Deno v2
リリース時期
追記) 正式リリース
2024/10/09に正式リリースされました
主な変更
deno:URLのサポート
https:
形式の import
は、大規模なコードベースにおいては依存解決の重複が課題となる可能性があります
それを解消するために、
semverベースの依存解決の仕組みが検討されているようです
これは最終的に
jsr:
URLとして導入されることになりました (
jsr)
typescriptimport { ulid } from "jsr:@std/ulid@0.219.1";
注意点として、 https:
形式の import
は引き続きサポートされます
ワークスペースサポート
破壊的変更
Deno v2からいくつかのAPIの削除や挙動の変更などが実施される予定です
v1において
deno installコマンドはインターネット上に公開された任意のスクリプトをローカルにインストールするためのコマンドという位置づけでした
deno installコマンドにv1と同様の振る舞いをさせたい場合は、
-g
オプションを明示的に指定する必要があります
セキュリティの強化
allow-listに指定された各実行可能ファイルが --deny-write
に自動で設定されるように
LD_PRELOADなどの
LD_*
から始まる環境変数が設定されている場合、
--allow-all
が要求されるよう振る舞いが変更
各種非推奨APIの削除
以下でマイグレーションガイドが公開されています
周辺ライブラリ
jsrのリリースとワークスペース機能の活用により、
deno_stdを各モジュールごとに別々にバージョン管理することが可能になりました