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動因仮説

社会的促進社会的抑制を説明するザイアンスの説

ザイアンスは、トリプレットの研究が報告されたおよそ70年五、それまでに行われた研究をレビューし、動因仮説を唱えた(Zajonc, 1965)
他者が存在すると、それだけで人を行動に駆り立てる動因覚醒水準が高まるが、一般に覚醒水準が高まった状態では、その個体が持つ反応レパートリーのなかで上位にある反応(優勢反応)が出現しやすくなる
その結果として、慣れている作業や単純な課題など、普段から失敗が少ないことを行うときには、他者の存在が遂行を促進するが、慣れていない作業や難しい課題では遂行が抑制される
約20年後に行われたメタ分析でも支持されている(Bond & Titus, 1983)