語らないことから読み取れ
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言っていること
言っていないこと
成長率の具体的な値
p.22にグラフはある
2018→2019の単年度の成長率だと市場の成長率よりも低い
計算してみるとわかる
日本のインターネット広告費 + 19%
CA 売り上げ+8%
グラフの傾きがこれに相当する
上のグラフは2012年を100としているので、単純な成長率のグラフではない
2012年の売上は696億円
2013年で804(+15%)
2015年で1428億円なのでこの間に急成長している(YoY+33%以上)。ここの稼ぎによって確保されている値であることがわかる
最近成長してないな、みたいなイメージを持たれたくないのでこの辺りを基準にしているのだろう
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例題2 政権評価
語っていない
国別のGDP成長率
実質賃金
言っていないことを集めると、言っていることが見えてくる
しかし読み取らない方が良い時もある。
連想ゲームになる
スタートアップは手の内を明かさない
> そして、ちょっと恥をしのんで告白すると、私達がViawebを作っている間、 私はLispについて一切公言しなかった。プレス発表でも言わなかったし、 私達のWebサイトで "Lisp" を検索しても見つかるのは私の書いたLispに関する 2冊の書物のタイトルだけだ。これは偶然そうなったわけじゃない。 ベンチャー企業はライバルになるべく情報を漏らさないものだ。 もしライバルが、私達のソフトが何で書かれているか知らないのなら、 あるいは気にしないのなら、私はそれをそのままにしておきたかった
> >注2: ロバート・モリスは、そんなに秘密にする必要は 無いんじゃないかと言った。もし私達がLispを使っていることをライバルが知っても、 その理由を理解することはできないだろうと。「だってそれが理解できるくらいなら、 もうLispでプログラムしているはずだよ」
利害関係は必ずレトリックで覆い隠されるので、利害関係に注目しなければならない
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欧米諸国は、自らの政策を国際社会に受け入れさせるためのレトリック(修辞)を多用します。人権や民主主義、環境問題といった普遍的なテーマを掲げることで正当性を主張し、実際の利害関係を覆い隠すことがあります。