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和での評価を避けることと掛け合わせ
和で評価するとジェネラリストが選ばれるでは、スペシャリストを採択したい場合に、複数の審査員の点数を合計して選抜してはいけない、と書いた
掛け合わせニッチトップ戦略では、複数の専門性をもつことで掛け合わせで価値を生み出せることを書いた

前者は二次元標準正規分布において、合計点数では尖ったAさんよりもBさんが選ばれてしまう現象だ
後者はそうではない
特に軸が広く知られたものである場合、多くの人間がその軸の方向での最適化をかける
そうすると軸の周辺には人が濃く分布する
混ぜ合わせ領域が空白地帯になる
こういう状況下で
尖った能力を持つAさんにはもちろん価値がある
BとCの比較の話
X軸にて平均的な能力を持つCさん
X軸ではCさんに劣るがY軸の能力もほどほどに持っているBさん
この2人の比較ではビジネス上はBさんが勝つ傾向が強い
Bさんが「X軸とY軸のブリッジ」という価値をアピールできるのに対し、Cさんはそれができない
CさんはX軸の能力をアピールしようとしてもそれが平均的なのでアピールポイントにできない

統計的に自然な仮説はX軸とY軸が独立に正規分布である前者の図なのだが、現実を観察していると後者の方がしっくりくる
それはなぜなのか
正規分布だと思うのがおかしい?
二つ目の軸に投資することが合理的な状況でも、多くの人は慣れた一つ目の軸に固執するように見える
それはなぜ起こるのか?