語学学習を続けるコツ
>高価な教材を買ったり、英会話学校に入学しなくても、「詰め込みをせずに、毎日少しずつでも、地味に練習をする」ことによって、外国語の力は着実についていく
記事では、継続した人としていない人の違いについては述べられているが、成功したかどうかは記事には書いていない。(継続が成功に繋がるのかは議論されていない)
継続できている人を成功とするなら、継続が成功への道というのはトートロジー
>萩原正人( @mhagiwara )氏による寄稿
>私がDuolingoの大規模データを分析して分かった、外国語学習に成功する人に共通する特徴を紹介することによって、外国語の習得のためのヒントを提供できればと思っている
>外国語の学習を継続できているユーザーと離脱してしまったユーザーをそれぞれ数千人ずつ無作為抽出し、分析(より専門的に言うと、さまざまな要因の影響を分解・統制して、結果を予測するロジスティクス回帰分析)
>人間がどのように外国語を獲得するか、そのためにどのようなメカニズムが絡んでいるかというのは、最新の科学でもよく分かっていない部分が多い
継続している人は、毎日、もしくは2〜3日ごとに学習している
学習離脱したユーザーは1週間程度空く
>学習する際に、レッスンを手早く終わらせるのではなく、よりゆっくり時間をかけて、学習内容をきちんと理解して進むユーザーの方が、継続できる可能性も高い
継続している人は、学習時間を分散させる
同じ時間投下量でも、詰め込むより
間隔反復の方が効果が高い
>たくさんの量を短時間で学習する「詰め込み」は、外国語の習得にかぎらず、長期的な学習にとっては効果が低いということが、心理学などの分野の多くの研究によって示されている
継続できなかったユーザーの方が学習の分散が大きい
>Duolingo には、これまでに習った内容を復習できる「練習」という機能がある。
> この「練習」を多くする人の方が、外国語学習を継続できる可能性が高い
>外国語を学習する際は、新しい単語や文法規則などを、読んだり聞いたりした時に意識的に考えなくても意味が分かったり、書いたり話したりする時に自然と出てきたりするぐらいのレベルまで、体に染み込ませる(これを、知識の自動化と呼ぶ)ことが重要だ。
>Duolingo などのアプリに限った話ではないが、English speaking(実際に、ネイティブスピーカーなどとその外国語を使って会話をすること)はとても大切だ。会話は、単にスピーキングの練習になるというだけでなく、習ったことを総動員するので、記憶の定着、知識の自動化などにとても効果的だからだ。
教科書を読み返したり、大事な項目に下線を引いたりすることは、
記憶の定着という意味ではほとんど効果がない
読み返しは復習ではない?
>単語の意味を覚えているかどうか単語カードを使ってテストしたり、書いたり話したりする際に外国語の文をきちんと組み立てられるか練習したりといった、なるべく記憶に負担をかけるような練習が効果が高いとされている
>「ちょうど忘れかけたタイミング」というのは、個人の能力や、単語や文法項目、学習中の言語や母語など、さまざまな要因によって変わってくる。人間の脳の中を直接のぞけない以上、このタイミングを適切に推定するのはとても難しい
>Duolingo では、大量のユーザーから毎日生み出される大規模データと機械学習を使い、この復習タイミングをさまざまなパラメーターから適切に推定することができる半減期回帰法という手法を開発した。このおかげで、ユーザーに対して適切なタイミングで、適切な単語・文法項目の練習をうながすことができる。
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