所は管見に入りませんでしたcFQ2f7LRuLYP
「秀吉」「殿下」「太閤」「関白」「破壊」「信仰」「絶対神」

面白いnishio
信長は仏教アカン、キリスト教イイネと言っていたが、本人が傲慢なので改宗に至らず武力で日本全国を脅かして「みな俺を神のように拝め」と言い出した、とのことw
「キリスト教を中に入れたのだから仏像を打ち壊すことに合意したのです」と話しかけるシチュエーションはなさそうな雰囲気だけど、そもそも論として信長のタイミングでは政権が寺を焼き討ちしていたのであった

サンフランソワーザウィエー
誰かと思ったらザビエルじゃないか!
寂印という坊主が来て「キリスト教徒は殿下に従わないので、天下の兵権はジュードー右近殿の手にある」と言ったので秀吉は激おこになった
和田惟長と暗中で戦ったときのエピソードが壮絶だった
>だが、騒ぎを聞いて駆けつけた高山の家臣達が加勢すると、そのうちの1人が誤って右近に斬りつけ、右近は首を半分ほども切断するという大怪我を負ってしまう。およそ助かりそうにない傷だったが、右近は奇跡的に回復し、一層キリスト教へ傾倒するようになった。
ジュードー右近は家財を没収された
関白殿下は宣教師は出ていけと言いだして、宣教師は「出ていくくらいなら死ぬ」と言い出して激しい
これには仏教徒もビビる
この状況を各地のキリスト教徒の諸侯に伝えたところ、匿ってくれた
全然寺院を焼く話にならないけど、面白い
1596年9月の地震のエピソードにも広義の「仏堂が壊れる」話があったcFQ2f7LRuLYP
第11章冒頭より
>大阪に居たる耶蘇教師此大変を記して云ふ、地震に先つ些時或る佛堂を過ぎれるに、一人の僧説法をなし、阿彌陀を祈請するものは死後に幸福を授けらるなど巧言を以て聴衆を感ぜしめ、且彌陀は衆人の爲めに安全を願ふことを説き、常に彌陀を信すれば救せらるゝこと疑ひ無しと云ふ 其言終れば満座の者声を発し阿彌陀佛を数回稱名す、
>然るに此時阿彌陀は必定座睡せしならん、即夜仏堂倒れ彌陀の像砕け微塵となり、数多の仏僧圧死し、彼の説法人は傷を蒙れり、彌陀の死を救ひし者は此僧一人のみ、市民の恐怖は譬ふるに物なく、家の破壊を恐れて街上に立ち、半死半生の体なりきと。
煽る煽る
阿弥陀仏よ!寝ているのですか!
モーセの出エジプト記の話を引いてきている