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<脳と文明>の暗号
<脳と文明>の暗号





目次
序章  読む力は本能なのか?
第1章 脳力のリサイクル
第2章 言語は“ぶつかる”
第3章 メロディーの原材料
第4章 音楽は“歩く”
終章  わたしたちは何者なのか?
アンコール

ヒトの目、驚異の進化 の第4章「霊読(スピリット・リーディング)する力」から繋がっている
それは「文字」の話だった
自然の形(フォルム)(から文字が、自然淘汰と同じメカニズムによって進化してきた
と仮定して、その可能性(証拠)を示した
それに続いて <脳と文明>の暗号 では、
言語(発話)の音が自然が発する音から
音楽(メロディー)が人が動くときに鳴らす音から
という2点を同じように示した

> これは驚いた。言語と音楽(そして踊り)についての、コロンブスの卵のような理論だ。言語は不思議なもので、霊長類ですら大した言語活動をしないのに、ヒトだけ突然、やたらに複雑な言語を駆使できるようになる。チョムスキーピンカー的な発想だと、言語というのは人間で突然発生した、完全に生得的な能力だ。つまり、人間はなんだか知らないけれど他の動物とはまったくちがい、生まれながらに言語を習得する能力を持っている、というのがかれらの主張だ。もっと極端に言えばヒトは生まれつき言語器官みたいなものを持っていて、それにより言語が腕や脚みたいに「生える」ということになる。