generated at
絵描きのための画像資料の整理方法
要点
整理がしたいのではなく、素早く目的の画像を見つけたい
そのためにGyazo Proつかうと便利!
ちゃんと使おうとすると、コストは年額払いで月あたり390円。その価値はあると私は思います
重要な情報はScrapboxにまとめるとさらに探しやすくなる

なぜこの方法が便利なのかを、画像整理にありがちな問題を考えながら解説します

何が問題?
イラストレーター/アニメータは参考資料を日々見る
PCだとフォルダで分類せざるを得ないので、階層構造で分類している
階層構造での画像管理が辛い
どこの画像置いたかわからなくなる問題
「あの画像、どのフォルダにしまったっけ?」という問題。知り合いの絵描きに聞いてもよくある
よくある解決策:関連しそうなフォルダ全てに画像をコピーして保存しておく
容量が大きくなりがちな欠点はあるが、利便性の方が優先されるだろう
画像の更新があると破綻するが、結構カバーできるはず
どこに分類していいのか分からない画像がでる問題
適当に切ったフォルダの切り方が誤っていて、あとで再分類しないといけなくなる場合がある
画像は検索できない
画像を検索する方法もあるが、イラストの場合の正答率がそんなに高くないし、元々の画像を入力しないと検索できないので、知っている画像を発見したい時には向かない
この問題はこうもり問題という名前がついているらしい

どうあるべき?
階層構造での保存は上記のような厳しさがあるのでやめる
適切なタグがついていて、曖昧検索できればよい
できればインターネットがつながっていればどこからでもアクセスしたい
欲を言えば、タグ付けがめんどうくさいので自動でつけてほしい
参考:タグ付けができる画像管理ソフトはあまりない
昔はGoogleがPicasaというソフトを出していたけど、Google Photosに移行した段階で明示的なタグ付けが不可能になった
写真から推定して自動でタグづけしてくれるけど、アニメのキャラクターとかに名前をつけたりしてきれるところまで技術は進んでいない
そこでGyazoを使う
画像のキャプチャ・共有・検索サービス
かすかな記憶を頼りに画像を検索できる
Gyazoが役に立つシチュエーションの例
たしかあの人のツイートで見たような
2018年の夏頃に見たような
写真にメモをとった気がする
記憶を頼りにって、具体的にはどうやって検索するの?
キャプチャ時に、メタデータを自動的に記録してくれる
ここでいうメタデータとは次のようなもの
なんのソフトを使っていたときにとったキャプチャなのか
キャプチャしたときの時刻
画像のOCR結果の文字情報(有料会員のみ)
漫画のセリフのような縦書きでも概ねちゃんと認識される
Webページのキャプチャなら、タイトルの情報(ブラウザのタブに表示されている情報)が保持される
Twitterで画像を保存すれば、書いた人のアカウント名や発言もあとで検索するときに使える
○○さんが書いてたやつなんだっけ?みたいな曖昧な記憶でも検索できる
20%ぐらいの絵描きは「△△の絵です」というような発言をするので、なんの絵か自分で明示的に書かなくてもいい
情報が足りなそうなら、自分でメモを追加できる。後からの検索に利用できる
もっと詳しい説明
どのような発想でGyazoが生まれたかの説明

Gyazoで画像を管理するメリット
ブラウザで保存すれば、メタデータがつくので面倒なタグ付けがだいぶ省力化できる
作品名とかをタグ付け、メモしておけばほぼ確実に後から検索できる
Twitterのイラストをキャプチャしている例
メモ欄に #タグ をつけている。こうするとあとからタグで検索できる
今回はタグで表現したが、後から思い出せそうなワードならなんでも入力できるし、検索に引っかかる
「ミライアカリ 猫宮ひなた」などと書いておけば「ミライアカリ」「猫宮ひなた」で検索したときにヒットする
ツイート内容もこのとおり取れるので、検索できる
関連画像も出てくる
2021/08/21 追記 数ヶ月前から?ベータ版でさらに関連画像が強化された。タイトルが似てる画像を出したりできるようになった


既存の画像管理のしくみからGyazoにうつる上でのハードル
階層構造をタグでどう表現するか
同じでなくても良いが使い勝手は上位互換であってほしい
階層構造をすべてタグにする例
次のような階層構造があるとする
実写
髪 ─ (1)
キャラクター
髪 ─ (2)
このような場合、階層構造型の整理では の資料を全部引くためにはフォルダを複数個参照する必要があった。
どこに何のフォルダがあるのか忘れる 。・゚・(ノД`)・゚・。
タグベースだとこの問題は起きない
他方、タグベースだと絞込ができない
(1)は「実写」の「髪」の資料という絞り込みができる
タグで表現する場合、(1)は #実写 #髪 (2)は #キャラクター #髪 をつけてAND検索すればよさそう
しかし、現状GyazoはAND検索がないので絞りこめない
マイナス検索もない
複数の文字列やタグを指定すると、そのいずれかがついた画像が出てくる
全部出ても大した数にならないので問題ないかも?
ここをきっちりしたいならScrapboxで画像管理するとよいだろう
2021/1/18 基素 特に興味のある構造の場合にはScrapboxにページを作ってまとめるようにしている

Gyazoの課題
スマホからのアップロードが弱い
メタデータ取れない
APIが公開されているのでなんとかできそう

画像の活用
PureRefを使う

その他の画像資料の整理方法
pinterestを使う
得意なこと
フォルダでの整理
類似画像の発見
個人的には能動的に新しい画像を発見するために使うといいと思う基素
>Pinterestは送信時にどのフォルダに入れるか選べるので。
Gyazoにもタグ機能があるので保存時にタグを貼書くのでもよさそう
タグをクリックすれば一覧が出る
>Gyazoにもコレクションという機能があるが、Chrome拡張から送る時は選べない
確かに
でもいちいち選択できたらうっとおしいから難しいな
Gyazoったら開くページですぐにできればいい?
Eagleを使う
カラーでの検索はできる
Chrome拡張を使えば、タイトルやURLも自動でつく